西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ(22) 京都・恋と裏切りの嵯峨野 広沢池に消えた悲恋の美女…嵐山線電車の通過音が真犯人のアリバイを崩す
久しぶりに休暇をとった十津川警部(渡瀬恒彦)は息抜きの定番にしている京都へ向った。十津川の定宿には先客(濱田万葉)がおり、時折女の口ずさむ悲しげな子守唄がもれ聞こえてくる。女将・芳子(松原智恵子)によると失恋旅行の女性らしい。翌朝、嵯峨野で小さな石仏に手を合わせる件の女を見かけた十津川はただならぬ 気配を感じて尾行、女の記した殺人予告文を見つけてしまう。慌てて後を追う十津川。しかし既に女の姿はなかった。ただの悪戯とは思えない。胸騒ぎを覚えた十津川は宿帳から高木亜木子と書かれた女の名前を見つけ、東京にいる亀井刑事(伊東四朗)に調査を依頼。だが、嵯峨野の女と亜木子とは全くの別人だった。亜木子(田中美奈子)は東京の事務所に席を置く弁護士だったのだ。女はなぜ亜木子の名を語ったのか。早速、亀井刑事は亜木子と接触するが全く身に覚えはないという。だが亀井刑事は亜木子の微かな動揺を見逃さなかった。一方、京都で女の足取りを追っていた十津川は、竹林で件の女の絞殺死体を発見。京都府警が捜査に乗り出すものの身元・動機ともに不明だという。そんな折、亜木子の出身地が嵯峨野と判明。更に被害者が死ぬ前に拝んでいた石仏の作者・相沢(久保酎吉)が見つかり、十津川は再び京都へ向った。貴船神社の薪能の後見を務める相沢と被害者とは何か接点があるのか。わずかな手掛かりを頼りに捜査を進める十津川たち。だが、その行く手には警察を震撼させるような事件が待ち受けていた…。「本作は「月曜ミステリー劇場」枠の第1作目。【この項、文:たかし】」【その他のクレジット表示】車輌・富士映画。撮影協力・京都東急ホテル、京つけもの うちだ、京福電気鉄道、大原工房、東放学園音響専門学校。協力・劇用車&カースタント Show Car Pro ONO。能楽コーディネイト・(社)仙会 笠井賢一。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成、データ協力:たかし)】
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能面士。弟子にイベントだし、アリバイつくり 美術 斉藤 公、藤田 博史、(衣裳・永島 常男)(化粧・吉野 節子(アートメイク・トキ))(協力・しみず工房)