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遠山の金さん(高橋英樹)

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NET・テレビ朝日系列で放送された「遠山の金さん」を主人公にした時代劇としては中村梅之助版以来5作目であり、1979年10月に杉良太郎版第2シリーズが終了して以来2年半ぶりに放送が開始された作品である。また、高橋英樹としては、1981年9月に放送が終了した人気作『桃太郎侍』(日本テレビ)以来半年ぶりに主演した連続テレビ時代劇である。4年半にわたって放送された全198話は、同系列で放送された『遠山の金さん』作品としては、1988年に放送開始した松方弘樹版に次いで2番目に多い話数であり、高橋主演の連続テレビ時代劇としても『桃太郎侍』に次いで2番目に多い話数となっている。

高橋はそれまで、前述の『桃太郎侍』をはじめ、『おらんだ左近事件帖』(フジテレビ)『ぶらり信兵衛 道場破り』(同)『十手無用 九丁堀事件帖』(日本テレビ)など、武士(とりわけ浪人)役を演じることが多かった。よって当作品のように、正体は武士であるが、江戸言葉を話す町人を演じるのは当時としては異色であった。当作品終了後に主演した連続テレビ時代劇は『三匹が斬る!』であり、やはり浪人役であった。

物語の特色としては殺陣が挙げられる。主演の高橋は殺陣を得意としているが、当作品では町人姿で悪人と戦うことがほとんどであるため、基本的に最初から日本刀を使った殺陣を行うことはない。そこで当作品においては、高橋が、それまでとは違う金さんの役作りをするため、好んで見ていた新体操のリボンやロープをヒントにして考え出した「手ぬぐいを使った殺陣」を披露している。これは、手ぬぐいを水で濡らし(酒や雪などを使うこともある)、片端を手に持ちもう片端を相手にぶつけることでダメージを与えたり、手ぬぐいを相手に絡めることで腕の動きを封じたり、刀などを奪ったりするというものである。その威力については、実際に敵役の俳優の頬にぶつけてみたところ、強烈に効くという感想が得られている[1][2]。この「手ぬぐいを使った殺陣」で悪人たちを怯ませた後、悪人たちより刀を奪い峰打ちで気絶昏倒させ逃げられない状態になった後、筆頭与力・早田彦十郎が現場に乗り込み悪人たちを捕縛するというのが毎回の流れである。この殺陣シーンはオープニングのキャスト紹介の合間に随所に挿入されているほか、第25話以降のCM前のアイキャッチにも使用されている[3]。杉版や松方版の金さんは戦闘時、手ぬぐいをかぶっていることが多いが、当作品では武器として使っているため頭にはかぶっていない[4]。ただし、中盤以降は手ぬぐいを使わず、柔や当て身で悪人たちを気絶させ、そのまま刀を奪うという殺陣も見られるようになる(第78話ほか)。第50話、第73話、114話では二刀流を披露した。

金さんとそれを取り巻くキャラクターの基本的な構図は杉版が踏襲されている。すなわち、金さんとその正体を知っている北町奉行所筆頭与力(大抵コメディアンがキャスティングされる)と密偵(多くは忍術の心得がある女性)が事件捜査を助ける。この他、正体を知らずに金さんに惚れている妙齢の女性、威張っている割に能がない南町奉行所同心とその手下の岡っ引、皆が集まる居酒屋の主人や店員、常連客などが重要な手がかりを教えたり、正体を知らないために逆に邪魔をしたりする。

オープニング映像は満開の桜の木を背景に赤い文字でタイトルが表示された後、キャストが日常生活の一場面とともに紹介され、その合間に黒を背景とした手ぬぐいなどを使った殺陣シーンが挿入されている。また二つの姿を持つ金さんと女密偵については、前者が奉行としての厳粛な場面の後、画面が反転し銭湯の暖簾の奥から遊び人姿の金さんが現れると言う演出が成され[6]、後者は第28話から第48話までは忍び装束から木の幹を横切ると普段の姿になり、第49話から第115話までは普段着から宙を舞うと忍び装束、第116話以降はその逆に変わっているという演出がされた。これは一部キャストの入れ替えを機に全てのキャストの映像が一新されてもほぼ踏襲されている。またテーマ曲は第14話以降アレンジが変わっており、イントロ部分の変更と以前より弦楽器パートの強調が大きな変化である。初期のテーマ曲は提供テロップおよび本編では立ち回りシーンに多用された。エンディング映像は江戸町民の生活風景が中心で、第25話以降は金さんが町民と触れ合う様子も追加されている。また、第46話以降の次回予告は宮尾すすむ[7]がリポーターとしてその回のメインゲストに役柄や内容を伺うといういわば製作トピックスのような内容だった[8]。

