伊藤雷:伊藤健太郎 弘徽殿女御:三吉彩花 倫子:伊藤沙莉 春宮:田中偉登 光源氏:沖門和玖 藤壺女御:MIO 桐壺更衣:YAE 六条御息所:手塚真生 伊藤水:細田佳央太 山下元子:LiLiCo 木村:村井良大 責任者:兼近大樹 (EXIT) 伊藤明子:戸田菜穂 右大臣:ラサール石井 桐壺帝:伊勢谷友介 梅命婦:山村紅葉 良喬:笹野高史
原作:内館牧子『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』(幻冬舎文庫) 監督:黒木瞳 脚本:多和田久美 音楽:山下康介 雅楽監修:東儀秀樹 主題歌:OKAMOTO'S「History」 (Sony Music Labels) 製作総指揮:木下直哉 プロデューサー:武部由実子、菅野和佳奈 撮影:月永雄太 照明:木村匡博 録音:田中博信 美術:三ツ松けいこ 装飾:平井浩一 衣装(現代):藤山晃子 衣装(平安時代):竹林正人 ヘアメイク:酒井啓介、小坂美由紀 結髪:中山香津世、後藤瑞来、和久井綾子 VFXスーパーバイザー:小坂一順 編集:洲崎千恵子 スクリプター:吉田久美子 音響効果:松浦大樹 助監督:佐伯竜一 制作担当:小野山哲史 音楽プロデューサー:津島玄一 ラインプロデューサー:田口雄介 制作・配給:キノフィルムズ 製作:木下グループ、「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー
NHKアシガールの真似かいな
黒木瞳“監督”に映画界から三下り半 「十二単衣を着た悪魔」大コケ…伊藤健太郎逮捕も“PR”にならず 黒木瞳(C)日刊ゲンダイ 黒木瞳(C)日刊ゲンダイ 映画界から三くだり半を突き付けられたと評判になっているのが女優、いや監督の黒木瞳(60)だ。
先月6日、黒木がメガホンを取った長編映画「十二単衣を着た悪魔」が公開されたものの見事に大コケを記録してしまった。ちなみに同作品は、ひき逃げ事件で世間を騒がせた俳優・伊藤健太郎(23)の主演作。予定通り公開され、実に皮肉な形で世間の注目を集めていたのだが……。
「いざ始まってみれば公開初週の週末興行ランキングではトップ10圏外。このままだと興収は5000万にも達しない。製作費の元も取れず大赤字ですよ。当初は、不謹慎な言い方ですが、伊藤逮捕のPR効果でかなりの集客が見込めると関係者は小躍りしていたんですが、見事に予想が外れました」(映画プロデューサー)
さらに同映画が“爆死”したのは、別の理由もあるようだ。
「フリーターの青年が雷に打たれ源氏物語の世界にタイムスリップするという物語ですが、とにかくつまらない。映画タイトルも『プラダを着た悪魔』のパクリです。黒木監督の関係者は『伊藤の逮捕があだになった』とか『コロナ禍だからヒットしない』などと言っているようだが、それは関係ないでしょう。面白ければヒットするのが映画です」(製作関係者)
実は黒木が監督失格の烙印を押されたのは今回が初めてではない。2016年に公開された映画「嫌な女」で監督デビューを飾り、17年には短編映画「わかれうた」で再びメガホンを取ったが、その評価は芳しいものではなかった。それにしてもなぜ、黒木は監督業にこだわるのか。
「還暦を迎えた黒木は女優としてはすでに下り坂。主演作のオファーは来ません。それでも何とか自分のポジションをアピールしたかったのでしょう。しかし、3作も失敗。女優だけでなく監督としても、もはや崖っぷちです」(ドラマプロデューサー)
3度のチャンスをものに出来なかった黒木。還暦ヌードなら一発大逆転もあるが、さて。
黒木瞳の監督映画「十二単衣を着た悪魔」が大コケの様相…不運続きに同情的な声も 1077 この記事についてツイート この記事についてFacebookでシェア この記事についてLINEで送る 11/22(日) 9:26 配信 日刊ゲンダイDIGITAL 黒木瞳の監督映画「十二単衣を着た悪魔」が大コケの様相…不運続きに同情的な声も 黒木瞳(C)日刊ゲンダイ 「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットで、映画界が空前の活況ぶりを呈している。その陰でひっそりと幕を閉じようとしているのが、長編ものの監督作品としては2作目となる黒木瞳(60)の「十二単衣を着た悪魔」(キノフィルムズ)だ。
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この作品は作家・内館牧子氏の小説を原作としたSFもの。フリーターの青年が雷に打たれて源氏物語の世界にタイムスリップするストーリーだ。11月6日に全国公開されたが、大コケする気配が漂っている。
興行収入をザックリと計算してみた。全国43館の各劇場で販売されたチケット数(1万5661枚=11月17日14時現在)に、入場料金(一般入場料1800円、大学生1500円、シニア1100円の平均入場料1467円)を掛けると、約2297万円という数字になった。時代劇の要素を加えた映画で、この数字は相当厳しいと言わざるを得ない。
「今回の映画で興行的に振るわなかったことは、黒木さんにとってショックだったと思います。スタッフがコンタクトを取ろうにも、しばらくの間、音信不通だったと聞いています。宝塚のトップから女優に転身した彼女の映画監督デビューは大きな話題になりました。ライバルは蜷川実花さんといわれましたが、実績を見る限り、残念ながら蜷川さんに遠く及びません」(映画関係者)
黒木は16年6月公開の初監督作品「嫌な女」でも苦杯をなめている。総製作費10億円弱に対し、その興行収入は1億円に届かず、6200万円で上映打ち切りとなった。吉田羊(46)、木村佳乃(44)、佐々木希(32)ら豪華な顔ぶれが出演し、竹内まりや(65)が主題歌を担当したにもかかわらず、残念な結果に終わった。今回の作品は前回のリベンジマッチとみられていたが、そうならなかった。 コロナ禍、大麻、ひき逃げ…
黒木瞳の監督映画「十二単衣を着た悪魔」が大コケの様相…不運続きに同情的な声も 伊藤健太郎(左)と伊勢谷友介(C)日刊ゲンダイ もっとも、黒木に同情的な声も少なくない。
「コロナ禍の影響で公開が遅れ、今年9月には出演者の伊勢谷友介が大麻取締法違反で逮捕されました。さらに、主演の伊藤健太郎が公開直前にひき逃げ事件まで起こしてしまった。当初の予定通り公開できていたら、これほど不運が重なることもなかったはずです。ただ、黒木さんは4年前のトラウマがあったためか、2度の事件を受けても11月公開の意思を曲げませんでした」(芸能プロ関係者)
黒木が監督として興行成績のことをシビアに考えていたら“お蔵入り”させる選択肢もあったはず。今回の失敗によって黒木が映画を撮ることは、しばらくはなさそうだ。
「スポンサーが完全にそっぽを向いてしまいました。女優としても10月に還暦を迎え、立ち位置が難しくなりつつあります。黒木さんがスポットライトを浴び続けるために次に何を仕掛けてくるのか注目です」(前出の芸能プロ関係者)
映画の失敗が好調な女優業にまで響かないことを祈りたい。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)