61歳の抵抗
耳をかっぽじいて
ひとつ聞いてみたい
しあわせだったのか と
白髪などいちほんもなく
またまだ街を疾風愚連隊のように
駆け巡りたい
お前のいない街なんて色あせすぎて
あでやかな娘たちも無色透明
引っかからないただの空気さ
友去りし黄昏の町
性懲りもなくまだ生きている
万舟【ボート一点予想】
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