パート2 『ニュースステーション』放送開始に伴う局の大幅な番組改編により、放送時間変更を余儀なくされた本作は、これを期に登場人物の一部入れ替えや、設定の一部変更を行った。まず、金さんたちのたまり場が、前シリーズの浪花屋及び長崎屋に代わり、お弓が新たに開業した船宿「ゆみ」になり、やはり前シリーズで駕籠かきだった虎さんと熊さんが、お弓の船宿の船頭と板前に転職した。レギュラー陣では、前シリーズからは金四郎・お弓・虎さん・熊さん・彦十郎等が残留し、新たにお蘭・青目久蔵・捨八・おちよが加入する一方、お千・お竜・猫目伝蔵・捨六・利助・おかつについては劇中において何かしらの説明がされる事なく姿を消している[9]。その後、第11話より中尾ミエ演じる常磐津の師匠・おはんが加入するが、わずか数話のみの出演に留まった。第18話を以ておはん、第21話を以て青目・捨八が降板し、第22話より平目銀次郎・おつるが加入するなど、短期間でレギュラー陣の入れ替えが最も頻繁に起こったシリーズとなった。そして第22話から最終回に掛けて、オープニング前に本編のダイジェストを盛り込んだアバンタイトルが導入された。これはすでに『ご存知遠山の金さん』で取り入れられた手法であり、実際に取り入れられたのは同作の終了以来約11年半ぶりであった。

放送日時

遠山の金さん(全156話) 1982年4月8日 - 1985年9月19日 毎週木曜日20:00 - 20:54

遠山の金さんII(全42話) 1985年10月15日 - 1986年9月16日 毎週火曜日21:00 - 21:54

キャスト

パート1

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遠山金四郎:高橋英樹

普段の顔は北町奉行・遠山左衛門尉。江戸の町では遊び人の「金さん」(もしくは金次、または金次郎)と名乗り、仲間たちに親しまれている。北町奉行所のある呉服橋から近い、主に両国から神田界隈を巡っている模様(第81話)。立ち回りでは、「てめぇらのような悪党どもがのさばっていたんじゃあこの世は地獄だ。花も桜もあったもんじゃねぇや!」と啖呵を切ると共に片肌[15]を脱いで桜吹雪を見せ、続いて「さあ、この金さんの桜吹雪[16]。散らせるものなら散らして見な!」と啖呵を切る[17]。戦闘時は手ぬぐいを武器とし、飛び道具として煙管[18]を使うこともある。お白洲では、悪党たちが金四郎に対して「確たる証拠を出せ」「金さんをここへ呼べ」等と悪態をつき始め、場が騒然としたところを一喝し、証拠の切り札として桜吹雪を披露する。その際、悪人たちは「そんな馬鹿な」と驚嘆し恐れ入るというのが毎回のパターンである。ただし、将軍暗殺を企む尾張柳生一味と対峙した際は、お白洲には引き出さず、自ら浪人に扮装し表沙汰にならぬよう一味全員を斬り捨てた(第38話)。背中の彫り物は、桜の彫り物を十八番にする彫師・辰造(彫辰)が彫ったものである(第77話)。なお、遠山家の家禄は五百石であることが言及されている(第25話)。共に学問所や剣術道場に通った旧友・伊三郎と江戸で再会を果たすが、伊三郎は勘定方で上役に罪を着せられお役御免となっていた。勘定方時代に伊三郎に罪を着せた広川が黒幕である阿片密売組織に雇われ、人斬りさえも行うようになってしまった伊三郎を説得。改心した伊三郎は罪を償うため阿片密売組織に斬り込み、金四郎を庇って凶弾に倒れた。伊三郎の娘は盲目であったが、金四郎が御典医に手術を依頼し無事成功した(第108話)。

お千 : 樹木希林(第1話 - 第27話、第30話、第34話、第37話、第41話、第44話、第137話、第142話、第144話、第145話、第151話、第152話)

大瀧一家の女親分。気の良い性格で、子分は2人しかいない。金さんを子分にしようと追いかけまわす。第44話を最後に姿を消すも、第137話で久々に登場。第48話以降途切れていたオープニングのキャスト紹介も行われた。以降は、浪花屋の利助・おかつ夫婦が出演していない回で出演することとなる。公儀巡見使殺害事件の裏に仕組まれた冤罪により、無念の死を遂げた忍の未亡人とその娘を大瀧一家で匿い面倒を看た(第137話)。百両の賞金首を狙う女賞金稼ぎ・緋ぼたんお京が大瀧一家に草鞋を脱いだ際には、任侠道とは「人の優しさ」であると説いた。その際、紅蝙蝠一味の首領・十蔵(=お京が狙う百両首)に大瀧一家の土地家屋と縄張りを狙われ、譲り状に爪印まで押印してしまうが、金さんとお京が十蔵一味から譲り状を取り戻した(第142話)。

お志津:あべ静江(第26、28、29、31 - 33、35、36、38 - 40、42、43、45 - 115話)

