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#author("2023-11-17T23:17:28+09:00","","")
[[Movie]]

*Winny [#re263488]
公開	2023年3月10日公開
上映時間	127分

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*説明 [#w8c8d7d4]

42歳で亡くなった天才プログラマー・金子勇氏が開発したWinnyにまつわる実話を描く映画。主演の東出には「複雑な事件について7年半に渡る裁判を闘った金子勇という人の物語」と説明されたという。

主演を務めた東出昌大は事件や共有ファイルについては無知であり、怪しい人なのかとも思ったというが、ノンフィクション『Winny 天才プログラマー金子勇との7年半』と映画の準備稿を読んで、役作りのため、約18キロもの増量[2]や、遺族や関係者たちへの取材、模擬裁判なども経て「今も自分の中に金子さんがいる」と語るまでに至った。弁護士の壇俊光役は三浦貴大が演じ、開発者の権利と未来を守る弁護団と、警察・検察側の権力やメディアとの戦いを映像化。壇によると約7年の話を2時間にまとめるため、細かな逸話は脚色も交えているという。

2023年2月28日、大阪市の大阪弁護士会館で先行公開された。

*裁判 [#rbf0332b]


刑事裁判

**地裁 [#u9a4f3f1]
Winnyの開発・配布者である金子さんは、京都地方検察庁によって京都地方裁判所に起訴された。起訴するにあたっては、正犯である2人(愛媛県松山市の少年A・群馬県高崎市の男性B)の著作権侵害行為への幇助行為が、起訴事実として挙げられた。

また、京都府警察の事情聴取に対して、金子が「インターネットが普及した現在、デジタルコンテンツが違法にやり取りされるのは仕方ない。新たなビジネススタイルを模索せず、警察の取り締まりで、現体制を維持させているのはおかしい」などと供述していたことから、京都地検はコンピュータプログラム自体の違法性などの是非には言及せず、そのアプリケーションソフトウェアを作成・配布した金子の行為に幇助の故意を認め、雑誌などにより違法に使われている実態が既に明らかになった後も開発を続けていたことから、悪質であると断じた。これらの起訴事実について、金子は正犯A,B との面識がないことなどを挙げて全面否認し、以後、検察側と弁護側が全面的に争うこととなる。

2004年6月1日に保釈され、2006年7月3日に検察側は論告求刑において、金子に対して懲役1年を求刑した。第1審は、2006年9月の弁護側最終弁論で結審した。

2006年12月13日、京都地方裁判所(氷室眞裁判長)は、著作権法違反の幇助により、罰金150万円の有罪判決を言い渡した[28]。判決では著作権侵害に広く利用される現状を認識しながら不特定多数の者が入手できるようにし、幇助罪が成立するとし「利用者の多くが著作権を侵害することを、明確に認識、認容しながら公開を継続した。影響は大きいが、自身は経済的利益を得ていない」と理由が述べられた。京都地方検察庁の新倉明次席検事は「罰金刑は想定外で、非常に軽い」と不満を表し、同日、検察・被告双方が、判決を不服として、大阪高等裁判所に控訴した。

**高裁 [#v9cf3487]

2009年10月8日、大阪高等裁判所は、一審の京都地裁判決を破棄し、金子に無罪を言い渡した。小倉正三裁判長は「悪用される可能性を認識しているだけでは、幇助罪には足りず、専ら著作権侵害に使わせるよう提供したとは認められない」と、無罪の判決理由を述べた。

2009年10月21日、大阪高等検察庁は判決を不服として、最高裁判所に上告した。

**無罪確定 [#kef9c804]
2011年(平成23年)12月19日、最高裁判所第三小法廷(岡部喜代子裁判長)は、最高検察庁の請求を棄却し、無罪の確定判決。最高裁は適法にも違法にも利用できるWinnyを中立価値のソフトだとし、「入手者のうち例外的といえない範囲の人が、著作権侵害に使う可能性を認容して、提供した場合に限って幇助に当たる」との判断を下した。判決は4対1の多数決で、大谷剛彦裁判官は「幇助犯が成立する」との反対意見を述べた。



*キャスト [#h0826d18]

