2023/12/20(水) ダイハツ、全車種出荷停止へ!!
2023/12/20(水) 大阪に本社がある自動車メーカーの「ダイハツ工業」が必要な衝突試験を行わずに不正なデータを使って国の認証を取得していた問題で、第三者委員会によるその後の調査で新たな不正が見つかり、会社は国内外のすべての車種で出荷を停止することがわかりました。
ダイハツ、64車種で不正確認 出荷停止は国内外の全車種に拡大
2023/12/20(水) 13:06配信
朝日新聞デジタル ダイハツ、64車種で不正確認 出荷停止は国内外の全車種に拡大 4月の記者会見で謝罪するダイハツ工業の奥平総一郎社長(手前)ら=2023年4月28日、東京都港区、近藤郷平撮影 ダイハツ工業は20日、車両の安全性を確認する衝突試験で不正をしていた問題で、これまで明らかになっていた計6車種だけでなく、すでに生産を終了した車種を含む64車種と3種類のエンジンで不正が確認されたと発表した。
衝突試験だけでなく、排ガスの認証手続きなどにも不正は及んでいた。同社は国内外の全車種の出荷を停止する。トヨタ自動車やマツダなどにOEM(相手先ブランドによる生産)供給している車種もこれに含まれる。
同日、弁護士らからなる第三者委員会の調査報告書を国土交通省に提出した。午後に奥平総一郎社長らが記者会見する。
国土交通省は同日、21日に同社への立ち入り検査を実施すると発表した。
2023/12/20(水) トヨタ自動車 豊田章男会長 「車にとって最も大切な安全に関わる問題であり、お客様の信頼を裏切る絶対あってはならない行為」
ダイハツの親会社であるトヨタの豊田会長は「心よりお詫び申し上げる」と述べ、謝罪しました。そのうえで、2009年に起きた大規模リコール問題を挙げ、「トヨタは逃げない、隠さない、ウソをつかないということをお約束した」と強調しました。
ダイハツは、タイなどでトヨタブランドとして販売する「ヤリスエイティブ」などについて、車体の衝突試験で不正な加工を行い、試験を通過していました。
トヨタグループをめぐっては、去年3月に日野自動車でエンジンの排出ガスなどでデータの改ざんが明らかになったほか、今年3月には、豊田自動織機でもフォークリフト用のエンジンの耐久試験で不正が行われたことが明らかとなっています。