渡る世間は鬼ばかり(渡る世間は鬼ばかり(7))
岡倉大吉(藤岡琢也)の次女・五月(泉ピン子)の嫁ぎ先の中華料理店・幸楽では、五月と勇(角野卓造)の長男・眞(えなりかずき)が大学受験に失敗。誰もが眞は幸楽を継ぐものと思っていたが…。一方岡倉では、大吉が親友の死にショックを受け自分の老後に不安を覚えていた。そんな父親を元気づけようと、五人の娘たちが久しぶりに顔を揃える。【以上、TBS広報資料より引用】協力:緑山スタジオ・シティ、東通。
【放送日時補足】第1回は拡大版(木曜21:00~23:24)。第40回は拡大版(木曜21:00~22:54)。最終回(第51回)は「最終回スペシャル」と題して拡大版(木曜21:00~23:04)。
【役名(演技者)】
小島五月(泉ピン子)
小島 勇(角野卓造)
岡倉大吉(藤岡琢也)
サワ(渡辺美佐子)
小島キミ(赤木春恵)
田島周平(岡本信人)
山下健治(岸田敏志)
高橋 亨(三田村邦彦)
本間長子(藤田朋子)
本間英作(植草克秀)
野々下長太(大和田獏)
本間由紀(小林綾子)
加津の母 みのり(熊谷真実)
本間常子(京唄子)
神林清明(愛川欽也)
青山タキ(野村昭子)
小島 眞(えなりかずき)
森山壮太(長谷川純)
田島聖子(中島唱子)
宮部 勉(山田雅人)
戸田 司(東新良和)
松本達夫(榎本たつお)
旅館の娘(水野千夏)
警官(森山米次)
高橋 望(冨田真之介)
野々下加津(宇野なおみ)
本間日向子(大谷玲凪)
看護師(丸山桂)
小島 愛(吉村涼)
野田弥生(長山藍子)
野田 良(前田吟)
野田あかり(山辺有紀)
秋葉和夫(倉田てつを)
戸田弓子(鶴田さやか)
戸田弘行(若山騎一郎)
保育士 北川(水町レイコ)
私服警官(井上夏葉)
婦人警官(柳下季里)
野々下 隆(田中恭兵)
野田勇気(山内秀馬)
波江(久松夕子)
【出典:ドラマ本体クレジット表示(採録:古崎康成(17)(28)(36))】
渡る世間は鬼ばかり(7)新春特別編
これまでの流れを整理した総集編的内容。『渡る世間は鬼ばかり』にしては今回、視聴率的に伸び悩んでいるため急遽企画されたといわれている。
第7シリーズ
岡倉大吉とおかくら
おかくらに壮太の父が現れる。金持ちの会社経営者と再婚するので壮太を引き取りたいという。しかし、壮太は板前を続けたいと言って断る。葉子の結婚がとうとう決まり、岡倉の名前とおかくらの店を継ぐ者がなくなったため、大吉は意欲をなくし店を続けていくことを迷う。
野田家
あかりの元へ和夫が訪れる。いわきの土地家屋は全て処分したので、これからは東京で一緒に暮らしたいという。しかし、あかりは固辞する。希望をなくし和夫は自殺を図る。孫の勇気が和夫を慕う姿を不憫に思い、弥生と良はごはんやで和夫を雇う。勇気が幼稚園に入りたいと願っていることを知り、和夫と弥生夫婦はあかりを説得するが、あかりは承知しない。やっとのことで勇気を幼稚園に入園させる。父親を慕う勇気を見ているうちに、いつしかあかりは和夫を許すようになる。あかりが和夫に復縁話を持ち出した時、和夫は自分の父親としての役目は終わったと言ってあかりのもとを去る。
厳しい姑と夢だった水耕栽培を諦めた意気地のない和夫に失望し、長男の勇気を出産したのちに離婚、東京へ戻る。家の中で育児だけに専念することに耐えられず、子連れでできる仕事を探す。その結果、両親の「ごはんや」を仕入先としておむすびの移動販売車を考案し開業する。 第8シリーズでは勇気と同じ保育園に通っているはるかの父親、浅田和久と親密な関係になる。浅田がシンガポールへ転勤になり、さらに浅田からプロポーズの言葉を受け、弥生の反対を押し切って勇気とともにシンガポールへ行くという決心もつくのだが、第8シリーズ第48話で浅田から別の女性と結婚することになったと突然告白され破局する。第9シリーズ第1話で販売権を他人に売り、勇気を残して恋人に会いに行くために海外へ旅立つ。しばらくしてなぜかスイスからキャッシュカードが届き、手紙には勇気のために毎月10万円を振り込むと手紙に書かれていた。その後は話にも登場しない。
小島家
健治のケータリング事業*1が伸びていた。しかし、無理な営業がたたってか食中毒事件に巻き込まれる。 愛は銀行へ就職する。しかし勇から帰りが遅いと叱られ、そして一人暮らしをしたいと家を出て行く。しかし銀行の上司とのセクハラ事件に巻き込まれ窓口業務をはずされたことで希望をなくし銀行をやめる。インターネットを使ったホームページ製作の小さな会社を仲間と作るが開業の資金が用意できず倒産させる。失意の愛は城代正則との結婚を決断するが、城代は既に別の女性との結婚を決めていた。 加津は母親と連絡を取っていたことを野々下に知られる。加津の母みのりは旅館をやめて東京に移り、老舗の和菓子屋に住み込みではたらく。そしてそこの女主人に気に入られる。 キミは脳血栓を患い不自由な身体になる。一緒にリハビリをしようと久子がアメリカ・ニューヨークから迎えに来る。
高橋家
音大を目指しているはずの望は路上ライブをやっていた。文子は驚くが、望は大学へは行かずにプロのミュージシャンになると言い出す。
葉子
葉子は仕事の便宜上、宗方と付き合い続けていた。しかし、政子や宗方との関係を清算しようとした時、宗方の膵臓ガンが発見される。病気を隠し通すために葉子は宗方との結婚を決意する。葉子の努力の甲斐あって、宗方の手術は成功し全快する。しかし結婚したとたん、政子と宗方の嫁としての役割を求める無言の圧力を感じ、葉子は宗方との結婚を後悔する。
本間家
大阪から由紀がやってきて、伸彦とその姉が本間病院の経理を一手に握り、利益を持ち出して姉名義の新しい病院を作っていると訴える。そして由紀は伸彦との離婚を決意する。常子は行き場を失い、神林からの求婚を受けることを決める。英作はそれが面白くない。長子は婿同様の気分で岡倉家で小さくなっている英作のために近所に小さなマンションを借りる。
#5- 幸楽食中毒騒動