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地底の殺意

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地底の殺意

台所の床下に造られた地下室に白骨化した死体が。妻は間貸ししていた男を疑う。

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小林久三「火の鈴」(角川文庫)

1975~76年に発表された、「火の・・・」でタイトルを統一した短編集。これは傑作・佳作ぞろい。 表題の「火の鈴」は、傑作の脚本を書き残して行方不明となった男を巡る殺人。長編「殺人試写室」のプロットを拝借しているが、映画に関する作者の情念と映画ならではのトリックが上手く結びついており、暗いパッションに満ちた人物ばかり登場する、異様な迫力に満ちた佳作。 「火の穽」は三年ぶりに海外駐在から帰国した夫婦。留守中マンションを若い夫婦に貸していたが、以前とどこか様子が違う・・・。これは或るオチが簡単に予想できた。 「火の壁」も映画物。新婚間もない妻が失踪、その行方を捜す美術係の男。妻は十二年前の父親の失踪を追っているらしく、届いた手紙を頼りに男も現地に向かう・・・。これも映画界ならではのトリックが渋い。 「火の坂道」は傑作。毎朝、坂道で乳母車を曳く母親を見かける、司法試験崩れのセールスマンの男。やがて女の夫がガス中毒死したことを知るが、その時も彼女は乳母車を曳いて、男はそれを目撃、アリバイがあった・・・。アリバイ工作も或るトリックも上出来、乳母車に関する或る伏線など抜群の冴え。更に、事件が主人公の男の過去に跳ね返ってくるのも上手い。乳母車を曳く女性を見かける度にこの作品を思い出しそう・・・。


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Last-modified: 2021-05-23 (日) 18:03:00