浅草の矢場「志津矢」の女将。父親の代から続く矢場を預かっている。金さんに好意を抱いており、時々二人で出かけたりもするが結局途中で逃げられてしまう。また、いつも金さんと一緒にいるお竜に対して激しい対抗意識を燃やすことがあった。第25話から第48話において、お千とお志津は両方ともオープニングで紹介されるが、基本的には一方しか登場しない。例外的なのは第26話で、この回はお千もお志津も出演はしているものの、同じフレームに入ったのはお志津が浪花屋に入った一瞬だけである。酒に酔うと笑い上戸もしくは泣き上戸となり金さんたちを困らせる。第115話を最後に何の説明もなく姿を消す。 長崎矢お弓:由紀さおり(第116話 - )

浅草の矢場「長崎矢」の女将。長崎で生まれ育ったが、どういう経緯か江戸・浅草で矢場を開いている。「和弓」ではなく、長崎仕込みの「洋弓(ボウガン)」を使っているのがこの店の特徴である。金さんに好意を抱いており、積極的にアプローチをしている。色気のある年増女だが、「この年になるまで色んな修羅場を潜ってきた」「おかげで人の裏が見える」と口にしており、平坦な人生を歩んできていないことを匂わせる(第137話)。瞽女のおもんが浅草の盛り場でチンピラに絡まれた際には仲裁に入り、度胸と気風の良さを見せつけた(第143話)。なお、「長崎矢」で働く女中を世利ゆかりと高根さつきが演じている(オープニングにも僅かな時間だが登場している。キャストクレジットはエンディングのみ)。

猫目伝蔵:秋野太作(第121話、第154話を除く)

南町奉行所定町廻同心。事件現場に毎回現れては鋭い指摘と的確な推理をする金さんを「事件屋」としていぶかしく思っており、いつか化けの皮を剥いでやろうと思っている。しかし、贋金の鋳型を巡る事件に巻き込まれ、自分一人では手に負えなくなった際には、「おめぇしかいねえ!」と金さんに助けを求めた(第30話)。小悪党からは賂を受け取って悪事を見逃したり、朝は寝坊して遅刻したりなど決して真面目とは言えない勤務態度だが、襲われそうになった女性を身を挺して助ける等、同心としての最低限の職務はわきまえている模様(第30話)。6年前に江戸を騒がせた桜小僧一味を、捨六と一緒にあと一歩というところまで追いつめるも、捕えようとした2人が目の前で自害してしまうという不幸に見舞われたことがあった(第77話)。北町奉行・遠山左衛門尉に対しては「あいつは頭がアホだから」とまで言い放つ始末である(第137話)。

捨六:小島三児(第121話、第154話を除く)

猫目配下の岡っ引き。身のこなしも頭の回転も遅く、いつも猫目の後ろについて回るだけだが、稀に、猫目が見落としている重要な証拠を見つけたり(第4話)、猫目が心中と判断した被害者を「殺しじゃないかと思う」と直感を働かせたり(第73話)など、抜け目がないところも見せる。また、猫目に対しては、主従関係を意識しないタメ口で話すこともある。

お竜:美雪花代(第27話まで。第26話を除く)→伊藤美由紀(第28話から。第150話、156話を除く)

金四郎の密偵で、普段は鍼医者。鍼を打って人を眠らせられるほどツボに精通し、投げ鍼を飛び道具として使う[20]。悪人の屋敷にしばしば潜入し、秘密を盗み聞きしたり、被害者を救出したりする。彦十郎の台詞(第72話)によると、こうした武術は「伊賀のくノ一」だったことによる。同じく常人離れした身のこなしを持つ元盗人で、江戸払いになった太郎吉/次郎吉という父親(後述)がいる。お竜本人もかつて盗人で、それを強く悔いている描写(第58話)もあり、赦免や父の減刑と引き換えに更生し、金四郎の配下となったことが暗示されている[21]。また、腹違いの姉・おまつがいることが判明しているものの、既に死別している(第122話)。忍び装束は、美雪が演じていた第27話までは赤紫の忍者風装束(頭巾・鎖帷子・袴)で、伊藤へ交代した第28話からは青の盗人風装束(盗人被り・裾絡げ・股引)となっている。美雪版のお竜は金四郎に想いを寄せており、金四郎が女郎屋で事件に関係する女郎と二人きりになって情報を収集していた際には、部屋を間違えたフリをして割って入り、部屋を出た後に「浮気したら承知しないんだから!」と呟く等激しい嫉妬心を見せている(第4話)。なお、美雪は第27話までの出演であるが、第25話以降に加入したお志津・利助・おかつとは同じフレームには入っていない。

虎さん:古代一平 熊さん:北野清治

駕籠かきの相棒同士で、「川常」「浪花屋」の常連客。第25話から第48話はエンディングでクレジットされているが、この間のオープニング映像で捨六を駕籠に乗せているところを見ることができる。

お光:萩原佐代子(第24話まで)

