#author("2020-08-12T18:29:17+09:00","","")
[[Movie]]

*陽のあたる坂道 [#ce4a635b]

#ref(hi.jpg)
#br
#ref(hi02.jpg)
#br
#ref(hi03.jpg)


陽のあたる坂道

-1958/04/15
-製作=日活 

-20巻 5,185m 白黒

田代玉吉は出版会社の社長で、家族は妻のみどり、長男の医大生雄吉、少々ひねくれ者だが自由奔放な次男信次、それに足のわるい娘のくみ子。女子大生倉本たか子は、くみ子の家庭教師であり彼女のアパートの隣室に、高木トミ子と一人息子の民夫が住んでいた。ある日、父の玉吉と話をしていた信次は、ふとしたことから自分が父と柳橋の芸者との間に出来た子であることを知った。数日後くみ子はたか子を誘ってある喫茶店に行った。彼女はくみ子の夢中になっているジャズシンガーが、民夫なのでびっくりした。正月の元旦、信次はたか子の話からトミ子が自分の実母であると感知して、アパートをたずねた。しかしトミ子は不在で、留守居の民夫は裕福そうな信次に反感を抱いて、彼を部屋に入れようとしなかった。母のみどりは信次のことを心配して、やさしく彼をなぐさめた。信次の心の中には、たか子への愛情が芽生えていたが、持前のひねくれで、率直に言えなかった。当のたか子は雄吉とスキーにいって求婚されたが、なにか二人の間に隔りを感じ承諾できなかった。くみ子は医師の診断をうけ、足のなおるのがわかったので、民夫に結婚したいといった。その頃、雄吉はファッションモデルのゆり子と問題をおこし、そのいざこざを信次におっかぶせてしまった。しかし、信次が悪いのではないことを知ったたか子は、彼の情熱的な青年らしい真情を感じた。くみ子とたか子の計らいで、信次は民夫と会い、大喧嘩をしたがいつしか二人は兄弟愛に結ばれていった。その帰途、信次はたか子を踊りに誘い、強引に接吻した。一度は怒ったたか子も、彼の胸に抱かれるのだった。くみ子と民夫の明るい顔にも、田代家の前の坂道にも、暖かい春の陽ざしが、彼らを祝福するかのようにふりそそいでいた。

*スタッフ [#s6f379f7]
-製作:坂上静翁
-監督:田坂具隆
-助監督:牛原陽一 山崎徳次郎
-脚本:田坂具隆 池田一朗
-原作:石坂洋次郎
-撮影:伊佐山三郎
-音楽:佐藤勝
-美術:木村威夫
-録音:米津次男
-照明:岩木保夫
-編集:辻井正則
-製作主任:林本博佳
-スチール:石川久宣
*配役 [#za6ed573]
-倉本たか子:北原三枝
-田代玉吉:千田是也
-田代みどり:轟夕起子
-田代雄吉:小高雄二
-田代信次:石原裕次郎
-田代くみ子:芦川いづみ
-高木トミ子:山根寿子
-高木民夫:川地民夫
-弥五郎:天草四郎
-清吉:森川信
-よね子:紅沢葉子
-竹子:新井麗子
-花子:田中筆子
-初子:早川十志子
-郵便配達:千代京二
-川上ゆり子:渡辺美佐子
-上島健伍:小沢昭一
-その仲間A:木島一郎
-その仲間B:柳瀬志郎
-その仲間C:柴田新
-塩沢博士:小杉勇
-婦長:志賀夏江
-弘前の看護婦:樋口かほる
-「みヽづく」のバーテン:成田裕
-「みヽづく」の酔ぱらい:阪井幸一朗
-「オクラホマ」のボーイ:沢本忠雄
-一杯のみ屋の親爺:鈴木三右衛門
-一杯のみ屋の与太者:土方弘
-キャバレーのマネージャー:片山阡二
-民夫の仲間:林茂朗
-田代家の女中A:鏑木はるな
-田代家の女中B:福田文子
-K病院の看護婦:堀川京子
-雄吉(幼年時代):大滝重興
-信次(幼年時代):松本薫
-くみ子(幼年時代):須藤和実
-若い女:須田喜久代

トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS