11話「人情まわり舞台」(脚本・中村努、黒木和雄監督)
原田芳雄、稲川順子、田武謙三 1979年7月9日 撮影は森田富士郎。
市に助けられ、惚れた女と逃げた男は幸せになれず、不幸のどん底。そこへ市が現われ、男は市に恩返ししようと努力をするが、それを知ったやくざ一家が市を狙い家を取り囲んだ。
▼原田芳雄はテレビ座頭市シリーズ3回目のゲスト出演。原田芳雄の回の演出は常に黒木和雄である。
博打場から出てくる男の足。外へ出た男は女を触る。新三(しんざ。原田芳雄)であった。 市と出会った新三は恩返しだとボロ家に連れて来て精一杯歓待しようとする。おつね(稲川順子)を酌婦に依頼する。潮来の漁師の息子だった新三は放蕩の果て、同郷の女おつねを身請けして助けるものの、市に生命を救ってもらう。しかし、いまや新三自身が乞食同然だった。やくざに脅された新三は、市に酒を飲ませれば、滅法酒に弱い市を殺すのは簡単だと請合う。そしてその日、新三が市に薦めた強い地酒の正体は水だった・・・・。