常平の娘。金さんに想いを寄せているのか、金さんが店に来ると決まって現れるお竜に向かって悪態をつくこともあった(第4話)。嫁入り修行の一つとして琴を習っている(第19話)。第24話で常平とともに木曽谷へ帰っていった。

早田(さった)彦十郎:宮尾すすむ

北町奉行所筆頭与力。金さんが奉行所を留守にしている間、奉行職の代理を押し付けられている。捜査情報を伝えるため金さんのもとへ行くたびに、邪険にされたり金子を無心されたりするなど損な役回りである。町奉行所管轄外の事件を捜査する際などは、金さんに苦言を呈するものの聞き入れられず、最後にはお竜による鍼治療の際に眠らされてしまうというのが一連のやりとりである。金さんからは、初期の頃は苗字で呼び捨てにされていたが、シリーズ中盤以降は「彦さん」とも呼ばれるようになる。それに対し、中盤から終盤にかけては、町人姿の金四郎の事を「金公」と呼ぶようになる。お竜と共に捜査に加わる際には、虚無僧、商家の主、薬売り、易者、渡世人などに変装をすることもあり、本人も変装による捜査については満更でもないようである。剣の腕はからっきしで、悪党たちに囲まれた際にはお竜さえも身の安全を心配してしまうほどであるが、情報収集能力は非常に高く、諸藩や管轄外である役所の内情から、果ては巷の噂話まで詳しく調べ上げ、内容を覚書(メモ帳)に記録して金さんに報告している。しかし、猫目からは「与力と言っても捜査に関しては素人」と言われており、お弓からも与力としての仕事ぶりを軽んじられている模様(第135話)。3年前、金四郎が北町奉行に着任する以前は北町奉行所吟味方与力であり、金四郎の引き立てにより筆頭与力となった(第33話)。癖の強い悪筆であり、その事を悪事に利用されたことがある(第87話)。隠し売女斡旋組織と手を組んだ一味が仕掛けた殺人事件の捜査状況を探るために接近してきた若い女・お蝶に情を移してしまい、それを妻・志乃の前で漏らしてしまったことにより、顔中に傷を負わされ、更には浪花屋で家族全員分の食事を馳走をする破目になったことがある[22]。お蝶は彦十郎の真摯な態度と優しさに胸を打たれて改心し、彦十郎に手柄を立てさせるべく、事件解決のための協力者となった(第99話)。痛風の持病を持っている(第135話)。

早田志乃:中島ゆたか(第87話、第99話、第101話、第131話、第153話)

早田彦十郎の妻。彦十郎との間に「金太郎[23]」「金次郎」「金三郎」「金五郎」[24]の4人の息子を儲けている。彦十郎が結婚詐欺事件に巻き込まれた際、ショックを受け息子共々帰郷してしまったが、事件解決後は金四郎からの手紙により事の真相を知り、彦十郎の下へ帰ってきた(第87話)。隠し売女斡旋組織の一員だったお蝶が彦十郎に渡した守り袋を見つけてしまい、更には彦十郎が浮気を仄めかす独り言をつぶやいてしまったために嫉妬で怒り、顔中に引っ掻き傷を負わせた上、浪花屋で家族全員分の食事と自身の酒を馳走させた(第99話)。

常平:金田龍之介(第24話まで)

居酒屋「川常」の主人。日中から遊んでいる(と思っている)金さんを叱るなど、常連客の父親的存在。石川島の人足寄せ場で作られている元結に詳しいなど、ある程度の修羅場を潜り抜けてきたとも思われる。第24話で両親から届いた手紙を読み、両親が生きているうちに孝行をしてやりたいと店を畳んで故郷の木曽谷へ旅立つ。去り際に金さんを北町奉行と見抜いていた事を本人に打ち明けた。

利助:鳳啓助(第25話から。第65話 - 第73話、第134話、第137話、第142話、第144話、第145話、第151話、第152話を除く)

居酒屋「浪花屋」の主人。「志津矢」の常連。若い女が好きで、見境いなく女の話でのぼせ上がるが、そのたびにおかつにいつも怒鳴られている。第29話では三行半を突き付けられている。自分が怠け者であることを自覚してはいるが、他人とは違うところに目が向くことがあり、往来の人々が誰一人気付かなかった暗殺者の影を利助が目撃したことが事件解決の糸口となったこともある(第29話)。第65話から第73話までは不在であり、その間はおかつの姪であるおやす(春やすこ)が「看板娘」として代役を務めた。若い頃は、大坂・堀江の色街で、おかつと一緒に住んでいた事があった(第111話)。桐ヶ谷検校を見かけた際、彼が大坂富田で代筆業をしていた事を思い出し、他人の筆跡を使い分ける術を持つ事を金さんに伝えたことで、借金証文偽造事件の解決のきっかけを作った(第156話)。パート1終了間際では、お千と交互の出演となり、オープニングでは出演するほうがキャスト紹介されていた。

おかつ:京唄子(第25話から。第134話、第137話、第142話、第144話、第145話、第151話、第152話を除く)

