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[[Movie/仁義なき戦い]]

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*仁義なき戦い 完結篇 [#o7ec37a1]
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仁義なき戦い 完結篇

-製作=東映(京都撮影所) 
-1974.06.29 
-9巻 2,669m 98分 フジカラー シネマスコープ
-企画:日下部五朗
-監督:深作欣二
-助監督:皆川隆之
-脚本:高田宏治
-原作:飯干晃一
-撮影:吉田貞次
-音楽:津島利章
-美術:鈴木孝俊
-録音:溝口正義
-照明:中山治雄
-編集:宮本信太郎
-衣裳:豊中健
-記録:田中美佐江
-疑闘:上野隆三
-進行主任:上田正直

配役
-広能昌三(広能組組長):菅原文太
-松村保(武田組若頭・天政会理事長のち三代目会長):北大路欣也
-市岡輝吉(市岡組組長):松方弘樹
-かおる(杉田の娘):野川由美子
-佐伯明夫(広能組組員):桜木健一
-江田省一(江田組組長・天政会常任理事):山城新伍
-氏家厚司(広能組若頭):伊吹吾郎
-村田静子(明夫の姉):中原早苗
-寿美子(小料理屋おかみ・市岡の情婦):藤浩子
-江里(スタンド「藍」ホステス):賀川雪絵
-光子(山守の情婦):橘麻紀
-間野豊明(大友組若頭):山田吾一
-大久保憲一(呉の長老):内田朝雄
-早川英雄(早川組組長・天政会幹事長):織本順吉
-平手君郎:鈴木瑞穂
-河野幸二郎(河野組組長):天津敏
-千野巳代次:曽根晴美
-加賀亮助(早川組組員):八名信夫
-久保田市松(早川組若頭):高並功
-近藤新一:阿波地大輔
-織田英士(武田組組員・松村の舎弟):西田良
-鶴達男(槇原組若頭):国一太郎
-広島県警第二課長:穂高稔
-水本登(広能組組員):野口貴史
-清元忠(広能組組員):寺田誠
-岩見益夫(広能組組員):大木晤郎
-神戸泰男(市岡組組員):唐沢民賢
-宗方良三(市岡組組員):白川浩三郎
-藤村勇吉(武田組組員):広瀬義宣
-丸山勝(武田組組員):成瀬正孝
-杉田佐吉(広島天政会参与):鈴木康弘
-金沢茂久(大友組組員):誠直也
-久野看守:蓑和田良太
-真弓:丸平峰子
-若い娘:司京子
-清美:宇治知美
-守屋等(槇原組組員):川谷拓三
-ナレーター:酒井哲
-友田孝(武田組組員):沢美鶴
-常岡元次(宇品天政会参与):岩尾正隆
- 	 	島田秀雄
-金田守(江田組組員):木谷邦臣
-楠田時夫(早川組組員):藤沢徹夫
-阿木翁:北川俊夫
-野地進一(市岡組組員):片桐竜次
-丸本貫一:秋山勝俊
-村田富雄:宮城幸生
-弓野修(広能組組員):司裕介
-関谷徹(広能組組員):松本泰郎
- 	 	白井孝史
- 	 	畑中伶一
-工員A:奈辺悟
-遠井銀之助(市岡組組員):松田利夫
-末長博(市岡組組員):池田謙治
-捜査員:森源太郎
- 〃 :波多野博
-新聞記者:前川良三
-工員B:鳥巣哲生
- 	 	大谷敬典
-吉田:若宮孝二
-国松吉郎(市岡組組員):岡賢治
-時正夫(武田組組員):鳥井敏彦
-的場文夫(槇原組組員):高月忠
-槇原政吉(槇原組組長・天政会常任理事):田中邦衛
-山守義雄(天政会初代会長):金子信雄
-大友勝利(大友組組長・天政会副会長):宍戸錠
-武田明(武田組組長・天政会二代目会長):小林旭

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*配役 [#e6989802]

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広能組(モデル・美能組)

