Movie/笛吹童子
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[[Movie]] #contents *笛吹童子 [#t50c0625] #ref(fd00.png) #br *ストーリー [#kf3844cd] 時は室町時代、応仁の乱のころである。丹波国の満月城の城主、丹羽修理亮は野武士に攻められ、城は落ちた。彼には20歳そこそこの2人の息子がいる。兄は萩丸、弟は菊丸。武芸に秀でた萩丸は敢然と立ち向かうが、弟の菊丸はちがった。「武士なれば戦もしなければならぬ。戦いはいやだ。わたしは武士をすてて面作りになる」と言い残して都に暮らし始める。菊丸は笛の名手である。笛の音で濁りや汚れに満ちた人の心を洗うのであった。笛は師から伝わる名笛、春鶯囀(しゅんおうてん)。人々は彼を笛吹童子と呼んだ。 #ref(fd01.png) #br *小説 [#yf67a592] -『笛吹童子』 1953年、北村寿夫(著)、御正伸(絵)、宝文館 -『笛吹童子・紅孔雀』 1990年、北村寿夫(著)、香西久(元NHKチーフ・ディレクター、解説)、講談社(スーパー文庫)、ISBN 4062047403 -『笛吹童子』 1998年、橋本治(著)、北村寿夫(原作)、橋本治(解説「今の時代に合うように書き直した」)、講談社 (痛快世界の冒険文学; 7)、ISBN 4062680076 -『完全版 新諸国物語 第一巻』 2010年、北村寿夫(著)、末國善己(編)、作品社。 北村 寿夫(きたむら ひさお、1895年1月8日 - 1982年1月3日)脚本家、児童文学作家。 東京出身。本名・寿雄。早稲田大学中退。小山内薫に師事、『劇と評論』同人となる。1936年NHK文芸部主事。戦後1952年から「白鳥の騎士」に始まる「新諸国物語」を五年連続してラジオ放送し、「笛吹童子」「紅孔雀」などがヒットして映画化。 二男は画家の北村芳文(きたむら よしふみ、別名:花船長、1943年5月12日 - )。2018年7月にテレビ東京の番組『家、ついて行ってイイですか?』に出演、自宅で『七つの誓い』の生原稿など父親の遺品を披露 *映画 [#sc84825f] 『新諸国物語 笛吹童子』 1954年(昭和29年)4月公開。東映製作、東映京都撮影所作品。第一部公開後、週替わりで全三部作が順次公開。 -第一部:『どくろの旗』 -第二部:『妖術の闘争』 -第三部:『満月城の凱歌』 ''新諸国物語 笛吹童子 第一部どくろの旗'' -製作=東映(京都撮影所) -1954.04.27 -5巻 1,240m 45分 白黒 -企画 ................ マキノ光雄 宮城文夫 -監督 ................ 萩原遼 -助監督 ................ 小沢茂弘 -脚色 ................ 小川正 -原作 ................ 北村寿夫 -撮影 ................ 三木滋人 -撮影助手 ................ 坪井誠 -音楽 ................ 福田蘭童 -作詞 ................ 北村寿夫 -作曲 ................ 福田蘭童 -唄 ................ 「笛吹童子」 ミチル児童合唱団 「まぼろしの笛」 荒川文子 -美術 ................ 鈴木孝俊 -録音 ................ 石原貞光 -照明 ................ 福田晃市 -編集 ................ 宮本信太郎 *配役 [#oc89c0b2] -萩丸 ................ 東千代之介 -菊丸 ................ 中村錦之助 -桔梗 ................ 田代百合子 -霧の小次郎 ................ 大友柳太朗 -赤柿玄蕃 ................ 月形龍之介 -丹羽修理亮 ................ 河部五郎 -上月右門 ................ 清川荘司 -上月左源太 ................ 島田照夫 -浅茅 ................ 松浦築枝 -劉風来 ................ 水野浩 -斑鳩隼人 ................ 楠本健二 -志野 ................ 五月蘭子 -堂三 ................ 吉田義夫 #br #ref(fd02.png) #br *Add [#oa0b3173] 本作が公開されるまでの東映は、前身の東横映画時代からの不調がどん底で[23]、当時本社のあった渋谷界隈では、赤ちょうちんの一杯飲み屋でも「東映の社員にツケで飲ますな」と言われたほどだった[23]。ところが錦之介の人気爆発と共に、製作する映画が次から次へと大当たりし、一気に息を吹き返した[23]。こうなると現金なもので、渋谷はもとより、銀座、赤坂、六本木あたりまで「お勘定はいつでも結構ですから」と東映社員を大歓迎した[23]。また京都での錦之介のモテっぷりは、錦之介を中心に地球が回っているかのような騒ぎで、両手に祇園の舞妓を抱いてザブンと風呂に入ったなどの伝説も生まれた。 新諸国物語 笛吹童子 完結篇 満月城の凱歌
