生保

カレーライス

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カレーの敵はウエルシュ菌。カレーの中で繁殖し食中毒の原因となる。高温で煮込むカレーなら「菌」は死滅すると思われがちだが、ウエルシュ菌は100℃もの高温に耐え、シチューやスープの中でも生き延びることが出来る。ウエルシュ菌は住みにくい環境になると、芽胞と呼ばれる状態に変身して引きこもり生活を始める。硬い殻に覆われているため、高温、冷凍、乾燥に強く、アルコール消毒すら通用しない。カレーを100℃で1時間煮込んでもダメージを受けない。注意すべきは余ったカレーの保存時で、カレーが43~47℃まで冷めると急激に菌体が増える。この温度では増殖速度も速く、およそ10分で2倍に増えるので、8時間後には約281兆倍となり、一晩経ったカレーはウエルシュ菌だらけなのだ。これを食べてしまうと、大体12時間以内に下痢や腹痛、吐き気といった典型的な食中毒症状が起きる。ほとんど1~2日で回復し、生死に関わることはまず無いが、カレーは保存が効かない食品と心えよう。


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Last-modified: 2023-05-20 (土) 08:17:19