税理士 楠銀平の事件帳簿2・領収書は語る
税理士・楠銀平が顧客の急死に不審を抱き、遺産を狙った殺人事件の真相を追求していくサスペンスドラマ。カメラ店主・吉野繁子(菅井)の家に泥棒が入ったと聞いた税理士の楠銀平(愛川)は、すぐさま繁子のもとへ駆け付けた。心配した繁子の娘・小田桐雅美(筒井)も、夫・求(山田)と子どもを連れて見舞いに来ていた。雅美は一人暮らしで身体があまり丈夫ではない母を心配してそろそろ一緒に暮らそうと言うが繁子は働けるうちは店を続けたいと言い張る。雅美と入れ違いに長男・健介(デビット伊東)がやって来た。【以上、BS-TBS番組広報資料より引用】
税理事務所をしている楠銀平(愛川欽也)は、会社会長をしている犬飼春太郎(織本順吉)の財産管理を任されるほど信頼されていた。春太郎には、長女・珠子(うつみ宮土理)と母親の違う次女・鈴江(東てるみ)、長男・竜一郎(小西博之)の3人の子供がいる。珠子は、出戻りではあるが、ずっと父の世話をしながら一緒に暮らしていた。ある日、春太郎から依頼されていた財産目録を届けに犬飼家を訪れた銀平は、春太郎がノイローゼ気味で心配だと珠子から相談された。春太郎の様子がおかしいのは銀平も心配していたので、何かトラブルに巻き込まれているのではないかと持ちかけたが、春太郎は何もないと言うばかりだった。しかしその夜、一人でドライブに出かけた春太郎が塀に激突して死んでしまったのだ。翌朝、訃報を聞き病院に駆け付けた銀平だったが、春太郎が慣れている所でハンドルを切り違えたということが信じられないでいた。葬儀にやってきた鈴江や竜一郎は、悲しむどころか遺産の話ばかり。怒った珠子と言い争いになってしまった。見かねた銀平は、遺言書が残っていないか家を探し、一通の遺言書を見つけた。早く遺産を手にしたい鈴江と竜一郎たちにせかされ、初七日に遺言状をあけることになった。しかし、春太郎には認知している子供がもう一人いることが発覚。遺産をめぐり犬飼家は醜い争いになっていった。【TBS広報資料より引用】