喜劇 急行列車

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国鉄のベテラン車掌・青木吾一は、ある日勤務で東京発長崎行きの寝台特急「さくら」乗車中に、昔憧れていた鞠子と再会する。吾一は車掌室に戻ると、鞠子への思いを独り言で吐露するが、うっかり車内放送のマイクがオンになったままであったため列車中に放送されてしまい、車内は大爆笑の渦に。想いこがれていた鞠子が、夫に決別するためにこの列車に乗った事を知った吾一は、少し喜びつつも東京へ帰るよう説得をする。翌朝、前の晩騒いでいた5人組のホステスの下着や宝石が盗まれる窃盗事件が発生。偶然、鞠子が目撃者であったため、犯人は無事逮捕。長崎に着き、鞠子と別れた吾一だったが、偶然平和公園で鞠子と再会。吾一は喜んで市内を案内する。「長崎物語」を口ずさむ程ご機嫌な吾一だったが、「死んだ父と一緒にいるようで楽しかった」と言われガッカリ。帰宅した吾一は、仕事に理解のない妻のきぬ子に鞠子からの手紙を見られ浮気ではと疑われてしまう。吾一は次の仕事のため西鹿児島行きの特急「富士」に乗車。浮気を疑ったきぬ子もこっそり東海道新幹線で追いかけて「富士」に乗り込み後をつける。きぬ子が車内に居る事で吾一はびっくりするも、そこに乗客の出産騒動が発生する。きぬ子が助産婦だったこともあり騒動は無事収拾。鹿児島に着いた吾一はそこで鞠子と再会するが、夫と復縁することを告げられる。こうして、きぬ子とのわだかまりも解け、吾一の仕事も理解されたのであった。

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喜劇 団体列車

喜劇 初詣列車

スキー客で満員の上越線急行越路は、越後湯沢でスキー客を降ろし北上、新潟を目指す。上田新作は、今年から上越線担当の国鉄の車掌。車内で小学校の頃の幼馴染、美和子に再会する。その夜、先輩の野々宮と新潟市内のクラブに繰り出す。するとそこで酔っ払った客に絡まれている美和子に再び会い、野々宮も、かつて電車内で介抱した中年の芸者、ぽん太と再会し、飲む。一方新作は酔った美和子を介抱し、美和子の家に運ぶ。新作は、東京で研吉を探し、発見。説得し、自宅に連れて来る。そして新作の妻、幸江は、新作が、新作とは全く無関係の三和子(ぽん太)と浮気してると勘違いし、そこにいた野々宮も、妻の富子に、ぽん太と浮気していると勘違いされ、騒ぎをおこす。そこに美和子が来て、研吉は美和子と再会し、騒ぎは収まる。その後研吉は鉄道弘済会に就職し、クリスマスを房子とともに過ごす。新作の方も初詣を前に美和子に大好きだと言われる。新作は期待するが、それは自分の亡くなったおじさんに似ているから好きだと言っただけで、良い友達としてこれからも付き合ってということだった。がっかりする新作。年が明け、上田は研吉と房子を伴って伊勢神宮へ行くのだった。

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Last-modified: 2020-08-27 (木) 13:41:00