駅
アラブ連合国際テレビ祭優秀賞受賞、NHK年間テレビドラマ脚本賞受賞、1966年モンテカルロ国際テレビ祭参加作品。真夏の昼さがり。上野発12時30分の急行盛岡行き列車になぜか乗らなかった三組の男女がいた。 真造と妻・ためは見送りにきた息子夫婦と共に、列車の中で発車を待っていた。それは、ガンを宣告された真造に生まれ故郷で穏やかなひとときを過ごしてもらおうと考える肉親たちの心づかいからだ。しかし、真造は自分の病気のことに気づいている…。昭との離婚を決意した里子は、実家に帰るため上野駅へきた。それを知った昭も駆けつけてくる。里子は平穏無事な生活を送っていることに物足りなさを感じているのだが、それが昭にはまったく理解のできない。病気の母親を見舞うために帰郷するチエを追って、上野駅にきた輝夫だったが既に列車は発車していた…。しかし、チエは待っていた。輝夫は混雑する駅で結婚を申し込む。真夏の上野駅を舞台にして展開される三組の男女の愛を描き出し、現代に生きるということをテーマに描く。【以上、チャンネルNECOサイト記事より引用】オールロケの作品。深町幸男が制作当時のことを後年回顧している。「私は、ロケーションが大好きです。『駅』というドラマは、若い世代の別離をテーマにしたもので、上野駅でオールロケしました。音楽は使わず、効果音も現場で録音したものだけを使う、という割合挑戦的なドラマを作りました。【この項、深町幸男「ドラマづくりは阿吽の呼吸」(「放送研究と調査」(NHK放送文化研究所刊)2009/08月号掲載)より引用】」
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