2021年1月7日(木) 20:00 ~ 21:48 ドラマスペシャル 黒革の手帖~拐帯行~
原作:松本清張『拐帯行』(新潮文庫『黒地の絵 傑作短編集〔二〕』所収)
脚本:浅野妙子
監督:片山修
原口元子 … 武井咲
森村隆志 … 毎熊克哉
板橋レイナ … 安達祐実
神代真寿実 … 横山めぐみ
桜沢美香(神代周吾の愛人) … 中村ゆりか
山田波子 … 仲里依紗
中岡市子 … 高畑淳子
橋田常雄 … 高嶋政伸
佐藤良樹 … 風間杜夫
神代周吾 … 渡部篤郎
2017年に放送された連続ドラマ「黒革の手帖」で史上最年少にして“稀代の悪女”原口元子役を演じた武井。連続ドラマでは、メガバンクから横領した1億8千万円と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を武器に、銀座の頂点に上り詰めた元子だったが、最終回ではどん底へと転落してしまった。
そして3年の時がたち、時代は平成から令和へ。刑期を終えた元子が、新たなスタートを切るところから物語は始まる。1958年に松本清張が発表した短編小説「拐帯行」をもとに、古都・金沢で“希代の悪女”が躍動。すべてを失った女が、再び頂点を目指し、はい上がっていく。
3年前、横領と恐喝の容疑で逮捕され、その後実刑判決を受けた原口元子(武井咲)。刑期を終え、出所した後、スーパーのパートとして出直そうとするも、運悪く『楢林クリニック』の看護師長・中岡市子(高畑淳子)と遭遇してしまい、過去を明かされてしまうなど、うまくいかない日々が続いていた。 このまま東京にいるよりは、誰も自分のことを知らない土地で再出発しようと考えた元子は古都・金沢へ。偶然再会した『上星ゼミナール』の理事長で、元子とも因縁の深い橋田常雄(高嶋政伸)を伝い、日本屈指のITビジネス経営者で総売上1千億円を誇る神代グループCEO・神代周吾(渡部篤郎)を紹介してもらうと、彼が経営する高級クラブ『アルテローズ』でホステスとして働き始める。 天賦の才能と魅力であっという間に頭角を現し、ママを任されることになった元子。それまで『アルテローズ』でママを務めていた板橋レイナ(安達祐実)はもちろん怒り心頭。さらには銀座時代のライバルでもある山田波子(仲里依紗)までも現れて…。 そんなある日、神代を訪ねて森村隆志(毎熊克哉)という男が『アルテローズ』にやってくる。両親が営んでいた喫茶店を閉店させた上、父親を自殺に追い込んだ神代に復讐したい、という森村。顧客データを流出させ、金を得た森村に対し、元子は「その程度の復讐でいいのか」と尋ね…? その後、ある事件をきっかけに逃避行を余儀なくされた元子と森村。死を覚悟して行きついた海沿いにある静かな旅館での佐藤良樹(風間杜夫)とその妻との出会いによって、元子の人生は再び大きく動き始める!
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