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No.40 1990年07月01日 清と夢のチューリップ 高村美智子 小野田嘉幹 根岸季衣、西部里菜、勝野洋、風見章子
裸の大将(40) 清と夢のチューリップ
伊豆天城の吉奈温泉を訪れた放浪の天才画家・山下清（芦屋雁之助）は、温泉宿「とうじ屋」の女将（風見章子）と知り合い、そこで働かせてもらうことに。女将の娘である〔ミキ〕（根岸季衣）や孫娘のゆきえ（西部里菜）はオランダでチューリップを作って暮らしているのだそうだ。ゆきえは父・〔ミツオ〕（勝野洋）と助手のマリア（ヨオーケ・ホールボーム）が仲良くしていることを邪推して反発、父娘の関係はあまり良くはなかった。そんな時、年令のこともあって女将が「とうじ屋」を廃業するかどうか相談したいと連絡して来るので、〔ミキ〕とゆきえは日本に帰って来る。その頃、「とうじ屋」にやって来た大場（中条静夫）が、国際学会に出席するためロンドンに行くが、その往路のアムステルダムでゴッホの絵を見せたいので一緒に行こうと言い出す。日本に残る〔ミキ〕を残して、ゆきえと一緒にオランダに向かった大場と清だったが、清はアムステルダムの空港で動物の施設を見学している時に、迷子になってしまう。それでも親切なおばさんのおかげでマリアの婚約者らしいヨハン（アルフレッド・ファンデンヒューウェル）で巡り会い、ついにはゆきえの家に辿り着く。その後、チューリップのコンテストが開催され、〔ミツオ〕は妻の名前を付けた〔ミキ〕というチューリップで優勝、その賞金を〔ミキ〕の心臓の治療費に充てることに。それを知ったゆきえは、マリアとヨハンが結婚するということも知り、〔ミツオ〕に対する誤解を解く。元気になったゆきえを見て安心した清は、一枚の絵を託して旅立とうとするが、そこへ取材陣が現われたため、ゆきえたち一家は清が有名な山下清画伯だったことを初めて知るのだった。【以上、文：市村】ロケーション協力：オランダ航空、ディライプ球根協会、ディライプ市役所、伊豆天城吉奈温泉 御宿さか屋。
【演技者…役名】
●芦屋雁之助…山下清（放浪の天才画家）
●根岸季衣…富沢〔・ミキ〕（ゆきえの母）
●西部里菜…富沢ゆきえ（オランダ在住の娘）
●ヨオーケ・ホールボーム…マリア（〔ミツオ〕の助手）？
●アルフレッド・ファンデンヒューウェル…ヨハン（〔ミツオ〕の友人であるチューリップ業者。マリアの婚約者）？
●花上晃…青木（日本新聞オランダ支局の男性）
●杉谷なつみ…オランダ航空のスチュワーデス
●風見章子…ゆきえの祖母
●曽雌達人…吉奈温泉の駐在
●勝野洋…富沢〔・ミツオ〕（ゆきえの父。オランダで新しいチューリップの開発を行なっている）
●中条静夫…大場（山下清の知人である心理学の教授）
【この項、文：市村】」【データ協力：市村】
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