[初出1987]
「ぼうや、神は人間に必要なものをそっと自然の中に隠しておいたんだよ」
人類はウイルスで絶滅、抗体をもった一部のヒトのみが生き残った・・・
渡航制限、外出制限で軍隊まで出動させたが自分たちがもう死んでいることに
気づいていなかった・・・
権力者たちはひそかに貧しい感染者を治療と称して隔離し、殺処分・焼却処分にしていた
医者は待遇不満だとわめきちらし、政治家は感染防止をよくやっていると自画自賛、
成金、金の亡者どもはワクチンを独占使用しようと血眼でマスクと金をばらましていた
そんな中で、すでにこのウイルスを克服・協調できて発症しない自分に
気づくものがではじめていた・・・
検査、検査と感染者・政治家は彼らの所在を確保・管理しようとし始めた
汚染者はその肉体を切り刻んでも彼らの「抗体」を得ようと、「追っ手」まで
差し向けてきた・・・
逃れた抗体所持者たちの合言葉
「ひとまずマップリピッツの丘を目指せ!」
物語はそこから始まる・・・
コロナワクチン探しの旅は「不要不急」かw
ヒトが大切に飼っていた「動物」がそれを
もっていた・・・わけだが誰もまだ知らない
動物と寝起きを共にしていたその相互の信頼と濃厚な接触がバリアとなりヒトの血管を食い散らす新型ウイルスを寄せ付けなかった
#ref(): File not found: "yk.jpg" at page "YUMA実験農場/2020-04-16"