Movie/007
ロシアより愛をこめて†
1964/04/25 「007危機一発」の題名、東京はミラノ座・パンテオン・丸の内東映パラス・浅草東映ホールの松竹東急系でロードショー公開 配給収入;2億6038万円
犯罪組織「スペクター」は、クラブ諸島の領主ジュリアス・ノオ博士の秘密基地を破壊し、アメリカ月ロケットの軌道妨害を阻止した英国海外情報局の諜報員007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)への復讐、それもソビエト情報局の美人女性情報員と暗号解読機「レクター」を餌にボンドを「辱めて殺す」ことで両国に泥を塗り外交関係を悪化させ、さらにその機に乗じて解読機を強奪するという、一石三鳥の計画を立案した。
実はスペクターのNo.3であるソビエト情報局のクレッブ大佐(ロッテ・レーニャ)は、真相を知らない保安局の情報員タチアナ・ロマノヴァ伍長(ダニエラ・ビアンキ)を騙し、暗号解読機を持ってイギリスに亡命すること、また亡命時にはボンドが連行することが条件だと言うように命令する。英国海外情報局のトルコ支局長・ケリム(ペドロ・アルメンダリス)からタチアナの亡命要請を受けたボンドは、罠の匂いを感じつつも、トルコのイスタンブールに赴いた。イスタンブールは各国の工作員が半ば公然と監視し合う、国際諜報戦の舞台であった。さらに、同地にはスペクターの屈強な刺客・グラント(ロバート・ショウ)が待っていた。
キャスト†
- 主人公のショーン
- ジェームズ・ボンド - ショーン・コネリー
- タチアナ・ロマノヴァ - ダニエラ・ビアンキ==ミス・ユニバース1960で準優勝(およびミス・フォトジェニック)
- ローザ・クレッブ(スペクターNo.3) - ロッテ・レーニャ
- レッド・グラント - ロバート・ショウ
- ケリム・ベイ - ペドロ・アルメンダリス(w:Pedro_Armendariz)
- ケリム・ベイの女 - ナジャ・ジレン
- モーゼニー - ウォルター・ゴテル(w:Walter Gotell)
- M - バーナード・リー
- Q - デスモンド・リュウェリン
- マニーペニー - ロイス・マクスウェル
- クロンスティーン(スペクターNo.5) - ヴラディク・シェイバル(w:Vladek Sheybal)
- シルビア・トレンチ - ユーニス・ゲイソン
- ゾラ - マルティーヌ・ベズウィック
スタッフ†
- 原作 - イアン・フレミング/イアン・フレミング『007 ロシアから愛をこめて』井上一夫訳、東京創元社〈創元推理文庫〉<『ロシアより・・・』に変更>
- 監督 - テレンス・ヤング
- プロデューサー - ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
- 脚本 - リチャード・メイボーム
- 撮影 - テッド・ムーア
- 編集 - ピーター・ハント
- 音楽 - ジョン・バリー
- 主題歌 - マット・モンロー 作曲 - ライオネル・バート 楽曲録音プロデューサー - ジョージ・マーティン
- 美術 - シド・ケイン
- 特殊効果 - ジョン・ステアズ
- 視覚効果 - ロイ・フィールド
- メインタイトル・デザイン - ロバート・ブラウンジョン
- 製作 - イオン・プロダクション、ダンジャック、ユナイテッド・アーティスツ