居酒屋「浪花屋」の女将。気が強く利助を尻に敷いている。若い女の話になると興奮する利助に対して怒鳴り散らす様子は、虎さん熊さん曰く「上方漫才みたいだな」(第25話)。金さんに縁談を勧めるなど世話好きな性格。吉原仲の町の女郎屋・一文字屋の女将お吉は、大坂にいた頃からの付き合いであり、悪事を暴くため、あえて女郎になることを志願した女を世話したことがあった(第35話)。パート1終了間際では、お千と交互の出演となり、オープニングでは出演するほうがキャスト紹介されていた。

太郎吉/次郎吉:坂上二郎(第49話、第62話、第94話、第122話)

金四郎の密偵である鍼師・お竜の父親。普段は飄々としたシャボン玉売りや太鼓持ち、飴売りをしているが、その正体は「ましら小僧」と呼ばれた盗賊だった。北町奉行所により捕縛され、金四郎から3年間の江戸所払の刑罰を受けるも、刑期が晴れる3年まであと3日というところで、密偵として日々命を賭しているお竜会いたさに江戸へ足を踏み入れてしまった。事件の最中にお竜と涙の再会を果たし、事件解決後は江戸を離れた(第49話)。上州を起点とする盗賊一味が江戸を荒らす中、役者一座に扮する盗賊一味に加担する女・小蝶と出会い相思相愛となるものの、金さんらによって盗賊一味が捕えられた際、小蝶は1年間の遠島の裁きを受ける。次郎吉自身も盗賊一味の悪行を暴くためお白洲にて証言し、再び1年間の江戸所払の刑罰を受けた(第62話)。江戸に立ち戻り太鼓持ちをして暮らしていたところ、遠山金四郎失脚に絡む悪事に協力、未然に防いだ(第94話)。昔、「おはま」という女と惚れ合い、娘(お竜の腹違いの姉)ができた事から、おはまと所帯を持つため盗みを繰り返していた次郎吉だったが、やがて捕まり島送りの刑となった。2年後にご赦免となり江戸へ戻るも、おはまと娘は既に江戸を離れていた。おはまとの間にできた娘を探す手がかりを掴むため江戸へ出てきた次郎吉は、江戸で蔓延る美人局に絡む恐喝殺人事件に自分の娘が関わっているらしきことを突き止める。左手の甲に痣があることが娘の証であり、美人局の一味である娘・お糸にもその痣があった。次郎吉はお糸が実の我が子ではないかと思いを巡らせるものの、次郎吉の娘・おまつは光明寺に預けられた後、8年前に他界していることが分かった。お糸の育ての親であり、美人局の黒幕である佐兵衛は金四郎により裁きを受け死罪、お糸には5年間の江戸払いの裁きが下る。金四郎は、次郎吉にお糸の面倒を看てやるようにと伝え、その裁きにお竜は涙を流すのだった(第122話)。

おやす:春やすこ(第65話、第69話 - 第73話、第75話、第76話、第78話)

居酒屋「浪花屋」の看板娘。おかつの姪で、利助不在の「浪花屋」を手伝う。

おりん:木の実ナナ(第39話、第104話)

女賞金稼ぎ。百両首の安五郎を追って江戸へやってきた。背中に鬼薊の彫物を入れている事から「鬼薊のおりん」の二つ名を持つ。昔、ヤクザの情婦となり鬼薊の彫物を入れられたおりんは、そのヤクザの命を狙い寝間に来た渡世人を咄嗟の反撃で斬り倒したが、この渡世人が賞金首であった事をきっかけに、賞金稼ぎの稼業に足を踏み入れた。この生い立ちに涙した金さんの助力もあり、安五郎は捕らえられ金四郎により裁きを受けた。おりんは今回の一件で女賞金稼ぎから足を洗い、傍らでおりんを慕い続けた三次と共に江戸を去って行った(第39話)。一年後、おりんは再び「緋ぼたんおりん」と名乗る女賞金稼ぎとなっていた。三次と所帯を持ち幸せに暮らしていたが、半年前に三次がヤクザに殺されてしまい、それからは再び女賞金稼ぎの道に舞い戻ってしまった。ある日、賞金首の猪之吉を斬ったおりんだったが、猪之吉には娘・おせいがいた。猪之吉の死の間際、「おせいを江戸にいる祖父・筒見屋茂造に会わせてやってほしい」と頼まれたおりんは、再び江戸へ入り金さんと再会。茂造におせいを預けることになった。ところが、茂造は大店乗っ取りを画策しており、孫娘であるおせいさえも悪事に利用しようとする極悪人であった。金さんとおりんはその悪事を阻止。茂造は金四郎によって裁かれた。父の仇としておりんを憎んでいたおせいの気持ちは、今回の一件で氷解し、二人が相州で仲睦まじく暮らせるよう、金四郎はおりんに江戸払いの裁きを下した。おりんは賞金稼ぎから足を洗い、おせいを育てる母の道を歩むのだった(第104話)。