-広能昌三 - 菅原文太:広能組組長。長い刑期を勤め出所。天政会不参加。シリーズの主人公。美能幸三がモデル
-氏家厚司 - 伊吹吾郎:広能組若衆頭。薮内威佐夫がモデルとなった。
-水本登 - 野口貴史:広能組若衆。シリーズ5作全てで広能の若者。
-清元忠 - 寺田誠:広能組若衆。槇原組長を射殺。モデルは木元敏治。
-佐伯明夫 - 桜木健一:広能組若衆。襲撃用水中銃の暴発により自らの脚を誤射。槇原組長射殺の報復で映画館前で射殺された。モデルは田島重徳。
-村田静子 - 中原早苗:佐伯の姉。拳銃を買うために佐伯に睡眠薬入りコーラを飲まされ、店の売り上げを盗まれる。
-弓野修 - 司裕介:広能組若衆。
-関谷徹 - 松本泰郎:広能組若衆。
-岩見益夫 - 大木晤郎:広能組若衆。

天政会(モデル・共政会)

-山守義雄 - 金子信雄:天政会初代会長。山守組を政治結社天政会に改める。武田に会長の座を譲ったあとは表舞台からは消えるも、再び会長の座を狙い暗躍する。山村辰雄がモデルとなった。
-武田明 - 小林旭:天政会二代目会長。ヤクザ撲滅運動をかわすため山守組等広島ヤクザ組織を政治結社へ改組。服部武がモデル
-松村保 - 北大路欣也:天政会理事長。武田が刑務所に服役中には会長代行。武田出所後理事長に復任するが、武田引退に伴い三代目会長となる。武田組若頭。モデルの山田久は十七年に渡り会長を務め、共政会の礎を築いた。
-江田省一 - 山城新伍:天政会常任理事。のちに副会長となり松村の三代目就任を支援する。松村の就任挨拶に訪れた大阪西成の車上で、松村とともに早川組の残党から銃撃を受け惨殺された。江田組組長。原田昭三がモデル
-杉田佐吉 - 鈴木康弘:天政会参与。金融屋。武田の経済顧問。市岡組に殺される。住吉辰三がモデル
-かおる - 野川由美子:杉田の娘。のちに松村の妻。モデルは山田久の妻、山田多美子。
-常岡元次 - 岩尾正隆:宇品天政会参与
-織田英士 - 西田良:武田組若衆
-大久保憲一 - 内田朝雄:呉の長老。海生逸一がモデルとなった。
-江里 - 賀川雪絵:ホステス。
-光子 - 橘真紀:山守の女。
-藤村勇吉 - 広瀬義宣:武田組組員
-丸山勝 - 成瀬正孝:武田組組員
-友田孝 - 沢美鶴:武田組組員
-金田守 - 木谷邦臣:江田組組員
-時正夫 - 鳥井敏彦:武田組組員
-天政会幹部 - 島田秀雄
-武田組組員 - 畑中伶一

河野組(モデル・浅野組)

-河野幸二郎 - 天津敏:河野組組長。松村の後見人的存在。浅野眞一がモデルとなった。

槇原組(モデル・樋上組)

-槙原政吉 - 田中邦衛:天政会常任理事。槇原組組長。呉で広能と対立。呉の露店巡回中に広能組の若衆により射殺される。樋上実がモデル
-守谷等 - 川谷拓三:槇原組若衆。
-鶴達男 - 国一太郎:槇原組若頭
-的場文夫 - 高月忠:槇原組組員
-槇原組組員 - 白井孝史、大矢敬典

大友組(モデル・村上組)

-大友勝利 - 宍戸錠:天政会副会長。大友組組長。第二部の大友勝利と同一人物の設定。敵対する市岡と掟破りの兄舎弟盃を交わす。松村との天政会内の勢力争いに破れ、最後は拳銃2丁をズボンに挟み、タクシーを止めようとしたところを警察に銃刀法違反の現行犯でパクられ、6年の刑を打たれる。村上正明がモデル
-間野豊明 - 山田吾一:大友組若衆頭。のちに「ついてゆけぬ」と逆破門状を勝利に叩きつけ松村の右腕に。モデルは村上組幹部平野一明。
-金沢茂久 - 誠直也:大友組若衆。
-阿木翁 - 北川俊夫:大友組若衆。

早川組(モデル・山口(英)組)および百人会(モデル・十一会)

