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TV/坂道の家

松本清張作家活動40年記念 黒い画集 坂道の家

松本清張作家活動40年記念 黒い画集 坂道の家

1959年、妻の峰代(白川和子)と小間物屋を営む吉太郎(いかりや長介)は、金を貯めるだけが生きがいの堅物。ところが、客として店に来たホステスのりえ子(黒木瞳)との出会いが、吉太郎の人生を変えていく。「妻・峰代(白川和子)と2人で小さな小間物店を営む吉太郎(いかりや長介)は、生活を切りつめながら貯蓄することが生きがいの真面目な中年男。ところが、店に現れた客・りえ子(黒木瞳)が彼の人生を狂わせた。りえ子にのぼせあがった吉太郎は、2人だけの家を持ち…。【以上、「週刊テレビ番組」(東京ポスト刊)より引用。引用・秋の夕映え】」本作を企画した逸見稔はかつて1960年に一度、この「坂道の家」を映像化しており、大変気に入った作品だったが、短い30分枠での制作だったため、物足りなさも感じていて再度の映像化をめざしたと自著で語っている。「三〇分という時間的制約はいかんともしがたく、ドラマそのものは好評だったのに、私の中にはひとつもの足りない思いが残った。いつか再度この作品をリメイクしたいと思い続けていた。1990年、『松本清張作家生活四〇周年特別企画』を民放四社で競作することになったのを機に、三〇年ぶりでその夢は実現した。リメイクに当たり、松本清張さんのお宅に伺い、ドラマの構想をご説明したおり、久しぶりにお会いして『松本清張シリーズ・黒い断層』等の思い出ばなしに花を咲かせた。これが、最後の出会いとなってしまったとは。1991年1月26日に2時間枠で放送されたが、20%を超えるヒットとなって思わず会心の笑みをもらした。キャスティングにもこだわり、若い女性と関係ができて、ずるずると泥沼に嵌り込み、破滅する律儀で吝嗇な小間物屋にいかりや長介さん、妖しい魅力で男性を悩殺し、ついにはボーイフレンドと共謀して殺人まで犯してしまう女に黒木瞳さん。ふたりともその持ち味をフルに発揮してくれ、ギャラクシー賞もいただいた。清張さんも喜んでおられたということを後に聞いた。『ナショナル劇場』以来、古い付き合いの久世光彦ディレクターと久しぶりに仕事ができたのも楽しかった。【この項、逸見稔著「黄門様はテレビ好き」(1993年、近代映画社刊)より引用】」車輌・麻生リース。

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Last-modified: 2020-12-29 (火) 23:39:00