チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像
東宝配給にて、2014年3月29日公開。チーム・バチスタシリーズの最終作として制作されたため、TBSテレビ製作の映画版との関係は無い(配給元は同じ東宝)。
TOHOシネマズ日本橋、お台場シネマメディアージュ、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、渋谷HUMAXシネマ他全国282スクリーンで公開され、公開初週の土日2日間で動員12万3,007人、興収1億5,536万7,900円、全国映画動員ランキングでは初登場5位となった。
2015年4月7日の21時 - 23時18分に地上波初放送された。視聴率は関東地区で9.6%を記録した(ビデオリサーチ調べ)。
地下室で不審死を遂げた9人の医療関係者。Ai(オートプシー・イメージング:死亡時画像診断)導入を推進する白鳥のよく知る人物も犠牲となってしまう。だが、ただ一人生き残った生存者が速水の率いる救命チームに搬送される。
同じころ、日本初となる国際Aiセンター発足の目玉として、新型MRI「リヴァイアサン」の導入が決定。顕微鏡レベルの解像度を誇り現代医療の「怪物」として大きな注目を集めていた。国と自治体、東城医大病院が三位一体で取り組む死因究明システムの一大改革に、田口と白鳥は奔走する日々を送っていたが、白鳥はリヴァイアサンの責任者である東堂の派手な言動に苦慮。一方、田口は搬入パレードの日に医療ジャーナリストの別宮葉子に声をかけられるのと同時に、かつて自分達が関わった地方病院「碧翠院」に纏わる騒動の中で失踪していた、元「碧翠院」産婦人科医兼すみれエンタープライズ経営者・桜宮すみれを目撃する。
その後、こけら落しとなる大講堂でのシンポジウムを10日後に控え、司法解剖で死因が判別できなかった集団不審死事件を、東堂がリヴァイアサンで解明しようと画策する。しかしそれは「三の月、東城医大病院とケルベロスの塔を破壊する」と記された脅迫状が届くという不穏な結果を招くことになってしまう。
Aiセンター始動の日。それは医学界の根底を大きく揺るがす「最悪な日」となるのか。田口と白鳥は真相を突き止めるためにひた走る。