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探偵物語

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探偵物語

一匹狼の私立探偵、工藤俊作(松田優作)がドジを踏みつつ、時に鋭い活躍を見せる。丸山昇一の脚本デビュー作。松田優作と第1回・第18回ゲストの熊谷美由紀は後に結婚。
各話サブタイトルは以下の通り。
第1回「聖女が街にやって来た」
第2回「サーフシティ・ブルース」
第3回「危険を買う男」
第4回「暴力組織」
第5回「夜汽車で来たあいつ」
第6回「失踪者の影」
第7回「裏街の女」
第8回「暴走儀式」
第9回「惑星から来た少年」
第10回「夜の仮面」
第11回「鎖の街」
第12回「誘拐」
第13回「或る夜の出来事」
第14回「復讐のメロディー」
第15回「脅迫者」
第16回「裏切りの遊戯」
第17回「黒猫に罠を張れ」
第18回「犯罪大通り」
第19回「影を捨てた男」
第20回「逃亡者」
第21回「欲望の迷路」
第22回「ブルー殺人事件」
第23回「夕日に赤い血を!」
第24回「ダイヤモンド・パニック」
第25回「ポリス番外地」
第26回「野良犬の勲章」
第27回「ダウンタウン・ブルース」
一部資料では放送終了が1980/2/12と記載されているが誤り。協力:ジャパンベスパ、紳士服エフワン、キャラバン。制作協力:横浜ドリーム・ランド(9)、鳥羽 ニュー美しま(21)。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】

CAST

工藤 俊作 - 松田優作

東京に工藤探偵事務所を構える私立探偵。ユーモアと自由を愛する男。 横浜で育ち、サンフランシスコで刑事をしていた過去を持つ。とある事件で仲間が殺された事で、その悲しみから仲間を作る事を恐れるようになり、日本に戻る。 黒いスーツ(白や茶のストライプスーツを着ることもある)と派手なカラーシャツを着こなし(ベルトは使わずサスペンダーを愛用)、ソフト帽とサングラスを愛用。移動手段はベスパP150X。タバコはキャメルを好み、(カルティエ製)ライターの火力は常に最大。また、冬季はスーツの上からダウンジャケットを着込む(第23話、第24話ではテーラードコートを着ていた)。聞き込みの際には情報提供者にマイク付きテープレコーダーのマイクをかたむける。風俗店の常連客でトルコ風呂(ソープランド)を好んで通っている。万年金欠気味だが、依頼人から金を渡されても、心情的に納得できないと受け取らないことがある。 第1話の影響で死体には手を合わせずに帽子を取りキリスト教式の十字を切る。 乙女座生まれの潔癖症(第12話)、血液型はAB(第11話)で、下半身が無毛症(第13話)。 「コーヒーに砂糖とミルクは入れない主義」、「午前中と日曜日は仕事をしない主義」、「職業蔑視はしない主義」、「手相は見ない主義」、「相手にかかわらず約束は守る主義」「家庭のトラブルは扱わない」など多くの主義を持つ。 愛飲している飲み物はシェリー酒(主にティオペペ)と酪農牛乳。また、コーヒーのブレンドにうるさい。ブルーマウンテン・キリマンジャロ・モカをブレンド(最終話でのマスター(柄本明)の台詞)。月に1回、一人で豪勢なディナーを食べるのがささやかな楽しみ。 就寝時はピンクのパジャマにアイマスク。 船舶に弱く、乗っているだけでも嘔吐感を催し昏倒する。 イレギュラーな場面に遭遇し警察に嫌疑をかけられ新聞沙汰になる事も多々あるが前科はない(ただし、度々拳銃を不法に入手して発砲しており、服部がわざと見逃した事も)。 施錠されているドアを易々と外し、手錠をかけられても素手で外すことが出来る。 最終話にて、殺された仲間の復讐を果たした後、終盤で男に刺されるが、その後の生死は不明。 「工藤」という名前は、人物設定を手掛けた柏原寛司の高校時代の恩師に由来する(一般には映画監督の工藤栄一に由来しているという俗説が流布しているが、これは誤り)。 事務所の所在地は、第2話で本人が「渋谷」と発言しているが、名刺には「東京都千代田区平河」と印刷されている。 ナンシー - ナンシー・チェニー 工藤探偵事務所と同じビルに住むファッションモデルの卵。頻繁に事務所を訪ねて居留守を決め込むつもりが勝手に事務所の電話に出るなど工藤の世話をやきたがる。

かほり - 竹田かほり

ナンシーと同居している女優の卵。ナンシー、かほり共に、工藤の事務所を自分の部屋同然に思っているらしく、二人そろって下着同然の姿で徘徊しては、松本刑事をドギマギさせていた。第25話では出番の少ない工藤の探偵代理として、松本と共に意外な活躍を見せるシーンが目立った。

