#author("2020-08-27T13:39:20+09:00","","") #author("2020-08-27T13:41:38+09:00","","") -[[Movie]] *喜劇 急行列車 [#mf2c2a48] #ref(kk.png) 国鉄のベテラン車掌・青木吾一は、ある日勤務で東京発長崎行きの寝台特急「さくら」乗車中に、昔憧れていた鞠子と再会する。吾一は車掌室に戻ると、鞠子への思いを独り言で吐露するが、うっかり車内放送のマイクがオンになったままであったため列車中に放送されてしまい、車内は大爆笑の渦に。想いこがれていた鞠子が、夫に決別するためにこの列車に乗った事を知った吾一は、少し喜びつつも東京へ帰るよう説得をする。翌朝、前の晩騒いでいた5人組のホステスの下着や宝石が盗まれる窃盗事件が発生。偶然、鞠子が目撃者であったため、犯人は無事逮捕。長崎に着き、鞠子と別れた吾一だったが、偶然平和公園で鞠子と再会。吾一は喜んで市内を案内する。「長崎物語」を口ずさむ程ご機嫌な吾一だったが、「死んだ父と一緒にいるようで楽しかった」と言われガッカリ。帰宅した吾一は、仕事に理解のない妻のきぬ子に鞠子からの手紙を見られ浮気ではと疑われてしまう。吾一は次の仕事のため西鹿児島行きの特急「富士」に乗車。浮気を疑ったきぬ子もこっそり東海道新幹線で追いかけて「富士」に乗り込み後をつける。きぬ子が車内に居る事で吾一はびっくりするも、そこに乗客の出産騒動が発生する。きぬ子が助産婦だったこともあり騒動は無事収拾。鹿児島に着いた吾一はそこで鞠子と再会するが、夫と復縁することを告げられる。こうして、きぬ子とのわだかまりも解け、吾一の仕事も理解されたのであった。 -喜劇 急行列車 -製作=東映(東京撮影所) -1967.06.03 -8巻 2,468m カラー ワイド -製作:大川博 -企画:秋田亨 加茂秀男 -監督:瀬川昌治 -脚本:舟橋和郎 -撮影:飯村雅彦 -音楽:木下忠司 -美術:北川弘 -録音:小松忠之 -照明:元持秀雄 -出演:渥美清 佐久間良子 西村晃 小沢昭一 江原真二郎 大原麗子 #ref(kk02.png) --渥美清:青木吾一 --西村晃:老機関士 --小沢昭一:今井 --江原真二郎:塚田鞠子の夫 --大原麗子:遠藤洋子 - 食堂車のウェイトレス --根岸明美 --桜京美 --三原葉子 --楠トシエ:青木きぬ子 --鈴木やすし:古川 - 寝台の昇降などを担当する乗客係。洋子と交際している --東けんじ --宮城けんじ --三遊亭歌奴 --梶健司 --岡崎二朗 --左卜全:駅長 --関敬六:吾一の後輩車掌 --石崎吉嗣 --村上不二夫 --川尻則子 --桑原幸子 --北川恵一 --加藤順一:青木特急 - 吾一、きぬ子の長男 --坂本香織:青木ふじ - 吾一、きぬ子の三女 --大森不二香:青木つばめ - 吾一、きぬ子の次女 --丸山記美江:青木さくら - 吾一、きぬ子の長女 --真木亜紗子 --田沼瑠美子 --谷本小代子 --佐々木梨里 --小塚十紀雄 --打越正八 --木村修 --泉綾子 --大和田恵美子 --池田朱美 --日吉順子 --水野崇 --酒巻輝雄 --佐久間良子:塚田鞠子 -同時上映: 『あゝ同期の桜』 脚本:須崎勝弥、中島貞夫 / 監督:中島貞夫 / 主演:松方弘樹 *喜劇 団体列車 [#gcac3ed3] -愛媛県の伊予和田駅に勤務する国鉄職員、山川彦一は独身の30歳。助役試験を過去に三度落ちているが、四度目に向けて張り切っている。ある日彦一はいつも通りに改札業務をしていると、客車から車掌に伴われて小さな男の子が下車する。志村敬一と名乗るその子とともに宇和島駅で彦一と下車すると、敬一の母親、志村小百合が待っていた。それがきっかけで彦一は次第に小百合に惹かれていく。