#author("2021-08-31T03:31:33+02:00","","")
[[日本の艦船]]
*バシフィック エキスプレス [#t7bc7cd7]
パシフィック エキスプレス（PACIFIC EXPRESS）は、マリンエキスプレスが運航していたフェリー。
美々津丸の代船として三菱重工業下関造船所で建造され、1992年に川崎 - 日向の京浜航路に就航
竣工当時は通年での航海速力において世界最速のカーフェリー
旧船美々津丸が旅客中心の仕様であったことから、トラックの輸送量が限られている状況を勘案しトラック重視の仕様としつつも船内は気品さと優雅さのあるデザイン
また川崎港の岸壁を考慮し世界初の降下式ランプ兼用のバウバイザー「ダウンバイザー」を船首に取り入れた
1994年には宮崎側のターミナルに宮崎港を追加しフェニックス エキスプレスと共に日向・宮崎の隔日運航を実施。2002年には宮崎航路を高知港、日向航路を那智勝浦港へ途中寄港を開始した。
2005年経営悪化による京浜航路休止に伴い海外売却。韓国・C&CRUISE社「KC RAINBOW」として平沢 - 日照航路、2010年に韓国・グランドフェリー社「Secomaru」、2013年から2015年に中国・日照海通班輪「日照東方」、2016年からメキシコ・BAJA FERRIES「BAJA STARS」として運航。
#ref(TV/高橋英樹の船長シリーズ/(10)太平洋殺意のうず潮/scho10_05.png)
*要目 [#ydd83bc6]
-総トン数 11,582トン
-載貨重量 5,113トン
-全長 170.0m
-垂線間長 158.0m
-型幅 25.0m
-深さ 10.0m（D甲板）
-満載喫水 6.5m
-機関方式 ディーゼル
-主機関 NKK-SEMT-Pielstick 14PC4-2V×2
-推進器 2軸
-最大出力 23,100ps×2
-定格出力 20,790ps×2
-最大速力 27.4ノット
-航海速力 26.2ノット
-航続距離 2,000海里
-旅客定員 660名
-乗組員 50名
-車両搭載数 12mトラック100台、乗用車90台
-建造：三菱重工業下関建造所
経歴
-起工 1992年3月4日
-進水 1992年6月16日
-竣工 1992年11月12日
-就航 1992年11月20日
-運航終了 2005年6月13日
所有者
-マリンエキスプレス（1992-2005）
-船舶整備公団
C&CRUISE（2005-2010）
-グランドフェリー（2010-2013）
-日照海通班輪（2013-2015）
-BAJA FERRIES（2016-）
運用者
-マリンエキスプレス（1992-2005）
-C&CRUISE（2005-2010）
-グランドフェリー（2010-2013）
-日照海通班輪（2013-2015）
-BAJA FERRIES（2016-）
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