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-金子勇:東出昌大 天才プログラマー。ファイル共有ソフト“Winny”の開発者
-壇俊光:三浦貴大 サイバー犯罪に詳しい弁護士[4]。Winny弁護団事務局長を務める
-桂充弘:皆川猿時 弁護士、Winny弁護団長
-浜崎太一:和田正人 弁護士、Winny弁護団
-桜井恵子:木竜麻生 法律事務所スタッフ
-林良太:池田大 弁護士、Winny弁護団
-山本幸助:金子大地 愛媛県警巡査
-松山:阿部進之介 新聞記者
-伊坂誠司:渋川清彦 京都地方検察庁刑事部検事
-比嘉誠:田村泰二郎 京都地方裁判所判事、第一審裁判長
-北村文也:渡辺いっけい 京都府警ハイテク犯罪対策室警部補
-金子勇の姉:吉田羊
-秋田真志:吹越満 弁護士、Winny弁護団主任弁護人
-仙波敏郎:吉岡秀隆 愛媛県警巡査部長

*スタッフ [#o1ee1e5f]
-監督・脚本:松本優作
-原案:朝日新聞 2020年3月8日記事
--記者:渡辺淳基
-企画:古橋智史、and pictures
-プロデューサー:伊藤主税、藤井宏二、金山
-撮影・脚本:岸建太朗
-照明:玉川直人
-録音:伊藤裕規
-ラインプロデューサー:中島裕作
-助監督:杉岡知哉
-衣裳:川本誠子、梶原夏帆
-ヘアメイク:板垣実和、井出真砂子(吉田羊担当)
-装飾:有村謙志
-プログラム監修:桂大介
-制作担当:今井尚道、原田博志
-キャスティング:伊藤尚哉
-編集:田巻源太
-音響効果:岡瀬晶彦
-音楽プロデューサー:田井モトヨシ
-音楽:Teje×田井千里
-制作プロダクション:Libertas
-制作協力:and pictures
-配給:KDDI、ナカチカ
-宣伝:ナカチカ、FINOR
-製作:映画「Winny」製作委員会(KDDI、Libertas、オールドブリッジスタジオ、TIME、ナカチカ、ライツキューブ)

*Add [#x9d02304]

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2023/11/17(金)
捜査中に窃盗をしたとして京都府警の警部補が逮捕された事件で、警部補が「認知症の高齢者の家からも現金を盗んだ」と供述していることがわかりました。

 京都府警捜査2課の警部補・林謙司容疑者(57)は、伏見署の刑事課に勤務していた4年前、変死事案の捜査で訪れた住宅で、現金約10万円と腕時計1本(時価1万円相当)を盗んだ疑いで逮捕されました。

 捜査関係者によりますと、林容疑者は「防犯指導のために訪れた認知症の高齢者の家でも現金を盗んだ」などと供述しているということです。林容疑者は容疑を認めていて、警察は常習的に犯行を繰り返していたとみて調べています。

 京都府警をめぐっては、11月に入り、覆面パトカーのスピード違反や盗撮の疑いでも別の警察官2人が書類送検されています。
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京都府警捜査2課の警部補(57)逮捕 捜査で訪れた家で現金10万円と腕時計盗んだ疑い 容疑認める

2024:11/16(木) 11:54配信

読売テレビ
 4年前、捜査で訪れた京都市内の住宅から現金10万円などを盗んだとして、京都府警の警部補が逮捕されました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、京都府警捜査2課の警部補、林謙司容疑者(57)で、2019年7月、京都市伏見区に住む女性の自宅から現金約10万円と腕時計(約1万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。

 林容疑者は当時、伏見警察署に勤務していて、当直勤務中に管内で遺体が見つかり、その捜査で女性の自宅を訪ねた際に犯行に及んでいたということです。

 今年8月、林容疑者が上司に犯行を打ち明け、発覚したということで、調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。

 京都府警は「府民の信頼を著しく損ねる事案で、言語道断であり、被害者、関係者及び府民の皆様に心からお詫び申し上げる。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントしています。

23/03/12(日)21:48:01 No.73211799
インターネット創成期は面白かったね

47氏、
早逝された・・・どうもありがとうございました。

金子 勇(かねこ いさむ)

1970年〈昭和45年〉7月1日 - 2013年〈平成25年〉7月6日 (42歳没)

栃木県下都賀郡都賀町(現・栃木市)出身。小学生の頃からプログラム技術に興味を持ち、栃木県立栃木高等学校在学中に第一種情報処理技術者試験に合格

1989年に茨城大学工学部情報工学科入学⇒同大学院工学研究科情報工学専攻修士課程⇒1999年に同博士課程修了、工学博士

ソフトウェア開発者、情報工学者。専門はオペレーティングシステム、シミュレーション環境

東京大学大学院情報理工学系研究科特任助手を経て、東京大学情報基盤センタースーパーコンピューティング研究部門特任講師

Peer to Peer通信を利用したファイル共有ソフト"Winny"の開発者として47氏というあだ名でも呼ばれていた

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