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母と娘と

剣客商売スペシャル 母と娘と(新聞ラテ欄表記…「剣客商売スペシャル 母と娘と 剣では切れぬ母娘の絆~病に倒れた剣客の最後の夢~命を削る執念の一太刀」)

5シリーズ放送された『剣客商売』のスペシャル版。第2シリーズ第1話「辻斬り」に登場した旗本・永井十太夫(赤羽秀之)の息子・源太郎(高杉瑞穂)が登場している。また、十太夫の剣の師匠・市口孫七郎を演じた渡辺哲が、本作では盗賊の浪人集団の頭目・樺島長兵衛に扮している。【以上、文・練馬大根役者】
「秋山大治郎(山口馬木也)の妻三冬(寺島しのぶ)には最近心配なことがある。かわいい盛りの息子の小太郎(當銘竜基)を小兵衛の伴侶、おはる(小林綾子)が溺愛して、三冬のすきを見ては秋山小兵衛(藤田まこと)の家へ連れて行く。時にはおはるの実家まで行くこともある。その度に三冬、時には大治郎が振り回されていた。そんなある日、小兵衛は懇意の医師小川宗哲(島田順司)の家で、村松太九蔵(夏八木勲)という患者を見る。鍛えた体に何筋もの刀傷があるが、肝臓に大きなしこりがありあとひと月の命。だが太九蔵には命を削っても果たしたい一念があるという。小兵衛は太九蔵に興味を持った。おはるの実家がある関屋村に、永井源太郎(高杉瑞穂)という若い浪人がいた。日本橋の大きな薬種問屋の啓養堂の用心棒をしている。源太郎は村のおふく(犬山イヌコ)という子連れで年上の後家と良い仲になっていた。その源太郎が、浪人に背後から斬られるところを大治郎が助ける。小兵衛は精がつくすっぽんの切り身と生き血を手土産に太九蔵を訪ねる。三冬も同行した。太九蔵は6年前から村に住んでいた。51歳で、かっては道場を持っていたが16年前に閉鎖して娘と旅に出たという。娘のさよ(宮本真希)は、はやり病で死んだ母親の顔を知らない。三冬は自分と同じ境遇だと思い、さよの手を握った。源太郎が大治郎の道場にあいさつに来る。源太郎の父・永井十太夫は1500石の目付け役でありながら、新刀の試し斬りのため辻斬りをしていた。かってそれを捕らえたのが小兵衛で、十太夫は切腹、永井家は改易になった。だが源太郎は小兵衛を恨まず、むしろ父親の不始末を詫びたいと思っていた。青砥村周辺には10日ほど前から、樺島長兵衛(渡辺哲)という盗賊の一味の浪人たちが、啓養堂などに押し込む準備のために集まっていた。源太郎が狙われたのも、2000両の金蔵の番をしているためだ。村の女にも手を出す。その浪人たちがこのところ、一人また一人と何者かに斬られている。浪人たちは源太郎の仕業と思っているが、実は太九蔵だった。流浪の父と娘に優しくしてくれた村人への、人生最後の感謝の行動だった。三冬とさよが、与太者・為吉にからまれている旅の女絵師・瀬川幽仙(松原智恵子)を助ける。さよの名を聞いた幽仙の顔色が変わった。幽仙は不二楼のおもと(梶芽衣子)が幽仙と親しいことから、幽仙の意外な素性が分かった。【この項、フジテレビ広報資料より引用】」協力・京都大覚寺、錦水亭、近江八幡市商工観光課、八幡堀を守る会。
【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】

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Last-modified: 2020-11-16 (月) 21:24:00