おもん:松山容子(第74話、第120話、第143話、パート2第14話、パート2第34話)

越後生まれの瞽女(ごぜ)。盲目ではあるが、仕込み杖による居合の腕前は相当なもので、その鋭さは金さんすらも怯ませる。妹・おかよを探すため瞽女仲間4人と共に江戸を目指すが、道中の秩父路で山師殺害事件に巻き込まれ、江戸にいた悪人たちにより瞽女仲間3人は殺害されてしまう。妹・おかよは「おつや」と名前を変えて悪事に加担していたが、江戸でおもんに再会したことがきっかけで改心するも、悪人たちに殺害されてしまう。おもんも悪人たちから命を狙われるが、金さんによって助けられた(第74話)。出羽・酒田湊にある駒形屋で髪結いをしていたおせいから死の間際に一振りの刀・正宗を託されたおもんは、途中刺客から命を狙われながらも、おせいから聞いた「おばこ屋」を目指し江戸へやってきた。この正宗は、名刀の贋作を作り、それを本物と偽って権力者に賄賂として送ることで富と名声を築き上げてきた駒形屋徳右衛門が、酒田湊での商いを一手に握る目的で、本物と偽り庄内藩に送ったものだった。江戸の盛り場・おばこ屋の女将・芳江の夫は、元は庄内藩の依頼で刀剣鑑定を行う堂本路山であったが、徳右衛門が送った正宗を贋作と見抜いたために、徳右衛門の手下に正宗を盗まれ、挙句に藩から預かった刀を着服した濡れ衣を着せられ切腹。芳江はその恨みを晴らすため、妹のおせいを髪結いとして駒形屋に潜り込ませ、命と引換えにようやくその証拠を掴んだ。しかし、芳江は徳右衛門の手下に殺されてしまい、おもんが届けた証拠の正宗は奪われてしまう。おもんは正宗を取り返すため、単身徳右衛門の下に乗り込む。金さんも助成し、徳右衛門らはお白洲にて裁かれた。金四郎からは「瞽女の旅は辛いだろう。気のおけない長屋を用意するから江戸に留まっては」と持ちかけられるが、「人の情けを頼りに生きていくのが瞽女のさだめ」と、再び江戸から旅立って行った(第120話)。奥州・鳴子温泉近くを旅している際、村の御本尊に火を付けた罪により川流しとなって村を追放された盲目の少女と出会う。少女は火付けを行っておらず、真の下手人は、全国の神社仏閣の宝物を盗み国外へ売りさばく宝物窃盗団であった。少女の濡れ衣を晴らすため、江戸で金さんやお弓の助力を得ながら窃盗団を探すおもんであったが、唯一の手がかりである窃盗団一味の女の声を、少女が聞き分けられずに苦戦。やがて捜査線上に浮かびあがった日本橋唐物問屋・大国屋玄兵衛に揺さぶりをかけたおもんは、窃盗団である玄兵衛一味に命を狙われ、少女を守る中仕込み杖を折られてしまうものの、金さんとお竜が駆けつけ玄兵衛一味を撃退。玄兵衛は金四郎によって火あぶりの刑[28]に処せられた。そして、折られた仕込み杖の替わりに、金四郎より新たな仕込み杖が送られた(第143話)。

小つる:中野良子(第77話、第98話、第129話、第151話)

