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故・竹下登元首相の生家 竹下本店が特別清算 負債額は1億1700万円 2023/10/30(月) 20:23配信 山陰中央新報

江戸時代から酒造業を営んでいた竹下本店(雲南市掛合町掛合、竹下三郎代表清算人)が16日付で松江地裁から特別清算開始命令を受けたことが、申立代理人弁護士への取材で分かった。帝国データバンク松江支店によると、2021年9月期決算時点の負債総額は約1億1700万円。

【写真】故・竹下登元首相の生家  竹下本店が特別清算開始 負債額は約1億1700万円  竹下本店は1866年、松江藩の鉄師を務めた田部家から醸造権を譲り受けて創業。故・竹下登元首相の生家としても知られる。「出雲誉」「出雲大衆」などの銘柄を全国で販売し、1988年9月期は約3億円を売り上げた。

 しかし、その後は地元の卸売業者や小売店への販売が中心となり、2005年には酒造施設の一部を雲南市に寄贈するなどして業容を縮小。21年9月期は約2300万円に低下した。竹下元首相の孫で、タレントDAIGOさんの写真をラベルに起用したこともあった。

 後継者不在を理由に22年10月、田部グループ傘下の新会社「田部竹下酒造」に酒造事業を継承。今年4月の株主総会で解散し、残務整理を行っていた。

 

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Last-modified: 2023-11-02 (木) 15:54:47