Movie/狂った果実
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[[Movie]] [[石原慎太郎>Writer/石原慎太郎]] [[ANA/浅野里香/ブラタモリ(葉山)]] [[大東亜企業年鑑/石原プロモーション]] *狂った果実 [#zff0bbe2] #ref(01.jpg) 夏の逗子海岸で、大学生と高校生の兄弟二人が、ヨットやボートで遊んでいる。兄の夏久は、太陽族と呼ばれ、享楽的で不良っぽい。反して弟の春次は、かたくて純真なタイプで、女性にもうぶである。あるとき、二人は恵梨という美女と海で知り合う。春次は彼女に惹かれ、真剣な思いで次第につきあうようになる。ところが別の日に横浜のクラブで恵梨を見かけた兄の夏久は、彼女に夫がいたことを知る。春次との浮気を正当化する恵梨だが、夏久は弟に言わない代わりに自分と浮気するように迫り、強引に抱きしめ関係を持ってしまう。恵梨は春次に心はあるものの、夏久の魅力、肉体にも惹かれていく。あるとき夏久は、弟を出し抜いて恵梨をヨットで海に連れ出し、弟も夫も捨てて俺についてくるようにと迫る。恵梨を奪われたと知った春次は、二人が乗ったヨットをモーターボートで徹夜で探す。とうとう二人が一緒のところを見つけた春次は、ヨットの周囲を無言で何度も回り続ける。兄は、お前の勝ちだと言い、恵梨は、春次の名前を呼んで海に飛び込む。しかし春次はボートで恵梨をはね、ヨットに体当たりするのだった。 #ref(02.jpg) 狂った果実 製作=日活 1956.07.12 9巻 2,356m 86分 白黒 -製作:水の江滝子 -監督:中平康 -助監督:蔵原惟繕 -脚本:石原慎太郎 -原作:石原慎太郎 -撮影:峰重義 -音楽:佐藤勝 武満徹 -美術:松山崇 -録音:神谷正和 -照明:三尾三郎 -編集:辻井正則 -スクリプター:木村雪恵 -スチール:斎藤耕一 -製作主任:桜井宏信 栗橋正敏 -特殊撮影:日活特殊技術部 *配役 [#jff1133a] -滝島夏久:石原裕次郎 -滝島春次:津川雅彦 -父親:深見泰三 -母親:藤代鮎子 -恵梨:北原三枝 -恵梨の夫:ハロルド・コンウェイ -平沢フランク:岡田真澄 -道子:東谷暎子(ひがしたにえいこ) -相田:木浦昭芳 -手塚:島崎喜美男 -島:加茂嘉久 -鎌倉の家の婆や:紅沢葉子 -恵梨の仲間の女:渡規子 -その夫:ピエール・モン -鎌倉の貸家の女:竹内洋子 -立話しの女A:原恵子 -立話しの女B:潮けい子 -ボート・マスター:近藤宏 -漁師:山田禅二 -〃:峰三平 //-特別出演:石原慎太郎 -海岸の学生:長門裕之(特別出演) -海岸の学生:[[石原慎太郎>Writer/石原慎太郎]](特別出演) -宮路正義 中村美津子 明石涼子 関田裕 北茂朗 寺島哲 大美善助 北浜久 川口凡人 加藤良朗 *Add [#y3d66ee5] 1956年、日活により映画化・公開(太陽族映画)された。石原慎太郎が同名の原作小説を書き始める段階で日活から「映画化したい」という話があり、慎太郎が弟・裕次郎の主演を条件に承諾したという。慎太郎自身が脚本も手がけている。 当初、日活側は裕次郎を弟の春次役に起用し、兄の夏久には三國連太郎を起用しようとしたが、「役回りが年齢的に自分に合わない」という理由で三國が辞退、慎太郎はある結婚式でたまたま見かけた1人の少年のことを思い出した。それが津川雅彦であり、最後には「彼でなければ駄目だ」という慎太郎の強力な推薦により春次役での出演が決定、裕次郎は夏久役に回った。ちなみに、津川の芸名もこの作品に出演した時に慎太郎が自らの小説『太陽の季節』のメインキャラクター「津川竜哉」から命名した(いずれのエピソードも慎太郎の小説『弟』) #ref(kr.jpg) #br #ref(kr02.jpg) #br #ref(kr03.jpg) #br #ref(kr04.jpg) #br #ref(kr05.jpg) #br #ref(kr06.jpg) #br #ref(kr07.jpg) #br #ref(kr08.jpg) #br #ref(kr09.jpg) #br