表の顔は「深川芸者・小つる」だが、裏の顔は、6年前の江戸の大火の際、金持ちから金品を盗み貧しい被災者に分け与えていた義賊「桜小僧・鶴吉」である。桜小僧一味は6人組だったが、当時猫目伝蔵と捨六に追いつめられた際、仲間2人が自害し、それ以来盗みは行っていなかった。ところが、当時の仲間2人が桜小僧の名前を騙って凶悪な急ぎ働きを行うようになったため、仲間だった清次と共に捜査を開始。金さんの協力もあり、悪事に手を染めた昔の仲間と彼らを操る悪人を突き止めることができた。当時の仲間たちには女であることを知られていなかったが、清次だけは気付いており、密かに小つるに想いを寄せていた。白洲では清次と共に3年間の流罪という裁決が下った。背中の桜の彫り物は、金さんの桜の彫り物を彫った彫辰が手がけたものである(第77話)。流罪となった小つると清次は島で所帯を持ち、老盗賊・霞の伊兵衛の面倒を看ていたが、霞の伊兵衛が隠した8,000両を巡る事件に巻き込まれてしまう。3年間の刑期のところ、半年でご赦免となった2人だったが、ご赦免船の中で何者かに襲われ海に放り出されたものの、辛うじて生き残り江戸へ戻った。伊兵衛の孫娘と、自分たちを罠に嵌めた黒幕を探す2人だったが、清次が悪人たちの兇刃に倒れ死亡。金さんと共に悪人たちのアジトへ乗り込みこれを捕え、清次の仇を討った。伊兵衛の孫娘を廓から足抜けさせ、また黒幕である弥平の屋敷に忍び込んだ罪により、一年間の江戸払いの沙汰を受け伊兵衛の孫娘と共に江戸を去った。立ち回りと白洲では、金さんに続いて桜吹雪を見せている(第98話)。江戸払いはご赦免となり、掛川宿で門付をしていた際、旅籠・柏屋の女将・おまきに拾われ働いていた小つるは、日本橋の人形問屋・福屋の二番番頭・駒吉と惚れ合い将来を誓い合う仲となっていたが、福屋は上方への人形の買い付けを隠れ蓑としたアヘンの抜け荷を行っており、駒吉はその運び屋に仕立てられていた。駒吉の偽装殺害事件をきっかけに金さんたちが捜査を開始。事件の全容が暴かれるものの、駒吉は福屋と、駒吉の実妹でありながら福屋に懐柔されたお妙により殺害される。小つるは金さんと共に敵地に乗り込み一味を捕え、お白洲では金四郎と共に桜吹雪を披露した。事件解決後は再び掛川宿に戻った(第129話)。ある日、金さんを頼って掛川宿から江戸へ出てきた小つるは、一緒に掛川宿から出てきた旅籠の女将・おまき毒殺事件に巻き込まれる。真犯人を追う途中、猫目に桜小僧であると見破られるが、金さんの仲介で大瀧一家に匿われる。掛川宿の外れで盗賊2人が殺された際、おまきは旅籠を畳んで小つると共に江戸へ出てきた。おまきの元の亭主は「仁王の鎌太郎」と呼ばれた凶賊で、鎌太郎が昔の自分の素性を知る者を次々に殺害しているのだという。自分もやがて殺されると察したおまきは、息子の新吉と一緒に逃げるため、新吉がいる江戸へ来たのだが、新吉の奉公先である呉服商・稲葉屋の主こそが「仁王の鎌太郎」本人だった。桜小僧の偽物を仕立て上げ、小つるを窮地に追い込む稲葉屋だったが、金さんの助成により捕縛される。稲葉屋は裁かれ、小つるはおまきの故郷である信州に墓を建てるため、江戸を去って行った(第151話)。

お銀:三原順子(第113話、第140話、パート2第37話)

凄腕の女用心棒。母亡き後、各親分衆のところで女用心棒として腕を磨いてきた。常に黒猫を傍に置いている事から「黒猫のお銀」の二つ名を持つ。江戸にある聖天の九郎兵衛一家の用心棒となっている時、ある殺人事件がきっかけで金さんと出会う。お銀が江戸に来た目的は、母親・梅香と祝言を挙げる約束を交わしたにも関わらず、梅香を捨て苦境に追い込んだ桝屋元右衛門を探しだし、梅香の恨みを晴らすためだった。しかし、それは桝屋の縄張りを狙う九郎兵衛と、それに連なる火付盗賊改方・荒谷が裏で仕組んだことであり、またお銀は元右衛門と梅香の間にできた子どもであったことも判明する。図らずも親子の再会を果たすお銀と元右衛門だったが、お銀の異母兄弟である彦太郎は荒谷たちの拷問によって死亡。九郎兵衛と荒谷は金四郎によって裁かれ、お銀は一年間、実父である桝屋元右衛門の下に預け置かれる事となった(第113話)。実父・元右衛門の没後は桝屋を出て再び用心棒の道に戻った。下仁田宿の九蔵一家で用心棒をしていたお銀は、ある女が九蔵に依頼してきた、江戸の医師・大槻玄以殺しを命じられるがこれを拒否。代わりに九蔵の手下が大槻玄以の命を狙うが、大槻の下に潜り込んでいたお銀が撃退する。実は、お銀が子どもの頃、旅先で病に伏せっていた際に若かりし日の大槻が無償で外科手術を施してくれたおかげで、お銀の命が助かったのだった。命の恩人である大槻に、いつしか淡い恋心を抱いたお銀だが、医師と用心棒とでは身分が違うとその想いを胸に秘めていた。大槻殺しの依頼人である北町同心・権田と、その黒幕で大槻と御典医を争う村井竹庵の悪事を暴くお銀と金さん。事件解決後、お銀は再び女用心棒の道へと戻っていった(第140話)。

パート2

遠山金四郎:高橋英樹

江戸北町奉行・遠山左衛門尉。街中では町人姿で、自らを「遊び人の金さん(もしくは金次・金公)」を名乗る。

お弓:由紀さおり

前シリーズでは浅草で矢場「長崎矢」を営んでいたが、悩んだ末に心機一転、舟宿「ゆみ」を開業し商売替えをした。「長崎矢」自体は繁盛しており続けても良かったが、吉原、浅草寺、両国と盛り場に近い場所で舟宿を開業することにより、集客と利益が見込めることから開業に踏み切った。なお、一番客は金さんであった。駕籠屋から転職してきた虎さん、熊さんを、それぞれ船頭と板前として雇い入れた(第1話)。