もう一方で彦一の叔父、八五郎が彦一を心配し、彦一に見合い話を持ちかけてくる。相手は日高邦子。百合子と同じくらい明るい娘で、父友造も好人物。邦子は彦一に好意を抱くが、それでも彦一の気持ちは、助役試験のために試験勉強をともにしてくれた小百合に向いている。小百合のお陰で助役試験の一次試験にも受かったが、二次試験を目前にして小百合が不在の中敬一の看病を徹夜でし、翌日助役試験の試験会場にぎりぎりで滑り込む。案の定彦一は睡魔に襲われ、二次試験の自由討論も落ちる。試験後、彦一は助役試験の結果を飲み屋で友造に報告していると、助役試験に受かった太宰淳一に遭遇。友造を侮辱した淳一の態度に我慢できず、彦一は淳一を叱る。それを見た邦子は、いっそう彦一に惹かれ、絶対彦一と結婚する、と友造に言う。そして四国を巡る団体列車の運転日が来る。団体の中には友造と邦子、そして小百合と敬一もいた。旅行中も邦子は彦一と行動を共にしていたが、それでも彦一の気持ちは小百合にいっていた。しかし高知に滞在していた頃には夢で小百合に「敬一の父親になって欲しい」と言われ、彦一と結婚の約束をしたのに、徳島に滞在中の夜に、小百合は亡くなった夫の友人と結婚すると告げる。がっかりする彦一。翌年彦一は五度目の助役試験に受かり、講習会のために大阪に向かう。伊予和田駅には彦一を見送りにきた妻の邦子と二人の子供の姿もあった。 -製作=東映(東京撮影所) -1967.11.12 -8巻 2,491m カラー ワイド -製作:大川博 -監督:瀬川昌治 -脚本:舟橋和郎 -撮影:坪井誠 -音楽:木下忠司 -美術:北川弘 -録音:小松忠之 -照明:元持秀雄 -出演:渥美清 佐久間良子 笠智衆 小沢昭一 城野ゆき -クレジット順 --渥美清:山川彦一。主人公。伊予和田駅に8年勤務している国鉄職員。情に厚いが計算が苦手。 --小沢昭一:中村部長 --笠智衆:日高友造。邦子の父で元国鉄職員。42年勤務し、助役試験に八度落ちたが、鉄道事故を未然に防ぎ、表彰された。 --城野ゆき:日高邦子。友造の娘。彦一に好意を持っている。 --東けんじ:東。東京から来た漫才師。高知の旅館で漫才を披露する。 --宮城けんじ:宮城。東京から来た漫才師。高知の旅館で漫才を披露する。 --ミヤコ蝶々:お杉。彦一の母。実家である山川雑貨店を営む。 --ミヤコ蝶々は、渥美清主演の国民的映画『男はつらいよ』の初期作品においても、主人公車寅次郎の実の母の役を演じている。 --楠トシエ:絹代。了賢の妻。了賢とともに国鉄の企画した団体旅行に参加するが、途中徳島駅で気分が悪くなる。 --三遊亭歌奴:木村 --大辻伺郎:太宰淳一。松山駅勤務の国鉄職員。助役試験に落ちている彦一を馬鹿にし、友造を侮辱する。 --市村俊幸:倉持駅長。伊予和田駅駅長。 --河野秋武:了賢。住職。絹代とともに国鉄の企画した団体旅行に参加する。 --南広:小百合の再婚相手 --中村是好:試験官A --左卜全:クレジットのみ。 --由利徹:風間八五郎。彦一の叔父。理髪店を営む。 --上田吉二郎:関口。缶詰会社の社長。会社の慰安旅行で伊予和田駅近くの旅館に来ていた。 --沢彰謙:柳助役。伊予和田駅助役。 --佐藤晟也:柴田 --小林稔侍:新婚の夫 --津路清子:すみ江。小百合の母。 --清水みつえ:新婚の妻 --武智豊子 --南幸伸:中学生 --原直人:志村敬一。小百合の子。目を離しているとすぐ迷子になる。 --木村修:専務車掌 --秋山敏:試験官B --菅野直行 --三和清一郎 --仲塚康介:宇和島駅長 --田川恒夫 --山田甲一:次の客 --谷本小代子 --大竹真理子 --竹村清女:後の客 --岩本好恵 --中川久子 --田沼瑠美子 --鈴木三重子(ローヤル):三重子 --東ひかり(コロムビア):歌手 --佐久間良子:志村小百合。学校の教師。