-早川英男 - 織本順吉:天政会幹事長。早川組組長。大友を立てて松村と対立。山口英弘がモデルとなった。
-久保田市松 - 高並功:早川組若衆頭。早川の親・松村要員。十一会会長竹野博士がモデルとなった。
-加賀亮助 - 八名信夫:早川組若衆頭補佐。早川の反・松村要員。就任挨拶回りの松村らを大阪で襲撃。十一会副会長梶山慧がモデルとなった。
-千野巳代次 - 曽根晴美:旅人。就任の挨拶回りで大阪を訪れていた松村、江田らの乗った車を襲撃。モデルは萱野正昭。
-楠田時夫 - 藤沢徹夫:早川組組員
-近藤新一 - 阿波地大輔:早川組組員

市岡組(モデル・宮岡組)

-市岡輝吉 - 松方弘樹:広能の舎弟。天政会不参加。天政会参与の杉田を射殺、大友の舎弟となるなど、松村ら天政会と抗争。宮岡輝雄がモデル
-寿美子 - 藤浩子:市岡の女。
-神戸泰男 - 唐沢民賢:市岡組組員
-宗方良三 - 白川浩三郎:市岡組組員 
-野地進一 - 片桐竜次:市岡組組員
-遠井銀之助 - 松田利夫:市岡組組員
-末長博 - 池田謙治:市岡組組員
-国松吉郎 - 岡賢治:市岡組組員

その他

-村田富雄 - 宮城幸生 :静子の亭主
-平手君郎 - 鈴木瑞穂:刑事
-広島県警第四課長 - 穂高稔
-久野看守 - 蓑和田良太
-真弓 - 丸平峰子
-若い娘 - 司京子
-清美 - 宇治知美
-丸本貫一 - 秋山勝俊:大阪のやくざ
-工員 - 奈辺悟、鳥巣哲生
-捜査員 - 森源太郎、波多野博
-新聞記者 - 前川良三    
-吉田 - 若宮孝二

ナレーター…酒井哲

ノンクレジット
-天政会幹部 - 小田真士、浪花五郎
-天政会幹部、捜査員 - 疋田泰盛
-警察幹部 - 那須伸太朗
-市岡組組員 - 笹木俊志
-大阪のヤクザ - 福本清三

*スタッフ [#v3d017ee]
-企画:日下部五朗
-原作:飯干晃一
-脚本:笠原和夫
-監督:深作欣二
-撮影:吉田貞次
-照明:中山治雄
-録音:野津裕男
-美術:雨森義充
-音楽:津島利章
-編集:堀池幸三
-助監督:土橋亨
-記録:田中美佐江
-装置:稲田源兵衛
-装飾:清水悦夫
-美粧結髪:東和美粧
-スチル:藤本武
-演技事務:森村英次
-衣装:豊中健
-擬斗:三好郁夫
-進行:伊藤彰将

*Add [#o3977f27]

2020/02/03 Asagei
実録映画の金字塔「仁義なき戦い 完結篇」(74年、東映)では、狂犬のような大友勝利に扮した。同作品の中で、松方弘樹扮する市岡輝吉と小料理屋で顔を突き合わせているシーンがある。そこで──。
「牛のクソにも段々があるんでぇ。おどれとわしは五寸(ごっすん)=五分と五分=かい!」
 こうド迫力のセリフを言い終わると、左手一閃でグラスや皿を払いのけるのだ。
 日本を代表する無頼派の俳優として本誌に登場することも多かった宍戸は、身振りを交えて振り返ったものだ。
「あの『牛のクソに段々』はシナリオになかったから、俺のアドリブだ。後年、松方に会うたび『あの場面のジョーさんはすごかった』と言われたよ。勢いよくグラスをはねのけたものだから左手の静脈が切れて、身がピューッと噴き出て、テーブルいっぱいに広がったんだよ。それを見た女将役の女優が、カットの瞬間に失神しちゃったくらいだ」
 本作は、菅原文太の出世シリーズとしても知られる。これが初共演だが、実は古くから縁があったと宍戸は本誌に明かした。
「なぜ『仁義』に呼ばれたか? 菅原文太に呼ばれたから。あれとは宮城県同士、学年も一緒だから」
 宍戸は日大藝術学部、菅原は早稲田大学法学部だったが、演出家の浅利慶太も含めて宍戸の下宿に集まったという。
「カストリ焼酎と俺が生姜醤油で煮込んだサンマのブツ切りをつまみながら、菅原に言ったんだよ。俺は『日活第一期ニューフェイス』を受けることになってたから『文太君も受けないか。君はいい顔してるし、いい経験になるよ』って。これに菅原は『そういう環境を意識してなかったな』って否定したね」

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