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清水次郎長

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清水次郎長

東海道は清水湊の米屋「山本屋」の息子・長五郎(竹脇無我)は、母子二人暮らしで真面目に家業に励んでいた。しかし許嫁のお蝶(梓英子)が街の人々を苦しめる鬼瓦一家に絡まれた際、詫びることしかできなかった長五郎は、苦悩の末、剣術道場を営む槍の達人・伊藤政五郎(大木実)に弟子入りする。鬼瓦一家と代官が繋がっていることを知った長五郎は、政五郎、鬼瓦一家の悪辣ぶりに愛想を尽かした渡世人・桶屋の鬼吉(田辺靖雄)と森の石松(あおい輝彦)と共に鬼瓦一家に殴り込む。人を斬った長五郎は、政五郎の勧めで大親分の大前田英五郎(天知茂)を頼る。長五郎の人柄に感心した大前田の肝いりで一家を起こした長五郎は、清水次郎長となり、お蝶と祝言を挙げる。そして子分たちと共に、侠客・黒駒勝蔵(露口茂)らとしのぎを削りながら、清水湊のために尽くしていく……。【この項、時代劇専門チャンネル広報資料より引用】東海道一の大親分に竹脇無我、女房のお蝶にオデコがかわいい梓英子という若いカップルを起用した異色の任侠もの。「週刊文春」誌が企画した記事「私が泣いたテレビドラマ」で落語家・林家正蔵氏が本作を挙げ、以下のように語っている。「我が家では、テレビはお茶の間でみんなで見るもの、と決まってまして、祖母がいると、これだったんです。私は小学生ですからね、時代劇なんてつまんないなぁと思ってね。でも違うことをしようとしても、一緒に見なさい、と言われる。しょうがなく見ているうちに、だんだん自分の家と次郎長一家がかぶって見えて、はまったんですよ。森の石松が殺されるところ。大泣きしました。テレビドラマを見て泣いたのは、これが最初です。俺もこんなふうに格好良く死にたいな、と思って……。男が泣いた顔を見せちゃいけない、という育てられ方をしたのでまずいかと思ったんですけど、横を見たら祖母も姉も泣いていた。本当に気持ちよく泣けて、だからこれ、名作なんですね。【この項、「週刊文春」2006/01/05-12特大号より引用】」【サブタイトル】第一回(サブタイトルなし)、第二十三回「授かった赤ん坊」、第二十七回「花嫁ひとり祝言」、第三十一回「若い殺し屋」、第三十七回「丁半めくら勝負」、第四十三回「旅立ち夫婦笠」、第四十四回「あねさん頑張れ!」、第四十五回「わたる世間で鬼退治」、第四十六回「久六!命もらった」、第四十八回「石松なぜ死んだ」、第四十九回「石松かたきは討ったぞ」、第五十回「ほら吹き三度笠」、第五十一回「血煙り荒神山」、最終回(第五十二回)「さよなら清水港」。【役名(演技者)】清水次郎長(竹脇無我)、大政(大木実)、黒駒勝蔵(露口茂)、鬼瓦(河津清三郎)、森の石松(あおい輝彦)、桶屋の鬼吉(田辺靖雄)、増川仙右衛門(太田博之)、お蝶(梓英子)、お竜(范文雀)、僧(佐野周二)、お直(村瀬幸子)、お民(幾野道子)、増川与左右衛門(永井智雄)、佐吉(郷鍈治)、代官(小柴幹治)、源太(小河原弘)、初富士のおやじ(山村弘三)、小政(松山省二)、大瀬半五郎(里見浩太朗)、追分三五郎(近藤正臣)、お志乃(亀井光代)、お京(岸久美子)、相撲常(舟橋元)、桑山盛助(西山辰夫)、上州屋(志摩靖彦)、幸松(疋田?盛)、定吉(北町史朗)、内村(五十嵐義弘)、桑山十郎太(宮口二朗)、本田(岡部正純)、河合(佐藤英夫)、大前田英五郎(天知茂)、法印大五郎(南利明)、伊達の五郎(渡辺篤史)、常吉(中井啓輔)、梅吉(川谷拓三)、野火の虎松(浅若芳太郎)、お弓(大塚道子)、都鳥吉兵衛(名和宏)、小松村七五郎(品川隆二)、おたみ(中原早苗)、疾風の辰(三島史郎)、伊助(大月正太郎)、布橋の兼吉(西田良)、お久(川口晶)、神戸の長吉(佐々木功)、近江屋源助(人見明)、おかん(吉川雅恵)、政五郎(萩本欽一)、阿濃徳(近藤洋介)、おきく(音無美紀子)、吉良仁吉(杉良太郎)、伊作(竹尾智晴)、おしの(八代順子)、綱徳(谷口完)、弥助(神太郎)、松田伊衛門(石山健二郎)、大岩(高松英郎)、小岩(橋本功)。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成(1))】【参考文献:冨永有里著「渡哲也全出演作品リスト」(KAWADEムック・文藝別冊「渡哲也 昭和の映画俳優“仁義”の栄光」(2020/11/30初版発行、編集人:岩本太一、河出書房新社刊)掲載)】

作品リスト

 

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Last-modified: 2022-08-04 (木) 19:55:00