YUMA実験農場/アニマルウェルフェア/20230108 動物園
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[[YUMA実験農場/アニマルウェルフェア]] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230108/k10013944271000.html #twitter_embed(1612088321911689216) 「動物の福祉」全国の動物園で調査へ 希少動物の輸入も厳しく 2023年1月8日 15時42分 NHK 飼育されている動物にかかる負担を極力減らして快適に行動できるようにする「動物の福祉」という考えを広く浸透させようと、日本動物園水族館協会は、ことしから全国の動物園などの飼育環境を調査し、改善につなげる取り組みを始めることになりました。 「動物の福祉」・「アニマルウエルフェア」は、飼育されている動物ができるかぎり健康で快適に苦痛を感じずに行動できるようにするという考えで、東京 上野動物園が、ジャイアントパンダの飼育施設で生息地の中国 四川省の森を再現するなど、世界の動物園で近年、特に重視されています。さらに動物保護の観点から希少な動物の輸入が年々難しくなっていて、飼育環境をどう整備しているかが問われる機会が増えています。 こうした中、国内のおよそ140の動物園と水族館で作る日本動物園水族館協会は、ことしから全国の動物園などの飼育環境を調査し、改善につなげる取り組みを新たに始めることになりました。 調査は、バックヤードも含めて野生本来の動きができる飼育スペースの確保や、けがにつながる障害物の有無、餌の栄養や動物の健康状態を記録・管理する仕組みなど、およそ90項目で評価します。ことしはまず、東京の上野動物園や多摩動物公園、大阪の天王寺動物園など、全国の10の施設で調査を始める計画です。 日本動物園水族館協会は「動物園は、見て楽しむことにとどまりがちだったが、種の保存に貢献する使命も求められており、動物が心地よく暮らせる環境整備を目指したい」としています。 希少動物の輸入にも「動物の福祉」 動物園の飼育環境が「動物の福祉」・「アニマルウエルフェア」の観点から整っているかどうかは、希少な動物の輸入にも大きく関わってきています。 希少な動物はワシントン条約で国際的な取り引きが規制されていて、動物の輸入は、野生からの捕獲と、世界各地の動物園などとの取り引き、主にこの2つで行われています。ただ野生からの捕獲は輸出国の法律や基準が整備され、ハードルが高くなっているのが現状です。 このため国内の動物園では海外の動物園とネットワークを結び、動物を貸し借りすることで繁殖を進めています。しかし、輸入の際には「動物の福祉」の考えに基づいた飼育環境が厳しく審査されるため、取引先が求める基準をクリアできず、2019年に準絶滅危惧種のユーラシアカワウソを輸入できなかったケースなどもあったということです。 輸入が年々難しくなる中、国内では動物の高齢化が進んでいるほか、血統に偏りが出て繁殖を進められないなど、さまざまな問題が出てきています。 日本動物園水族館協会の部会長として新たな取り組みを主導する東京の多摩動物公園の渡部浩文園長は「『動物の福祉』を向上させる取り組みがなければ、海外との動物のやり取りや種を保全していくこともできなくなる。お互いに信頼して動物を飼育管理し、繁殖につなげていくことを考えると、今回の取り組みは非常に重要だ」と話しています。 野生に近い飼育環境 観光客も評価 全国には動物本来の動きができる「動物の福祉」・「アニマルウエルフェア」の考え方を取り入れて、観光客の呼び込みに成功している動物園もあります。 このうち、高知県香南市にある県立のいち動物公園は、園内を「熱帯」や「ジャングル」など4つの地理的な環境に分けて、野生に近づけた環境で動物を飼育する「バイオーム展示」と呼ばれる手法を取り入れています。野生で同じ場所に生息するサバンナのキリンやシマウマは、広い敷地で一緒に飼育しているほか、定期的に人工のスコールを降らせてジャングルを再現するなど工夫をしています。 こうした取り組みが功を奏し、アメリカ発の大手旅行情報サイト「トリップアドバイザー」が観光客の口コミを集計したランキングで、2019年と2020年に2年連続で1位に選ばれています。口コミは「自然いっぱいの中で動物が伸び伸びと暮らしている」という声が多く、観光客も自然本来の姿で暮らす展示を評価しています。 老朽化のため改修の計画を進めている「のいち動物公園」は来年以降、日本動物園水族館協会の調査を受ける予定で、本田祐介副園長は「動物の状態には自信はあるが、かなり細かい基準でチェックされると思う。展示上の考え方もどんどん変わってきているので、のいちとしての柱は置いたまま進化していきたい」と話しています。
