粛慎(みしはせ、あしはせ)がやってきた!
圃場の越冬に備えているホワイトダックが気になり、アヒル用飼料、ご機嫌取りの乾燥粒を小脇に抱えて、当社帰省役員が田んぼに偶然いた。
それを待っていたように、農道に1台の軽トラが尾行、待ち伏せ、張り込みとは言わないが、偶然見かけて、すかさず農園に横付けされた。
偶然がなした二者の出会いであった。
雨上がり、二輪の鮮やかな虹が平野を轢断し5羽の茜色の朱鷺がそれをくぐっている。
うちの農場に来るのは朱鷺とトンビと鶏泥棒だけだが、屈強な一見、ミシハセらしき人が10/27やってきた。ミシハセは露人で島人が害ありとして毒殺したと日本書紀にある。
一見判別、モンゴルにいたこともあるというからあながち、間違いではなかったが。
不機嫌に外人来場者と認識し、鶏舎と農道の境の陣幕をまくる。
初対面、いきなり「雌のアヒルをいらないか?」と子供だろうか、背の低い同行者が、問うてきた。拙い英語で対抗すると日本語堪能なフランス人らしい。 拙い英語を喋る日本人と、仏語じゃない堪能な日本語での会話が始まる。 仏人が日本語、日本人が英語、はたでみてると奇妙、奇怪な対談光景である。
Where do you come from?
出身はどちらですか?
Je viens de France.(ジュ・ヴィヤン・ドゥ・フランス)
フランスから来ました。
飼っていて要らなくなった雌アヒルをくれるという話かと思った。が、あとからわかったことは彼は作家で養鶏家であった。美術家、レストラン·コンサルタントの肩書もあるらしい。有名な真野のレストラン、ラ・パゴッドのオーナーてあった。
お土産にホワイトダック7個と烏骨鶏5個の卵を進呈したが、あとから彼のHPを拝見したらアヒルも烏骨鶏も彼は飼っており、孵卵器も所持していた。 言ってくれればいいのに、彼は財布を出して金を払おうとした。固辞して彼は上機嫌てかえった。卵は必要なのだ。
失礼しました。冷や汗。ホワイトダックと土地固有の溜池で飼っているらしい。フランス料理には雄のアヒルのみ屠殺するのだろうか。
You are a famous man on this island.
貴方、この土地では有名ですよ
仏人は上機嫌である。
弊社もキャパ居酒屋をやろうとしてたら町中河原田の空き店舗に頭金を打ったことがあるが、店長に逃げられだめになったことがある。仏人は、先んじてレストランをやっていた。20年前の弊社の夢物語を仏人は2010年に実行、成功していた。
こちらの生産量はシーズンで200個以上の卵が生まれたと説明すると、仏人は驚き目を丸くした。
仏人のレストランが、大入り満員、大繁盛で自分の鶏舎の5羽でまかないきれなくなり、放牧アヒルの有精卵が必要になれば、また、あらわれるだろう。
再会を楽しみにしている。
2026/10/27 紫戸屋
YB卵供給店経緯
2006~銀座居酒屋平尾➡居酒屋歌留多➡幻のキャバ居酒屋縁ちゃん➡真野三ツ星レストランw
思えば遠くに来たもんだ