TV/剣客商売/剣客商売'73

第18話「ある剣客の死」

老中・田沼を批判した瓦版の版本近江屋が斬殺され、生きのこった女房・お久(町田博子)の証言で、賊は自ら田沼家家臣を名乗ったことが判明した。だが、田沼家ではあずかり知らぬ。誰かが田沼家失脚を狙っているらしい…。田沼の妾腹の娘・佐々木三冬(音無美紀子)の心痛をみかねた秋山大治郎(加藤剛)は、御政道向きのことであまり気乗りはしなかったが、真相究明に乗り出すことにした。三冬は幼いころ、母・おひろを失い、伯父の書籍商・和泉屋吉右衛門(小栗一也)に育てられた。吉右衛門の脳裡を、二十年前の記憶がかすめる。おひろは近江屋の取り持ちで田沼の側女に上がったのだが、その時、おひろには沢井主水(井上孝雄)という青年旗本の恋人がいたのだ…。

主水は出世を狙う兄・兵庫におひろは田沼に言い寄られて拒んだから死んだと吹き込まれていた為に、田沼を深く憎み今回の行動に走った。弟を騙す兄もまた、田沼失脚を狙う大目付に都合の良い道具として利用されていただけだった。

出演

加藤剛/山形勲/音無美紀子/山田吾一/うつみみどり(現・うつみ宮土理)/梶三和子 ほか

ゲスト

今井健二/井上孝雄


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Last-modified: 2020-11-11 (水) 00:20:00