TV/渡る世間は鬼ばかり

 

渡る世間は鬼ばかり(5)

渡る世間は鬼ばかり(渡る世間は鬼ばかり(5)、渡る世間は鬼ばかり(第5シリーズ))

脚本家・橋田壽賀子が、誰でも一度は経験のある嫁姑の確執、夫婦・家族・親子の絆、結婚・離婚、子育て、教育、女性と仕事などの「心の事件」を様々な角度から取り上げ、家族にとって何が一番幸せなのかを問いかけるドラマシリーズ。第5シリーズは、番組が始まって満10年。今回は、幸楽の従業員・周平と結婚した聖子と居候の加津のバトルが激化する。五月が嫁いだ中華料理店幸楽では、この春に結婚した従業員の周平と聖子が五月たちとひとつ屋根の下で暮らし始めて以来、今まで以上にぎくしゃくし出していた。聖子は何かにつけてキミの肩を持ち、愛や眞、五月にまで嫌味を言うほどまでになっていた。そんな聖子を見透かしている加津は、聖子がいかに信用できない人間かをことあるごとに暴露した。聖子と加津の争いが益々エスカレートしていく一方で、五月の長女・愛がパーティーのコンパニオンをしていることが発覚し、五月とキミの間でも火花が散る。大吉の周りでは、娘たち以外にも孫たちの問題が次々と発覚し、波乱づくめの毎日だった。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】
第1回目は『2000秋スタートスペシャル』、第13回は『2000年年末スペシャル』、最終回(第50回)は『パート5最終回スペシャル』として拡大版で放送されたため、別記している。協力:緑山スタジオ・シティ。【出典:ドラマ本体クレジット表示(採録:古崎康成)(2)(35)】《16:9》

2000年年末スペシャル

渡る世間は鬼ばかり 2000年年末スペシャル(渡る世間は鬼ばかり(5)(第13回)2000年年末スペシャル)

五月(泉ピン子)の店の従業員、聖子(中島唱子)が、キミ(赤木春恵)から預かった預金通帳を持って姿を消した。500万円もの金が銀行口座から引き出されており、あまりの出来事に五月や聖子の夫、周平(岡本信人)は言葉も出ない。だが、キミだけは聖子が事故に巻き込まれたのではないかと心配する。

あらすじ

第5シリーズ

岡倉大吉とおかくら

おかくらにタキの息子の青山久光が現れる。インドで絵を描いてきたというので、おかくらの店舗で個展を開く。タキは久光と葉子の結婚を危ぶみ、二人の結婚を阻止する。

野田家

良はリストラ担当重役として同僚社員の首切りを行う。そして自分自身も会社に辞表を出す(本人曰くリストラ担当として自分自身をリストラした)。あかりは妊娠し病院に入るが、姑の満枝に甘えていると嫌味を言われる。出産を終えたあかりは息子勇気を連れて東京に戻る。水耕栽培の夢を捨てた和夫を許せず、離婚を決意する。

小島家

愛は親に隠れてコンパニオンのバイトを始める。そこで城代正則と知り合い交際を始める。最初は反対していた五月と勇であったが、勇が城代の父親に惚れ込んでしまい逆に愛に早く結婚するように勧めるまでになる。聖子はキミのご機嫌取りに励んでいたが、ある日銀行通帳と印鑑を渡された時に魔が差し、預金を引き出して逃亡する。 眞はインターネットにはまったまま高校進学に悩む。ネットで知り合ったサチに説得され高校受験を決心する。眞は従兄弟の隆と同時期に受験するが、隆は落ちてしまう。隆は荒れて野々下を父親として認めないという。邦子は全て眞と五月が悪いと罵る。隆は高校に進まずに水道工事屋になるというが邦子は外聞が悪く、それを許さない。加津は眞の同級生で、父親に捨てられた森山壮太が気になる。

高橋家

文子は旅行代理店を開くために資格を取ろうとする。努力の結果、旅行業務取扱主任となった文子は望を大吉に預けて南米に視察旅行に出かける。亨は文子が旅行代理店を始めることに反対する。

葉子

葉子のところには太郎の母政子が押し掛けてきて同居する。太郎の嫁の美智と顔を合わせたくないからである。政子はお気に入りの宗方を葉子と結婚させて、3人で暮らすことを望んだ。一方、葉子はタキの息子久光に惹かれていく。

本間家

英作は妹夫婦が大阪の本間病院を継いだことで自分の不甲斐なさに悩む。由紀夫婦と暮らしていた常子が折り合いが合わずに東京に出てくる。一度は由紀と和解し大阪に戻るが、今度は由紀が常子とは一緒に暮らせないので病院を出て行くと長子夫婦のところに相談に来る。

ゲスト

城代家

正則(まさのり) 演 - 宮下裕治

経済学部卒、商社勤務?

友人の披露宴でコーヒーこぼして愛に処理してもらう?

