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*福井プリマ [#f1b1283f]

福井に始祖鳥の次に原始的な鳥類
発掘の骨格化石、新属新種と判明
2019年11月15日 午前7時20分
福井新聞
 福井県立大学恐竜学研究所と勝山市の福井県立恐竜博物館は11月14日、同市北谷町杉山の約1億2千万年前(白亜紀前期)の手取層群で2013年に発掘した鳥類の骨格化石が、白亜紀前期の鳥類として最も原始的な新属新種と判明し、学名を「フクイプテリクス・プリマ(原始的な福井の翼)」と付けたと発表した。学名が付いた鳥類としては国内最古で、始祖鳥に次いで原始的な鳥類という。
⇒新属新種化石で広がる可能性
 発掘は13年度に始まった第4次調査の一環として行われ、下あごの後部に当たる上角骨(じょうかっこつ)や、しっぽの骨の尾端骨(びたんこつ)、叉骨(さこつ)など45点を同研究所の研究職員が見つけた。化石は硬い岩で包まれ破損する恐れがあったため、岩に入ったままスキャンして3次元化し、それぞれの形状を確認した。
 発見された骨格化石の上腕骨近くには他の化石鳥類にはないへこみがあり、尾端骨には神経棘(きょく)の名残とみられる突起物があった。現在の鳥類は成長すると四肢の爪がなくなるが、骨格化石には爪があり、指が分かれているなど鳥類の祖先の羽毛恐竜の特徴も数多く引き継いでいる。
 同研究所と同博物館は約250の観点から系統を解析。生息していた年代は1億2千万年前~1億2500万年前とみられ、白亜紀前期の鳥類としては「最も原始的」と位置付けた。
 永平寺町の県立大学永平寺キャンパスで開かれた会見で、同研究所の東洋一特任教授と今井拓哉助教は「国内でこれまでに発掘された鳥類の化石は断片的だった。これだけ保存状態が良く、研究に耐えうる化石が見つかったことは進化の過程を見直す上で大きな意義がある」と述べた。


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-始祖鳥

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-始祖鳥はそもそも鳥ではない、中国研究
2011年07月28日 13:13 AFP
論文に解説を寄せた米オハイオ大(Ohio university)のローレンス・ウィットマー(Lawrence Witmer)教授は「始祖鳥とは、ジュラ紀にそこら辺をうろちょろしていた小型で羽毛を持つ鳥に似た獣脚類に過ぎなかったということが、ようやく認知される時が来たのではないか」と指摘した。

-1世紀半あまりの間、最初の鳥類は先史時代の始祖鳥だと考えられてきた。ジュラ紀に生きたこの象徴的生物は、ドイツの石灰岩採石場から採取された少なくとも11個の標本から、体を羽毛に覆われながらも祖先の恐竜に似た歯、鉤爪、骨のある尾を残していたことがわかっている。 しかし、始祖鳥は本当に初期の鳥類なのか、それとも羽毛を生やした多くの非鳥類型恐竜の仲間にすぎないのか? 古生物学者パスカル・ゴドフロア(Pascal Godefroit)氏らはこのほど、アウロルニス・シュイ(Aurornis xui)という生物が初期の鳥であるとする研究を発表した。最初の鳥はどの生物か、鳥類はどのようにして進化したのかをめぐる議論に、新たな顔が加わったことになる。 

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