お蘭:かたせ梨乃

金四郎の密偵。前任者のお竜同様、鍼灸師を表の生業としており、第7話では彦十郎にお灸を据える等と言った普段の姿を見る事が出来る。また、「七変化のお蘭」を自称しており変装が得意である。中でも男装が多く、第14話では股旅姿の渡世人と奉行所の役人、第18話では北町奉行所の同心[34]、第24話では大藩の若殿に扮装した。潜入時の立ち回りでは、悪人たちに発見されても当て身等で蹴散らしてしまうほどの腕前であり、場合によっては金さんと共に悪人たちのアジトへと乗り込む事もある。元は捨て子で、第31話では盗賊一味に拾われて盗みをさせられていたところを捕まって密偵となった過去と、当時の仲間の男を想い続けていたことが語られる。

青目久蔵:西川のりお(第1話 - 第21話)

南町奉行所の定町廻り同心。配置替えになった猫目伝蔵の後任。既婚者。上方(大坂)出身。登場初期は江戸弁と上方弁を感情に応じて使い分けていたが、すぐに上方弁のみの口調となる。妻がいる身にも関わらず、お弓に言い寄ることがあった。猫目伝蔵と同じく、金さんを胡散臭い遊び人としていぶかしく思っている。証拠品として押収した友禅を、南町奉行所に証拠品物件として届け出ず、密かに妻に渡そうとしたことがあり、同心としての倫理観は少々欠ける模様(第2話)。第21話の出演を最後に何の説明も無く姿を消す。

捨八:佐藤晟也(第1話 - 第21話)

青目配下の岡っ引き。実況検分でおむすびを食べる(第1話)等、初期のエピソードではその食いしん坊ぶりを垣間見せた。青目同様、第21話の出演を最後に何の説明も無く姿を消す。

平目銀次郎:仲本工事(ザ・ドリフターズ)(第22話 - )

南町奉行所の定町廻り同心。突然姿を消した青目に替わって登場した。眼鏡を掛けているのが特徴。猫目や青目と違い、子飼いの岡っ引きは付いていない。早口のべらんめぇ調である。38歳になるが、いまだ手柄らしい手柄は立てておらず、南町奉行所内では「昼行灯」と呼ばれている。南町奉行所の体制(奉行、与力、同僚)に不満を持っており、環境が変われば力を発揮できると北町奉行所への配置換えを望んでいる。これまでの南町の同心とは違い、金さんの事件に対する洞察力を高く評価しており、事件現場に金さんが現れると、率先して事件解決のヒントを聞きに行く。また、金さんを早田彦十郎の手先と思い込み、早田へのコネと北町奉行所への配置換えを取り計らってもらえないかと懇願するも、なかなか相手にしてもらえない。金さんが北町奉行の遠山左衛門尉と同一人物である事はもちろん知らない。

虎さん:古代一平 熊さん:北野清治

前シリーズでは共に駕籠かきをしていたが、駕籠屋稼業も不景気で儲けが少なくなり、二人揃ってお弓の船宿に転職した。熊さんは板前に転職。「駕籠かきになる前は板前をしていた」との事で、その料理の腕前は金さんも驚くほど。一方、虎さんは船頭に就くも、こちらは見様見真似である。

おちよ:三田篤子

おつる:加藤由美(第22話 - )

お弓の船宿の看板娘。当初はおちよのみ登場し、オープニングには登場せず、エンディングでの役名表記なしのテロップのみと言う扱いであった。おつる加入後は2人揃ってオープニングに登場し、役名表記もされる様になった。なお、おつる役の加藤はミス映画村時代も含めて何度かゲスト出演している。

早田志乃:中島ゆたか(第19話、第30話、第32話 - 第34話、第39話)

早田彦十郎の妻。金太郎を筆頭に4人の子供がいる。第30話より準レギュラー扱いとなり、オープニングで紹介されるようになった。 早田彦十郎:宮尾すすむ

北町奉行所の筆頭与力。お蘭と共に金四郎の影となり活動している。 おはん:中尾ミエ(第11話 - 第18話)

駒形に住む常磐津の師匠で、舟宿「ゆみ」の常連。女形の役者・嵐清十郎からの依頼で、屋形船で清十郎に三味線を弾いて聴かせた事もある(第16話)。師匠として独り立ちする前は、新富町で花火問屋・菊屋の娘で女花火師のおなつと一緒に常磐津を習っていた(第17話)。第18話の出演を最後に何の説明も無く姿を消す。 お紺:園みどり(第6話、第22話)

オープニングのタイトルバックは中島ゆたかや中尾ミエの出演回と未出演回では少し異なっており、後者ではかたせ梨乃の宙返りシーンが挿入されていた。

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Last-modified: 2023-11-22 (水) 13:05:14