相木 マサ子 - 倍賞美津子

敏腕の女弁護士。愛称「ボインちゃん」。才色兼備で活動的な女性だが、金にうるさい。愛車はマツダ・コスモ。初登場の第3話で大型トラックとヘリコプターとのカーチェイスの末に横転、大破させられてしまうがなぜか第7話でまったく同じ車に乗っている。単独でドヤ街の犯行現場に赴いたり、犯罪者と知りながら直接行動を共にするなど大胆な面も持つ。第3話、7話、13話、14話に登場。

服部刑事 - 成田三樹夫

「工藤ちゃん!」が口癖で、事あるごとに工藤に付きまとい、因縁をつける刑事。横柄な態度で指図し指示を出すが女性に対しては丁重に扱う。そのために工藤からは煙たがられているが、工藤の違法行為を目こぼしする等、後半以降は工藤の良き協力者という側面も強調されるようになる。何度も工藤の上前をピンはねしたり、恐喝まがいで袖の下を受け取ったりと金に汚い悪徳警官ぶりが災いして第25話で窮地に陥る。松本刑事と同じく事件に対する洞察力、推理力がまるで無く、安易に工藤を誤認逮捕する事もしばしばあり腐れ縁のようになっているが、最終回では逆にこの無能ぶりが工藤を救う結果となる。このドラマで有名な「工藤ちゃ〜ん」というセリフは彼によるもの。極度の肩こりでよく金槌で肩を叩いている。

松本刑事 - 山西道広

服部の部下。刑事としてのキャリアは5年ちょっと(第17話)。工藤のことを「乞食野郎」などと目の敵にしており、何かと口実をつけて逮捕しようとする。終盤になると工藤の腕前を認めているかのような行動を見せるようになり、第25話で服部刑事が罠に落ちた際には真っ先に工藤を頼ってきた。女性に関してはウブな一面があり、相木の色仕掛けにより学生時代の初体験を白状したうえ、捜査情報を吐かされたことも。第20話では泥酔して破廉恥行為をした弱みを工藤に握られ、頭が上がらなくなってしまう。服部の汚職行為を咎めもせず、おこぼれも頂戴している等ダーティーな一面もあるが、刑事という自分の職業には情熱と誇りをもっており、その高き誇りゆえ社会的弱者を蔑視する傾向をもつ。 ダンディー - 重松収 工藤の昔からの腐れ縁。ビリヤードを嗜み、イタリアンマフィアの様なファッションで決めているが、4歳になる娘がいる。工藤以外には子持ちであることを秘密にしており、工藤にそのことを弄られると「カンベンしてよ」と狼狽する。工藤からの要請で盗聴の委託も引き受けたり、闇の世界の情報を提供する。最終話の終盤、工藤と最後に言葉を交わした人物。

イイヅカ - 清水宏

表向きは骨董屋だが、裏では工藤に拳銃を渡している。映画マニアで、視聴した作品の批評を工藤相手に展開することが多い。その反面、自分がチェックしていない作品について工藤から突っ込まれると、著しくヘコむ。酒を飲むと泣き上戸になる。最終回では、工藤からの依頼でタケシ(古尾谷雅人)の身を匿ったことから、事件に巻き込まれ落命する。

イレズミ者(初代) - 野瀬哲男

工藤を「兄貴」と呼んで慕うチンピラ。イレズミといっても背中に「イレズミ者」と文字が書いてあるだけである。目立った活躍がないまま途中で姿を消す。 背中の文字の近くには桜の花びらが描かれており、毎回1枚ずつ描き加えていく予定だったが、画面では文字の印象が強すぎて目立たなかったという。

イレズミ者(2代目) - 前田哲朗

初登場となる第19話の本編中で披露式が行われた(その際は「イレズミ者パート2」と呼ばれていた)。工藤を「先生」と慕う。イレズミといってもイレズミ柄のシャツを着ているだけである。第26話では、出番の少ない工藤に代わるかのように出ずっぱりの活躍を見せるが、イイヅカ同様、事件に巻き込まれ最終回で殺害される。

サブロー - 庄司三郎

主に風俗関係の事件で工藤に色々と情報を教えてくれるポン引き。

京子 - 橘雪子

事務所近くの風俗店に勤めるトルコ嬢。しかし、ストーリーによって異なる名で呼ばれている。

山崎 - 榎木兵衛

「あたしゃ、な〜んも知らないの」と言いながら工藤に色々と情報を提供する宝石の故買屋。表向きは「山崎商事」という金融会社を経営する。酒好きで、登場時は大体酔っ払っている。また、第24話では「エノやん」とも呼ばれる

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