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YUMA実験農場/鳥インフル/鶏卵業界が自民党に金をやる理由
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2021/01/07 AERA 週刊朝日オンライン限定記事
そこで元代表の手帳をチェックすると、18年11月12日に元代表が吉川氏と面会した記録が残っていた。この時に同行したのが、吉川氏とともに疑惑のターゲットとなっている西川公也元農相だ。西川氏のブログには、農水大臣室で元代表が吉川氏に、家畜を快適な環境下で飼育する国際指針「アニマルウェルフェア（動物福祉）」についての要望書を手渡す写真が掲載されている。
18年11月21日には、衆院農水委員会が開かれていた。「アニマルウェルフェア」について「畜産動物のアニマルウェルフェアに係る今回の勧告を、大臣、どのように受けとめられておりますでしょうか」と質問を受けた吉川氏は、
「生産者の理解を得ながら、アニマルウェルフェアを推進してまいりたいと存じております」
「手帳」には19年9月18日の欄に、
＜18：30 吉川 河井会食（なだ万） 10名 M生産局長 W畜産部長 F畜産企画課長 I畜産振興課長 M食肉鶏卵課長 SP席＞
会合があった19年9月11日には内閣改造があり、吉川氏が農相を退任している。
「アキタフーズの元代表に吉川先生を紹介したのは河井克行先生。それに河井先生の奥様が、この年7月の参院選で当選したこともあって、お祝い、吉川氏の慰労という会合でした。手土産？ たぶん2人の先生に加えて、農水省の幹部にもお渡ししていると思います」（アキタフーズの関係者）
18年3月30日の「手帳」には、
＜18：00 大島先生会食（なだ万大座敷） 10名＞
とあった。大島とは、大島理森衆院議長のこととみられる。「手帳」の中には、複数回、衆院第二議員会館8階の事務所を訪ねていることも記されていた。この会食に参加したのは、日本養鶏業界の幹部たちだった。
「大島先生なんて、衆院議長ですから、一介の養鶏業者が親しくできるわけがありません。場所も帝国ホテルのなだ万ですよ。音頭をとって仕切ったのは、アキタフーズさんですよ」（日本養鶏協会幹部）
「手帳」に出てくるもう一人の「大物」は森山裕・自民党国対委員長だ。
18年5月14日には、
＜18：00 森山先生会食＞
とある。また、18年から19年にかけて森山氏の衆院第一議員会館5階の部屋を複数回訪ねて秘書と面会した記録があり、その中の1回には＜メロン2個＞との記述もあった。「手帳」の別ページには「千疋屋」「メロン」という記述もあり、高級メロンを持参したと思われる。
そして「手帳」には養鶏業界の懸案である、「アニマルウェルフェア」についても記載は多々あり、19年1月17日に、
＜14：00 西川先生面談 14：40 K秘書（大島議員秘書）面談＞
と書かれた翌日の18日と19日には2日連続で、
＜AW（※本誌注 アニマルウェルフェアの略語）対策会議＞
＜18：30 河井あんりを励ます会＞
と、集会の予定が書かれていた。そして、案里被告支援のためにアキタフーズの本社がある福山市に菅首相（当時は官房長官）が選挙応援にやってくる日程も、
＜7月16日 16：00 菅氏演説（駅前） 17：00 菅氏演説会（エストパルク）＞
と、メモされていた。
2021/01/13 kd 自民、吉川元農相の離党了承 鶏卵業者から現金受領疑惑 自民党は13日、持ち回りの党紀委員会を開催し、鶏卵生産業者元代表からの現金受領疑惑を抱える吉川貴盛元農相の離党を同日付で了承した。党関係者によると、吉川氏は12日に代理人を通じ、「一身上の都合」として党本部に離党届を提出していた。 吉川氏は昨年12月、体調不良を理由に議員辞職した。辞職に伴う衆院北海道2区補欠選挙は4月25日に実施される予定。
2021/01/12 mai 関係者によると、吉川氏は2015年ごろに元代表と知り合い、農相だった18～19年をまたいで20年まで継続して現金を受け取っていた。総額は1800万円に上るという。 養鶏業界では18年ごろから、家畜をストレスのない状態で飼育する「アニマルウェルフェア（動物福祉）」が議論され、国際獣疫事務局（OIE）が示した国際基準案に対して国内業者が「実情に合わない」と反発。元代表は基準案に反対するよう、農相だった吉川氏に働き掛けていた。 元代表は特捜部の調べに「現金を渡した際に特定のお願いをしたことはない」としつつ、「養鶏業界の課題について陳情したのは事実で、賄賂だと言われれば否定できない」などと説明しているという。 吉川氏は現金を受け取ったことは認める一方、「賄賂との認識はなかった」などと収賄容疑は否認しているとされる。だが、特捜部は、農相在任中の18年11月、19年3月、同年8月の計3回、現金計500万円の授受については立件可能と判断したとみられる。
