2011年に国内初の世界農業遺産に認定された里山里海を有する能登半島最北端の石川県珠洲(すず)市を舞台にしたドラマ。シルバー人材センターから派遣される老人たちが、帰省する田舎を持たない若い世帯に実際の田舎の祖父母のように接することで、故郷に帰ったような気分を味わってもらう観光プランが立てられる。しかし、そのモニターとなるはずの家族がドタキャン。途方に暮れる市の職員たちの前に、宿泊先を探していたという家族が偶然現れる。準備したものが無駄になることを心配していた係長は、たまたま珠洲を訪れたというその一家に、モニターになってくれるよう依頼。最初は乗り気でなかった一家も、夕食がバーベキューと聞いて喜ぶ子どもたちのためにモニターを引き受ける。珠洲市出身で演劇の脚本や演出を手がけ、劇団も主宰する水上猛之が監督・脚本。
2012年製作/65分/G/日本
監督 水上猛之
脚本 水上猛之
編集 澤田和彦
主題歌 大畠優
おじいちゃん:テルトネトシヲ
おばあちゃん:刀祢ハルコ
女の子:アオイ
男の子:いっかん
お父さん:林裕之
お母さん:宮下真由美
係長:善仁
職員:水上猛之
退屈陳腐