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[[YUMA実験農場/アニマルウェルフェア]] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230108/k10013944271000.html #twitter_embed(1612088321911689216) 「動物の福祉」全国の動物園で調査へ 希少動物の輸入も厳しく 2023年1月8日 15時42分 NHK 飼育されている動物にかかる負担を極力減らして快適に行動できるようにする「動物の福祉」という考えを広く浸透させようと、日本動物園水族館協会は、ことしから全国の動物園などの飼育環境を調査し、改善につなげる取り組みを始めることになりました。 「動物の福祉」・「アニマルウエルフェア」は、飼育されている動物ができるかぎり健康で快適に苦痛を感じずに行動できるようにするという考えで、東京 上野動物園が、ジャイアントパンダの飼育施設で生息地の中国 四川省の森を再現するなど、世界の動物園で近年、特に重視されています。さらに動物保護の観点から希少な動物の輸入が年々難しくなっていて、飼育環境をどう整備しているかが問われる機会が増えています。 こうした中、国内のおよそ140の動物園と水族館で作る日本動物園水族館協会は、ことしから全国の動物園などの飼育環境を調査し、改善につなげる取り組みを新たに始めることになりました。 調査は、バックヤードも含めて野生本来の動きができる飼育スペースの確保や、けがにつながる障害物の有無、餌の栄養や動物の健康状態を記録・管理する仕組みなど、およそ90項目で評価します。ことしはまず、東京の上野動物園や多摩動物公園、大阪の天王寺動物園など、全国の10の施設で調査を始める計画です。 日本動物園水族館協会は「動物園は、見て楽しむことにとどまりがちだったが、種の保存に貢献する使命も求められており、動物が心地よく暮らせる環境整備を目指したい」としています。 希少動物の輸入にも「動物の福祉」 動物園の飼育環境が「動物の福祉」・「アニマルウエルフェア」の観点から整っているかどうかは、希少な動物の輸入にも大きく関わってきています。 希少な動物はワシントン条約で国際的な取り引きが規制されていて、動物の輸入は、野生からの捕獲と、世界各地の動物園などとの取り引き、主にこの2つで行われています。ただ野生からの捕獲は輸出国の法律や基準が整備され、ハードルが高くなっているのが現状です。 このため国内の動物園では海外の動物園とネットワークを結び、動物を貸し借りすることで繁殖を進めています。しかし、輸入の際には「動物の福祉」の考えに基づいた飼育環境が厳しく審査されるため、取引先が求める基準をクリアできず、2019年に準絶滅危惧種のユーラシアカワウソを輸入できなかったケースなどもあったということです。 輸入が年々難しくなる中、国内では動物の高齢化が進んでいるほか、血統に偏りが出て繁殖を進められないなど、さまざまな問題が出てきています。 日本動物園水族館協会の部会長として新たな取り組みを主導する東京の多摩動物公園の渡部浩文園長は「『動物の福祉』を向上させる取り組みがなければ、海外との動物のやり取りや種を保全していくこともできなくなる。お互いに信頼して動物を飼育管理し、繁殖につなげていくことを考えると、今回の取り組みは非常に重要だ」と話しています。 野生に近い飼育環境 観光客も評価 全国には動物本来の動きができる「動物の福祉」・「アニマルウエルフェア」の考え方を取り入れて、観光客の呼び込みに成功している動物園もあります。 このうち、高知県香南市にある県立のいち動物公園は、園内を「熱帯」や「ジャングル」など4つの地理的な環境に分けて、野生に近づけた環境で動物を飼育する「バイオーム展示」と呼ばれる手法を取り入れています。野生で同じ場所に生息するサバンナのキリンやシマウマは、広い敷地で一緒に飼育しているほか、定期的に人工のスコールを降らせてジャングルを再現するなど工夫をしています。 こうした取り組みが功を奏し、アメリカ発の大手旅行情報サイト「トリップアドバイザー」が観光客の口コミを集計したランキングで、2019年と2020年に2年連続で1位に選ばれています。口コミは「自然いっぱいの中で動物が伸び伸びと暮らしている」という声が多く、観光客も自然本来の姿で暮らす展示を評価しています。 老朽化のため改修の計画を進めている「のいち動物公園」は来年以降、日本動物園水族館協会の調査を受ける予定で、本田祐介副園長は「動物の状態には自信はあるが、かなり細かい基準でチェックされると思う。展示上の考え方もどんどん変わってきているので、のいちとしての柱は置いたまま進化していきたい」と話しています。
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