#author("2022-05-19T17:02:08+02:00","","")
[[TV/タクシードライバーの推理日誌]]


*春呼ぶ殺人 [#g16c5639]

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タクシードライバーの推理日誌(3)春呼ぶ殺人 女の死体に桜が散った…(タクシードライバーの推理日記)

人気シリーズ第3弾。ゴルフ場用地で所有者の1人が変死。土地買収のトラブルか、財産狙いか?元刑事のタクシー運転手・夜明が巧妙な犯罪に挑む。「元警視庁捜査一課の警部補だった夜明日出夫。現在は刑事を辞めしがないタクシードライバー。妻とも離婚し一人娘のあゆみと会える日を楽しみにしている。そんなある日、元同僚の神谷から依頼を受けた。一人の老婆・若宮承子を岩手県一関までタクシーで送っていって欲しいという。承子の遠縁・陣の内千秋がゴルフ場の造成地の谷底に車ごと落ち亡くなったのだ。承子はゴルフ場造成に伴いトラブルに巻き込まれて一人では危険それにボケはじめていた。若宮一族は岩手の資産家で莫大な土地を所有していた。亡くなった千秋は土地を売却しており、承子が土地を売らない限り工事が進められず、ソエニア企画は執拗に承子に「早く土地を売れ」と迫っているのだった。千秋の遺体に不審なところは無く事故死だ。ただ、唇に現場には咲いていない花弁がついていた。帰り道、千秋の幼なじみ・洋子の店に寄った二人。事故の当日に千秋が洋子の所に電話をかけてきたという。千秋は「彼は資産目当てで結婚したのではないか?」と酷く酔った様子だった。陣の内が結婚して半年足らずで相当の土地を売却してしまったらしい。千秋は陣の内に対して不信を抱いていたようだ。旅館で休んでいた夜明たちの元に後輩刑事の東山がやってきた。東山の話によると遺体から大量のアルコールが検出され、電話の通話記録から東京の自宅から洋子と話したのが確認されている。死亡時刻から考えると電話を切った後、車で一関に向かったようだ。しかし、当日の東北道は霧で通行止め。一般道を使って来たとは考えられない。別の場所で亡くなったのを誰かが運んだのだ。犯人は夫の陣の内か。それとも土地売却をめぐってソエニア開発とトラブルか。事件の真相に夜明が迫る。【この項、テレビ大阪広報資料より引用】」車輌:アラヤロケーションサービス。撮影協力:熱海温泉 岡本ホテル、イースタンモータース、Arte Lavoro。&br;
【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】

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-ANB	土	1994/04/16
21:02-22:51	単発
土曜ワイド劇場

-出演	渡瀬恒彦、風見しんご、南田洋子、斉木しげる、大寳智子(大宝智子)、平田満、林美穂、広田恵子、片桐竜次、小島なおみ、秋山武史、斉藤清六(斎藤清六)、三浦賢二、中川真弓、木村栄、新井量大、井上裕季子、坪井由理、武蔵拳、山田亮、江口尚希(江口尚、江口ナオ)(クレジット表示なし)、トライアルプロ

-脚本	竹山洋
-プロデューサー	近藤晋、小越浩造、佐藤凉一(ANB)、(スチール:橋本田鶴子)(広報担当:斉藤みどり(ANB))
-演出	(監督:吉田啓一郎)(助監督:児玉宜久)(記録:杉山珠美(編集も))
-原作	笹沢左保(講談社ノベルス「追越禁止」より)
-局系列	ANN
-制作会社	(制作:総合ビジョン、ANB)
-制作	(制作担当:藪下隆)(制作進行:高岡理香)
-音楽	長谷部徹、(選曲:合田豊)(効果:橋本正二)
-撮影技術	木村弘一、(技術:佐藤一弥)(照明:金子清二)(音声:廣野哲也)(編集:杉山珠美(記録も))(VTR編集:秋山朋芳)(技術協力:イマジカ、Swit)
-美術	(美術制作:平川泰光)(美術進行:内藤佳奈子)(持道具:岡田正彦)(衣裳:萬木 利昭)(メイク:斉藤みわ)(美術協力:NHKアート、マスダ増、バック I.T.SHOKAI)


*Add [#ke0e3399]

名無し
1 か月前(編集済み)
このシリーズは、渡瀬恒彦演じる夜明日出夫が運転するタクシーにヒロイン(メインの女性ゲスト)が乗車するところから物語が始まり、そのヒロインの周辺で起きた事件に夜明が巻き込まれ、最終的に夜明はそのヒロインを真犯人と睨んで事件の真相を明らかにしようとする…。という展開がほぼお決まりのようになっており、夜明はその真犯人のアリバイ作りなどに利用されることもしばしばあるのですが、シリーズ初期に放送されたこの作品は、そのお決まりから外れる異色作とも言える作品ですね。というか、そのようなお決まりが出来上がったのは、オリジナル脚本になってから(笹沢左保の推理小説を原作として使用しなくなってから)なのかも知れませんが。

またこの回は、同じく渡瀬恒彦主演で放送されていた西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズの初期作品のメインライターだった(5作目と9作目を除く、1作目~10作目と20作目の脚本を担当した)竹山洋さんが脚本しています。
タクシードライバーの推理日誌も、渡瀬版十津川警部シリーズも(一方はテレビ朝日の土曜ワイド劇場、もう一方はTBSの月曜ドラマスペシャルで放送)、同じ頃(1992年)に1作目が放送されているのですが、十津川警部シリーズの脚本を担当していた竹山洋さんをタクシードライバーの推理日誌シリーズでも起用したのは、完全なる偶然なのか、それとも十津川警部シリーズの人気を受けてなのか、はたまた渡瀬恒彦がタクシードライバーの推理日誌の制作スタッフに要望・進言した結果なのか…。


イースタンモータースは1980年代からマツダの車を積極的に導入、マツダがタクシー生産を終える1995年までイースタンモータースはこのルーチェを筆頭にカスタムキャブやカペラを導入していた。これは資本関係にあった住友商事との兼ね合いがあったんだとか。マツダルーチェを導入していたタクシー会社はよくあったが、その中でもかなり長い間ルーチェを導入し続けていた会社はこの会社くらいなのではないだろうか?(当時のタクシー競争には絶対王者のクラウンセダンやセドリック営業車などが市場を総締めしていた。)

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