現在は未亡人。 -クレジット無し --丸平峰子:徳島駅の旅行者援護相談所の看護婦。 --南風夕子:若い娘 *喜劇 初詣列車 [#g12a01bb] スキー客で満員の上越線急行越路は、越後湯沢でスキー客を降ろし北上、新潟を目指す。上田新作は、今年から上越線担当の国鉄の車掌。車内で小学校の頃の幼馴染、美和子に再会する。その夜、先輩の野々宮と新潟市内のクラブに繰り出す。するとそこで酔っ払った客に絡まれている美和子に再び会い、野々宮も、かつて電車内で介抱した中年の芸者、ぽん太と再会し、飲む。一方新作は酔った美和子を介抱し、美和子の家に運ぶ。新作は、東京で研吉を探し、発見。説得し、自宅に連れて来る。そして新作の妻、幸江は、新作が、新作とは全く無関係の三和子(ぽん太)と浮気してると勘違いし、そこにいた野々宮も、妻の富子に、ぽん太と浮気していると勘違いされ、騒ぎをおこす。そこに美和子が来て、研吉は美和子と再会し、騒ぎは収まる。その後研吉は鉄道弘済会に就職し、クリスマスを房子とともに過ごす。新作の方も初詣を前に美和子に大好きだと言われる。新作は期待するが、それは自分の亡くなったおじさんに似ているから好きだと言っただけで、良い友達としてこれからも付き合ってということだった。がっかりする新作。年が明け、上田は研吉と房子を伴って伊勢神宮へ行くのだった。 -製作=東映(東京撮影所) -1968.01.03 -8巻 2,498m カラー ワイド -製作:大川博 -企画:秋田亨 加茂秀男 -監督:瀬川昌治 -脚本:舟橋和郎 -撮影:西川庄衛 -音楽:木下忠司 -美術:北川弘 -録音:井上賢三 -照明:元持秀雄 -出演:渥美清 中村玉緒 佐久間良子 西村晃 城野ゆき --上田新作 - 渥美清 --上越線担当の車掌。金町小学校時代は美和子より4年上級で、"ダボハゼのシンちゃん"と呼ばれていた。 --上田幸江 - 中村玉緒(大映) --新作の妻。ちょくちょく夜になると出かけたりする新作をみて不審に思い、夏雄に浮気調査を依頼する。 --上田夏雄 - 川崎敬三 --新作の弟で、東海道新幹線の車掌。新作たちのために伊勢市行きの初詣列車の切符を取る。新作の浮気調査を幸江から依頼され、美和子の写真を撮ってくるが、新作とは全く無関係の三和子(ぽん太)の写真を撮ってくる。その美和子違いから騒動が起こる。 --坂本美和子 - 佐久間良子 --芸者。新潟地震で両親と兄を失い、弟の研吉は行方不明に。 --坂本研吉 - 小松政夫 --2年前東京の印刷会社で働いていたが、新潟地震で家族を失い、英子に騙され、房子に結婚を断られたことから自棄になり行方不明になるが、じつはまだ東京にいた。印刷会社の日給が五百円と少ないことから不満を抱き、フーテンになる。しかし新作に殴られ、自分の父親を思い出し、フーテンをやめる。その後、鉄道弘済会に就職し、房子との結婚が決まる。 --野々宮太平 - 西村晃 --新作の先輩。2年前東北線で車掌をしていて、車内で酔ったぽん太を介抱し、ぽん太に出会う。 --野々宮富子 - 楠トシエ --太平の妻。夫である太平が昔ぽん太と関係があったことを知らない。 --細川房子 - 城野ゆき --集団就職で研吉と東京の印刷会社に就職。研吉に結婚を申し込まれたが、その時は研吉の冗談と受け止め、断ったが、実は研吉が好きだった。その後、研吉との結婚が決まる。 --三和子(ぽん太) - 若水ヤエ子 --昔青森にいた東北弁訛りの中年の芸者。去年まで"ぽん太"と名乗っていたが、故郷である新潟に戻ってから"三和子"を名乗る。夏雄曰く「相当なババア芸者」 //--その他キャスト --英子 - 小林裕子 --画家の青年 - 財津一郎 --春子 - 園佳也子 --年増の芸者 - 伊藤慶子 --娘 - 青山ミチ、清水みつえ *Add [#i4b8e633]