第5シリーズ第24話 - 第7シリーズに登場。忠信の息子。コンパニオンのアルバイトで愛と知り合い交際を始める。母親を子供のころに亡くしているためにかなりのファザコンで愛はだんだん不信感を募らせる。第7シリーズでは愛が正則の交際よりも仕事に夢中になってしまい進展に業を煮やし、密かに別の女性と同時に付き合いその女性と結婚することが決まったため一方的に愛に別れを告げて破局する。

忠信(ただのぶ) 演 - 神田正輝

第5シリーズ・第6シリーズ第26話に登場。正則の父。早くに妻を亡くし男手一つで息子を育てた。実家はラーメン屋だった。商社勤めで人の心をつかむのがうまい。自分の父親から受け継いだラーメンのスープを勇に食べさせることでそれまで愛の交際に反対していた勇をデートに送り出すまで改心させてしまう。愛をクルージングに出す為に代理で数日間幸楽の調理場を手伝う。

隆(りゅう)

演 -五十畑迅人(小学生時代・第3シリーズ迄)→ 田中恭兵(中高生時代・第4 - 7シリーズ)→ 森宮隆(成人後・最終シリーズ)

ミカの兄。浩介の長男。両親の離婚後は邦子に引き取られて小島家で暮らす。眞への対抗心を持つ母に無理矢理学習塾に通わされて辟易し、眞と一緒に勉強するものの、眞とは反対に私立中学は不合格に終わる。一時、幸楽を継ぎたいと言い出したため、勇が手伝わせるが、野菜洗うのにお湯が出ないと文句言うなど数日で音を上げる。都立高校入学前に眞と高橋家に「男3人合宿生活」に行った際、高橋家の上の階の部屋で漏水し、高橋家も被害が出る。そのとき、駆けつけた水道工事の仕事ぶりを見て、目標を見つける。大吉の紹介で北原設備工業に住み込みで就職。以後、「おかくら」にときどき修理や食事をしに来るようになる。就職に対し、邦子は猛反対するが、自分の思いを通す。眞の他、望や森山とも仲が良く、私立中学を不合格となって荒れたときにも、眞のフォローで立ち直る。2回目の「男3人合宿生活」は眞が店の都合で途中リタイアしたので、野々下長太が参加する。望のボランティア活動にも同行する。のちに国家資格に合格したことで母とは和解する。なお、隆・眞・登の3人は同年齢であるが、加奈・登とは交流がない。

Add

絵描きと葉子の一泊旅行 を潰した母親

加津(かづ) 演 - 宇野なおみ

第4シリーズ第38話から登場。第5シリーズ‐第8シリーズでは岡倉姉妹同様にメインのエピソードが多い。長太とみのりの長女。両親の離婚に際し、母に引き取られる。しかし、母にも捨てられて父を頼って戻ってくる。父の再婚相手の邦子と折り合いが悪く引き取ることを拒否したため、五月のもとに引き取られる。以来五月と勇を両親、愛を姉、眞を兄のように慕うが、小島家の人間ではない理由でキミ・久子・聖子からは邪魔者扱いされる(ただし3人とも人柄は認めているふしがある。そのため久子はのちに自分の洗濯代行業の店を手伝わせるなど、加津に接する態度にもかなり変化が生じる)。その境遇からとても気が強く子供のころから邦子を言い負かしたり「私には父も母もいない、一人で自由に生きていく」と口癖のように言う。 学芸会の芝居がきっかけで子役タレントとしてスカウトされるが、怪我のためデビューには至らず、その後はインターネットにはまり、ホームページを作成し、随筆風自叙伝を公開する。それが出版社に注目され、単行本化してベストセラーになり、世間の話題となったため、母が連絡をとってきて再会する。父の家族と母の家族のあいだで、どちらにも行き場のない境遇となる。初恋相手は森山だったが、徐々に眞に恋心を抱くようになる。眞に彼女がいることがわかり、吉野杏子にヤキモチを焼き、吉野に会いに行く。その後、高校を休学しペットシッターを志しペットショップでアルバイトをするが、父親の説得により断念し復学。好きな食べ物はあんみつである。第8シリーズでは「杏仁 MY LOVE」、第9シリーズでは「チコの日記」というタイトルのブログを書く。 登場当時からいじめなどにも負けず周囲の登場人物の考えも読み通せる勘の鋭い賢しい子供だったが、成長後の第9シリーズ最終回で進学塾に通わずに独学で東大に現役合格し入学するものの、父の仕事を手伝うようになる。最終シリーズ第2話で「幸楽」を出て、父の長太と暮らしそれ以降はインターネットCMの仕事を始め、東大にはほとんど行けていない様子でおやじバンドのCMソングCDの件で勇達に相談を持ち掛け最終回の眞と貴子の結婚式にも出席している。 最終シリーズ後のスペシャルからは出番はほとんどなくなり音沙汰なしである。 誠は眞の結婚相手は加津しかいないと語っていた。

 


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Last-modified: 2024-04-23 (火) 23:53:27