TV/北の国から

'95秘密〜

北の国から '95秘密

1994年富良野に戻った純は市の臨時職員としてごみ収集車に乗っている。純は自衛隊を退官した正吉と町中のアパートで同居し、3年前の事故で足を傷めた五郎にも一緒に暮らすよう言っているが、五郎は自分で作り上げた石の家に風車で井戸水をくみ上げる装置を作ることや有機農業に夢中である。純は粗大ごみの集積場を山部山麓デパートと名付け、家具や家電を修理しては自宅で使ったり、知り合いにあげたりするのを趣味にしていた。そこに間違って粗大ごみに出された柱時計を探すシュウが来る。その時計は純が修理して五郎の家にかけていた。時計をシュウに返して北時計(カフェ)で二人は昔話をする。シュウもまた東京にいたが、語りたくない過去を持っている。純は札幌にいるれいと遠距離恋愛を続けていたが、れいは他の男から結婚を申し込まれている。純は石の家にシュウを連れて行き、五郎を紹介する。五郎の生きざまにすっかり惚れ込んだシュウは時々一人で石の家に行くようになる。ある日札幌で勇次に会った純は、蛍が勤務先の医師・黒木と不倫に陥り、駆け落ちしたと聞かされる。純はシュウと楽しそうに作業をする五郎を見て蛍のことを話すことができない。そんなある日幼馴染の広介がシュウのことで意味深な言葉をかける。純は正吉に問い正すが、その時2人の前に蛍が現れる。純は黒木の息子に連絡しようとするが、落ち着き先が決まったら必ず連絡させるという蛍に金を渡し、根室に向かう駅まで送って行く。純はその後ろ姿に強い女になった妹を見ていた。 正月休み純は広介にシュウがAV女優だったことを知らされる。荒れる純に草太は優しく諭すが、吹っ切れない純はシュウに辛く当たってしまう。一方五郎の家に蛍の上司である婦長が訪ねてくる。歓待する五郎だったが、彼女の夫が蛍と不倫の末、駆け落ちしたことを聞かされ愕然とする。五郎は一緒に蛍に会いに行ってくれと純に頼む。根室の落石に着いた五郎は蛍にかける言葉が見つけられずに酒を飲むしかできない。責めることなく、優しく言葉をかける五郎に蛍は自分で自分を責めていると激しく泣く。 ある日シュウは五郎を山奥の野天風呂に誘い、純が自分の過去の秘密を知ったらしいこと、それがひっかかって二人の関係がダメになりそうだと話す。結婚式を翌日に控えたれいから電話を受けた純はいつか二人で見た映画のように花嫁をさらいに行くと言う。翌朝車に置かれたシュウのメモをポケットにしまうと純は札幌に向かう。れいの幸せな姿を見届けた純は蛍に思いをはせる。部屋に戻ると五郎が来ており、シュウが待つ北時計に行くように勧める。ごみの車に乗るようになってよく手を洗うようになった純に五郎は人を長くやっていると誰でも汚れの一つは付くものだと諭すと、北時計に連れて行く。シュウは手紙を書いていた。シュウは東京でどうしてもCDデッキが欲しくてAVの誘いに乗せられた経緯を読み上げようとする。純はその手紙を破り捨てると山部山麓デパートにCDデッキを取りに行こうと誘う。

北の国から'95秘密

シリーズ第6弾。シリーズ初のハイビジョン制作。純(吉岡秀隆)はAV女優をしていた過去を持つシュウ(宮沢りえ)と出会い、恋に落ちる。一方、蛍(中嶋朋子)は妻子ある医者と最果ての地に駆け落ちする。それを知る父(田中邦衛)。それぞれに秘めた思いが交錯する。協力:北海道富良野市、北海道文化放送、新富良野プリンスホテル、日本エアシステム、北海道旅客鉄道、アビッドジャパン。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】《16:9》

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