渡る世間は鬼ばかり(渡る世間は鬼ばかり(3)、渡る世間は鬼ばかり(第3シリーズ))
五月(泉ピン子)は小姑の邦子(東てる美)がふたりの子どもを連れて出戻り、忍耐の日々。そんなある日、客の明子(西部里菜)が支払う金がないと言い出した。「五女・長子(藤田朋子)の出産騒動も一段落し、岡倉大吉(藤岡琢也)・節子(山岡久乃)夫婦にも再び平和が訪れたようにみえた。ところが、中華料理店・幸楽に嫁いだ次女の五月(泉ピン子)は、小姑の邦子(東てる美)が出戻ってきてから、相変わらず不安と忍耐の日々を送っていた。その幸楽で無銭飲食事件が起こった。隅の席でラーメンをすすっていた明子(西部里菜)が、いきなりお金がないと言い出し、閉店まで皿洗いをすることになる。そればかりか明子はずっと幸楽で働きたと言い出しキミは大反対。絶対に雇わないというキミを五月が説得し、結局幸楽で働くことなった。【この項、TBSチャンネル広報資料より引用】」第13回(6月27日放送分)で結婚前の身元調査を無批判に是認するかのような場面・言動があり、視聴者から不適切であるとの指摘を受け、翌週番組の終りにお詫びのテロップが流された。パート1から高橋年子役で出演していた河内桃子がアルツハイマー病に冒される役柄を演じることとなり毎回延々と奇怪な言動を演じさせられ、精神的な負担の重さを感じさせられた。その影響かは不明だが本作終了の1年半後、1998年11月死去。第1回目はスペシャル版で木曜21:00-22:54。第26回もスペシャル版で木曜21:00-22:54。第38回も年末スペシャルとして同様の枠で放送。最終回もスペシャルとして同じ枠で放送。協力:緑山スタジオ・シティ。
【役名(演技者)】
小島五月(泉ピン子)
岡倉大吉(藤岡琢也)
岡倉節子(山岡久乃)
小島キミ(赤木春恵)
野田弥生(長山藍子)
高橋文子(中田喜子)
高橋 亨(三田村邦彦)
岡倉葉子(野村真美)
本間長子(藤田朋子)
本間英作(植草克秀)
野田 良(前田吟)
野田ハナ(杉山とく子)
田島周平(岡本信人)
小島邦子(東てる美)
高橋年子(河内桃子)
山口政子(草笛光子)
小島 勇(角野卓造)
山形明子(西部里菜)
野田あかり(山辺有紀)
小島 愛(吉村涼)
小島 眞(えなりかずき)
高橋 望(冨田真之介)
野田武志(岩渕健)
松本達夫(榎本壮一)
小出文平(横田進)
幸楽の客(田村元治、森山米次)
おかくらの客(山崎猛、冷泉公裕、海沢昌代)
小島 隆(五十嵐迅人)
小島ミカ(小此木麻里)
山口太郎(船越栄一郎)
本間常子(京唄子)
アパートの隣人(広岡由里子)
本間日向子(高塚麻衣)
【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成(1)(45))】
第3シリーズ
岡倉夫婦(シリーズテーマ「おかくら改装」)
山口政子の事業が失敗し、おかくらは閉店せざるをえなくなる。新店舗購入の資金もなく、大吉は商売を諦める。しかし、葉子が自宅を改装して住宅地にある落ち着いた店としておかくらを再開することを提案する。改装の期間、大吉節子夫婦は暮らす場所を求めて娘たちの家を順番に訪れる。台所とリビングと和室を店舗用に改装し、新しいおかくらが開店する。
野田家(シリーズテーマ「娘の結婚」)
女子大を卒業したあかりは、単身赴任中の良の看病のため訪れたいわきで、梨農家の息子和夫と知り合う。弥生の反対にもかまわず、あかりは和夫と結婚する。いわきの工場が閉鎖されるのに伴い、良は東京へ戻ってくるが、仕事を持つ弥生とのすれ違いが目立つようになる。会社の再建のため、良は重役へと昇進する。一方武志は大学進学を嫌い、好きな仕事をしたいと自動車修理工になるため家を出て行く。
小島家(シリーズテーマ「小姑との同居、小姑の不倫」)
五月は相変わらず姑のキミと、離婚して出戻ってきた邦子の機嫌を伺いながら生活している。小姑の久子家族は幸楽を辞めてアメリカ・ニューヨークへ移住した。邦子は子供には父親が必要だと考え、妻のある立石一茂と不倫関係に陥る。立石との再婚を目指した邦子だったが、立石は癌にかかり、結局は死亡する。 高橋家(シリーズテーマ「アルツハイマーの姑の介護」) 亨の母年子がアルツハイマーになる。文子は献身的に介護をするが、年子の状態は一向によくならない。 葉子(シリーズテーマ「二度目の婚約破棄」) 葉子はこれからは照明デザイナーよりも一級建築士の時代であると言い、資格取得に懸命になる。山口商事の業績悪化に伴い、山口太郎との婚約が破棄となる。
本間家(シリーズテーマ「嫁姑問題」)
長子は英作と結婚し、大阪の本間病院で暮らすが常子とうまくいかず離婚覚悟で東京に戻ってくる。英作との二人だけの生活が始まるが、なにかにつけ常子が現れて本間家の嫁の立場を説く。