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[[Movie]] #contents *笛吹童子 [#t50c0625] #ref(fd00.png) #br *ストーリー [#kf3844cd] 時は室町時代、応仁の乱のころである。丹波国の満月城の城主、丹羽修理亮は野武士に攻められ、城は落ちた。彼には20歳そこそこの2人の息子がいる。兄は萩丸、弟は菊丸。武芸に秀でた萩丸は敢然と立ち向かうが、弟の菊丸はちがった。「武士なれば戦もしなければならぬ。戦いはいやだ。わたしは武士をすてて面作りになる」と言い残して都に暮らし始める。菊丸は笛の名手である。笛の音で濁りや汚れに満ちた人の心を洗うのであった。笛は師から伝わる名笛、春鶯囀(しゅんおうてん)。人々は彼を笛吹童子と呼んだ。 #ref(fd01.png) #br *小説 [#yf67a592] -『笛吹童子』 1953年、北村寿夫(著)、御正伸(絵)、宝文館 -『笛吹童子・紅孔雀』 1990年、北村寿夫(著)、香西久(元NHKチーフ・ディレクター、解説)、講談社(スーパー文庫)、ISBN 4062047403 -『笛吹童子』 1998年、橋本治(著)、北村寿夫(原作)、橋本治(解説「今の時代に合うように書き直した」)、講談社 (痛快世界の冒険文学; 7)、ISBN 4062680076 -『完全版 新諸国物語 第一巻』 2010年、北村寿夫(著)、末國善己(編)、作品社。 北村 寿夫(きたむら ひさお、1895年1月8日 - 1982年1月3日)脚本家、児童文学作家。 東京出身。本名・寿雄。早稲田大学中退。小山内薫に師事、『劇と評論』同人となる。1936年NHK文芸部主事。戦後1952年から「白鳥の騎士」に始まる「新諸国物語」を五年連続してラジオ放送し、「笛吹童子」「紅孔雀」などがヒットして映画化。 二男は画家の北村芳文(きたむら よしふみ、別名:花船長、1943年5月12日 - )。2018年7月にテレビ東京の番組『家、ついて行ってイイですか?』に出演、自宅で『七つの誓い』の生原稿など父親の遺品を披露 *映画 [#sc84825f] 『新諸国物語 笛吹童子』 1954年(昭和29年)4月公開。東映製作、東映京都撮影所作品。第一部公開後、週替わりで全三部作が順次公開。 -第一部:『どくろの旗』 -第二部:『妖術の闘争』 -第三部:『満月城の凱歌』 ''新諸国物語 笛吹童子 第一部どくろの旗'' -製作=東映(京都撮影所) -1954.04.27 -5巻 1,240m 45分 白黒 -企画 ................ マキノ光雄 宮城文夫 -監督 ................ 萩原遼 -助監督 ................ 小沢茂弘 -脚色 ................ 小川正 -原作 ................ 北村寿夫 -撮影 ................ 三木滋人 -撮影助手 ................ 坪井誠 -音楽 ................ 福田蘭童 -作詞 ................ 北村寿夫 -作曲 ................ 福田蘭童 -唄 ................ 「笛吹童子」 ミチル児童合唱団 「まぼろしの笛」 荒川文子 -美術 ................ 鈴木孝俊 -録音 ................ 石原貞光 -照明 ................ 福田晃市 -編集 ................ 宮本信太郎 *配役 [#oc89c0b2] -萩丸 ................ 東千代之介 -菊丸 ................ 中村錦之助 -桔梗 ................ 田代百合子 -霧の小次郎 ................ 大友柳太朗 -赤柿玄蕃 ................ 月形龍之介 -丹羽修理亮 ................ 河部五郎 -上月右門 ................ 清川荘司 -上月左源太 ................ 島田照夫 -浅茅 ................ 松浦築枝 -劉風来 ................ 水野浩 -斑鳩隼人 ................ 楠本健二 -志野 ................ 五月蘭子 -堂三 ................ 吉田義夫 #br #ref(fd02.png) #br *Add [#oa0b3173] 本作が公開されるまでの東映は、前身の東横映画時代からの不調がどん底で[23]、当時本社のあった渋谷界隈では、赤ちょうちんの一杯飲み屋でも「東映の社員にツケで飲ますな」と言われたほどだった[23]。ところが錦之介の人気爆発と共に、製作する映画が次から次へと大当たりし、一気に息を吹き返した[23]。こうなると現金なもので、渋谷はもとより、銀座、赤坂、六本木あたりまで「お勘定はいつでも結構ですから」と東映社員を大歓迎した[23]。また京都での錦之介のモテっぷりは、錦之介を中心に地球が回っているかのような騒ぎで、両手に祇園の舞妓を抱いてザブンと風呂に入ったなどの伝説も生まれた。 新諸国物語 笛吹童子 完結篇 満月城の凱歌
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