2021/01/12 yomi 関係者によると、吉川氏は農相だった２０１８年１１月に２００万円、１９年３月に２００万円、同年８月に１００万円を前代表から受け取った疑いがある。 前代表は、国際獣疫事務局（ＯＩＥ）が１８年９月に「アニマルウェルフェア（動物福祉）」の観点から飼育環境の整備を加盟国に求める指針案を策定したことを巡り、吉川氏に反対するよう要望していた。特捜部は、吉川氏に提供された５００万円は、指針案への対応などで便宜を図ってもらう趣旨だったとみている。
2021/01/12 asahi
吉川元農水相、在宅起訴へ 鶏卵大手から現金受領の罪で
自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相（70）=北海道2区、議員辞職=が鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」（広島県福山市）の前代表（87）から過去6年間で計1800万円を受け取った疑いがある問題で、東京地検特捜部はこのうち大臣在任中の500万円について、吉川氏を収賄罪で近く在宅起訴する方向で検討に入った。 吉川氏は昨年末に心臓の手術をして入院中であるうえ、関係先の家宅捜索も済ませたことなどから、証拠隠滅や逃亡の恐れは少なく、身柄拘束の必要はないと判断した模様だ。高齢の前代表についても贈賄罪で在宅起訴とする方向で検討している。 関係者によると、吉川氏は農水相在任中、（1）2018年11月21日に都内のホテルで200万円（2）19年3月26日に大臣室で200万円（3）同年8月2日に大臣室で100万円の計500万円を前代表から受け取った疑いがある。
2021/01/01 TBS 吉川元農水相が元代表からさらに１３００万円受領か 吉川貴盛元農水大臣が鶏卵生産会社の元代表から現金５００万円を受け取ったとされる事件で、吉川氏が、さらに１３００万円を受け取っていたとみられることがわかりました。 吉川元農水大臣（７０）は、鶏卵生産会社「アキタフーズ」の元代表（８７）から、大臣在任中にあわせて現金５００万円を受け取った疑いが持たれていて、東京地検特捜部は先月、関係先の家宅捜索を行いました。 関係者によりますと、この５００万円のほかに、吉川氏が元代表から「大臣就任前」と「退任後から去年」にかけ、さらにあわせて１３００万円を受け取っていたとみられることがわかりました。元代表は同様の説明を特捜部にしているもようで、特捜部は大臣在任中の現金授受について、収賄容疑を視野に調べているものとみられます。（01日09:51）
2020/12/26 NNN 吉川貴盛元農水相に現金を渡したとされる鶏卵生産会社が、吉川元農水相と元法相の河井克行被告のパーティー券について、会社が購入したにもかかわらず、複数の社員が購入したように装っていた疑いがあることが新たにわかりました。 関係者によりますと、吉川元農水相のパーティー券３００万円分について、２０１９年に鶏卵生産会社「アキタフーズ」が、前会長の指示で購入したにもかかわらず、複数の社員が購入したように装っていた疑いがあるということです。 ２０万円以下のパーティー券購入については、収支報告書に記載する必要が無いため、東京地検特捜部と広島地検は、「アキタフーズ」が吉川元農水相との関係を隠すために行ったとみており、贈収賄に加えて政治資金規正法違反の疑いで吉川元農水相の事務所などを捜索しています。 また、「アキタフーズ」は河井克行被告のパーティー券についても同様に装った疑いがあり、検察当局は捜査を進めているもようです。
2020/12/25 mai
関係者によると、吉川氏は元代表から農相在任中の2018年11月と19年3月にそれぞれ200万円、同年8月にも100万円の計500万円を大臣室などで受け取ったとされる。 特捜部が吉川氏に任意で事情を聴いたところ、現金を受け取ったことを認め、「預かった金だ」と弁解したという。元代表も現金提供を認め、周囲には「養鶏業界のためにやってきた。自社が便宜を受けたことはない」と説明しているという。 現金の授受があった時期は、家畜をストレスのない状態で飼育する「アニマルウェルフェア（動物福祉）」に基づく養鶏の国際基準案を国際獣疫事務局（OIE）が提唱。業界のリーダー格だった元代表はOIE案の見直しを吉川氏に働き掛け、農林水産省は19年1月と7月、OIE案の一部に反対する意見を表明していた。さらに、鶏卵の取引価格が下落した際に生産者の経営安定を図る事業でも元代表側は国に支援強化を要望し、吉川氏の在任中に事業拡充が決まっていた。
2020/12/25 kd 吉川元農相の地元事務所を捜索 現金受領疑惑で東京地検特捜部 吉川貴盛元農相（70）が鶏卵生産大手の元代表（87）から農相在任中に現金計500万円を受領した疑惑で、東京地検特捜部は25日、札幌市の吉川氏の地元事務所を家宅捜索した。
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