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[[Movie]] [[石原慎太郎>Writer/石原慎太郎]] [[ANA/浅野里香/ブラタモリ(葉山)]] [[大東亜企業年鑑/石原プロモーション]] *狂った果実 [#zff0bbe2] #ref(01.jpg) 夏の逗子海岸で、大学生と高校生の兄弟二人が、ヨットやボートで遊んでいる。兄の夏久は、太陽族と呼ばれ、享楽的で不良っぽい。反して弟の春次は、かたくて純真なタイプで、女性にもうぶである。あるとき、二人は恵梨という美女と海で知り合う。春次は彼女に惹かれ、真剣な思いで次第につきあうようになる。ところが別の日に横浜のクラブで恵梨を見かけた兄の夏久は、彼女に夫がいたことを知る。春次との浮気を正当化する恵梨だが、夏久は弟に言わない代わりに自分と浮気するように迫り、強引に抱きしめ関係を持ってしまう。恵梨は春次に心はあるものの、夏久の魅力、肉体にも惹かれていく。あるとき夏久は、弟を出し抜いて恵梨をヨットで海に連れ出し、弟も夫も捨てて俺についてくるようにと迫る。恵梨を奪われたと知った春次は、二人が乗ったヨットをモーターボートで徹夜で探す。とうとう二人が一緒のところを見つけた春次は、ヨットの周囲を無言で何度も回り続ける。兄は、お前の勝ちだと言い、恵梨は、春次の名前を呼んで海に飛び込む。しかし春次はボートで恵梨をはね、ヨットに体当たりするのだった。 #ref(02.jpg) 狂った果実 製作=日活 1956.07.12 9巻 2,356m 86分 白黒 -製作:水の江滝子 -監督:中平康 -助監督:蔵原惟繕 -脚本:石原慎太郎 -原作:石原慎太郎 -撮影:峰重義 -音楽:佐藤勝 武満徹 -美術:松山崇 -録音:神谷正和 -照明:三尾三郎 -編集:辻井正則 -スクリプター:木村雪恵 -スチール:斎藤耕一 -製作主任:桜井宏信 栗橋正敏 -特殊撮影:日活特殊技術部 *配役 [#jff1133a] -滝島夏久:石原裕次郎 -滝島春次:津川雅彦 -父親:深見泰三 -母親:藤代鮎子 -恵梨:北原三枝 -恵梨の夫:ハロルド・コンウェイ -平沢フランク:岡田真澄 -道子:東谷暎子(ひがしたにえいこ) -相田:木浦昭芳 -手塚:島崎喜美男 -島:加茂嘉久 -鎌倉の家の婆や:紅沢葉子 -恵梨の仲間の女:渡規子 -その夫:ピエール・モン -鎌倉の貸家の女:竹内洋子 -立話しの女A:原恵子 -立話しの女B:潮けい子 -ボート・マスター:近藤宏 -漁師:山田禅二 -〃:峰三平 //-特別出演:石原慎太郎 -海岸の学生:長門裕之(特別出演) -海岸の学生:[[石原慎太郎>Writer/石原慎太郎]](特別出演) -宮路正義 中村美津子 明石涼子 関田裕 北茂朗 寺島哲 大美善助 北浜久 川口凡人 加藤良朗 *Add [#y3d66ee5] 1956年、日活により映画化・公開(太陽族映画)された。石原慎太郎が同名の原作小説を書き始める段階で日活から「映画化したい」という話があり、慎太郎が弟・裕次郎の主演を条件に承諾したという。慎太郎自身が脚本も手がけている。 当初、日活側は裕次郎を弟の春次役に起用し、兄の夏久には三國連太郎を起用しようとしたが、「役回りが年齢的に自分に合わない」という理由で三國が辞退、慎太郎はある結婚式でたまたま見かけた1人の少年のことを思い出した。それが津川雅彦であり、最後には「彼でなければ駄目だ」という慎太郎の強力な推薦により春次役での出演が決定、裕次郎は夏久役に回った。ちなみに、津川の芸名もこの作品に出演した時に慎太郎が自らの小説『太陽の季節』のメインキャラクター「津川竜哉」から命名した(いずれのエピソードも慎太郎の小説『弟』) #ref(kr.jpg) #br #ref(kr02.jpg) #br #ref(kr03.jpg) #br #ref(kr04.jpg) #br #ref(kr05.jpg) #br #ref(kr06.jpg) #br #ref(kr07.jpg) #br #ref(kr08.jpg) #br #ref(kr09.jpg) #br
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