Movie

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俺ら東京さ行ぐだ

1985年製作/95分/配給:松竹 1985年08月03日(土)公開

同時上映「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」江上若菜:樋口可南子

田舎から上京し、東京原宿の写真スタジオでカメラマン助手として働く野々宮元。彼のもとに父親、耕造からの手紙が届いた。七月の初めに、妻のあやと二人で上京するというのだ。夜行列車で上野駅に着いた耕造夫婦は、元との約束の場所で待つが、いつまでたっても彼は現われない。元は写真スタジオでこき使われており、チーフに早退を申し込んでいたが聞き入れられないのだ。元を待つのを諦めた二人は、あやの妹、絹代が住む団地に赴く。が、夫の単身赴任で、中学生の息子はグレているという絹代の家庭の殺伐とした雰囲気に、夕食の誘いも断った二人はホテルに向かう。ホテルのロビーでは、元が待ちうけていた。一時間も待っていたと不機嫌な彼は、ようやく許可が出てスタジオを抜け出してきたので、両親に会うやいなやホテルから去って行く。次の日、代議士への陳情を終え、あやと合流した耕造は元のアパートへ行く。一方、元は仕事が終わった後、スタイリスト助手である恋人伸子の悩みを聞かされていた。両親を幼い頃に亡くしたという伸子の苦労話に、ふと元は自分の両親のことを思い出し、帰宅を急いだ。その夜、元は田舎に戻らないかという耕造と口論をする。次の日、耕造夫婦は原宿の元の仕事場へ行き、息子の仕事ぶりを見て、安心した気持になった。伸子が、今日は暇だからと東京見物の案内を申し出る。三人はタクシーで都内を回る。唄好きの蛯名と名乗るタクシーの運転手は津軽出身で耕造夫婦と意気投合。ラジオから流れてきた「俺ら東京さ行ぐだ」を聞いて、彼は「俺らの故郷ばバカにして」と怒る。上野駅のホームで、耕造とあやは「伜のことを頼みます」と、伸子に金の入った封筒を渡した。二人は息子の将来に希望を見出し、上京の意味があったと夜行列車に乗り込んだ。

1985年、この楽曲をモチーフにした映画が松竹の製作・配給により公開された。東京でカメラマンの助手として働く息子と、その生活ぶりに落胆する両親との確執を描いた人情コメディ。吉自身もタクシー運転手役で出演している。同時上映は「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」。 90年代に「スーダラ伝説」による植木等再評価ブームに乗り唯一のテレビ放送がなされた。上映後にビデオが発売されたが廃盤となりDVDも未発売である。

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キャスト

[別口]

スタッフ

挿入歌

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鶏のエサ忘れるな


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Last-modified: 2020-08-23 (日) 19:34:00