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花の才月

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花の才月 (はなのさいげつ)

両親と死に別れた貧しい少女が幼い弟を抱え悲嘆にくれるが、村の青年の愛によって強く逞しく生きる、唄と涙の青春篇。

キャスト

石田ひろ子=田代みどり 山川元享=川地民夫/小林医師=内藤武敏 人夫頭・木村=高品格 照代=初井言栄 光子=堀恭子 元享の父・和尚=佐々木孝丸/村長=浜村純 ひろ子の父=河上信夫 田村の妻・米子=福田トヨ 田村さん=小泉郁之助 駅長=鈴木大介 ゆき=田中筆子/ひろ子の弟・隆=山崎二郎 池内=紀原土耕 人夫・三木=衣笠力矢 人夫・島中=玉村駿太郎 おかめの主人=井東柳晴 人夫・土井=久松洪介 人夫・村山=長弘/村長の奥さん=原恵子 明子=潮京以子 駅長の妻・豊子=三船好重 村長の家の老人=千代田弘 田島=小柴隆 村人2=水木京二 伊豆見雄 岩さん=三浜元 村人乙=澄川透/村人甲=二木草之助 村人3=戸波志朗 村人丙=里実 村上和也 河瀬正敏 黒さん=中尾彬 村人1=吉田勇男 高山千草 村人4=早川名美/井田武 藤本吉孝 菊田一郎 菅原義夫 藤井昭雄 田沼=大阪矢介 深町真喜子 吉田雅俊 小野武雄

その他スタッフ

原作/畔柳二美(「花の才月」より) 撮影/山崎安一郎 照明/吉田協佐 録音/八木多木之助 美術/横尾嘉良 編集/丹治睦夫 助監督/樋口弘美 製作主任/牛山正夫    

県道の工事飯場で働いている人夫・石田の娘ひろ子は、病気の父を介抱しながら飯場の炊事係を引き受け、父の分まで働こうと一生懸命だ。父の病気はなかなか治らず、ひろ子は母を呼びよせることにして、毎日汽車の着く時刻に駅まで迎えに出かけた。しかし彼女の期待もむなしく、いつまで経っても母は現われない。毎日ガッカリしながら飯場へ帰るひろ子の姿は、村の人々の同情を集めた。なかでも最も彼女を心配していたのは、寺の一人息子・元享だ。住職になるのが嫌で大学に入るつもりの元享は、オートバイを乗りまわしては村の人々の眉をひそめさせている。その日も母親が現われず、ガッカリするひろ子を、元享はオートバイで飯場まで送ってやった。噂はすぐに広がり、人夫たちは忠告したが、彼女は元享が不良青年とはどうしても思えない。ひろ子の元に母親はついに現れず、代わりに弟の隆が母親の骨壺を抱いてやってきた。懸命の看病もむなしく、父もまもなく死に、ひろ子と隆はみなし児となった。人夫頭・木村の同情で、ひろ子と隆は飯場の炊事場に寝泊りできることになり、元享の発案で、ひろ子は炊事の合間に寺の庭の花を売って歩くことにした。どの家でも歓迎されたひろ子は、村人たちに甘えてはならないと、台所や洗濯を手伝い、ますます評判が良くなった。ひろ子の健気な働きぶりに元享は自分の自堕落な生活を反省し、飯場で働くことにした。ところが村人たちが続々と病気に倒れた。それも病人の出た家は、偶然にも皆ひろ子の花を買った家だった…。

製作:日活 配給:日活 製作年:1962 公開年月日:1962/3/28 上映時間ほか:モノクロ/70分/シネマスコープ・サイズ/6巻/1914m

ロケ地 【東京都】町田市(自衛隊訓練地区=俗称戦車道路)) 【千葉県】酒々井町(酒々井駅) 【埼玉県】日高市(高麗・聖天院)


添付ファイル: file01.jpg 22件 [詳細]

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Last-modified: 2020-01-28 (火) 00:00:00